トランクルームの運営を任されて、約13年。

気づけば会社ではベテランと呼ばれる領域になってしまいましたが、この期間、トランクルームを取り巻く環境もずいぶん変わりました。

便利なポータルサイトも登場し、昨今ネットを叩けばどのエリアでもたいてい選び放題です。

 

今日はそんな中で、効率よく格安トランクルームを探すにはどうしたらいいかってコツを、プロの視点で皆さんに伝授します。

 

 

【基本】トランクルームの料金体系について

積み木の家と家並みと青空の写真です

 

まずはトランクルームの料金体系について、簡単に説明します。

弊社も含め、企業によってまちまちですが、たいていの場合以下のような名目で支払いが発生します。 

 

・賃料 

アパートや賃貸マンションと同様で、月払いが原則です。 

 

・敷金・保証金 

賃貸住宅と同じです。 

 

・管理費・保険費用 

毎月の賃料と一緒に支払います。 

 最近のトランクルームは、防犯システム等を導入していることが多くあります。

お客様から頂いている管理費は、主にこのような、必要性の高い設備管理に充てています。

 

・更新料 

トランクルームは、一年契約であることが多いです。

したがって一年経過するたびに、更新が必要になります。

 ※更新料の有無は企業によって異なります

 

物件を探すときは、複数の企業の情報をまとめて閲覧できる「ライフル トランクルーム」さんのようなポータルサイトが便利です。

ただし、ここでひとつご注意を。

各サイトの仕様の関係上、今ご紹介した各費用について充分に表示されるとは限りません。  

気になる物件があれば、必ずその企業の自社サイトにアクセスしたり電話をするなどして、再度確認してください。 

 

さて、安くて条件も良い物件が出てきたら、他人に先を越される前にいち早くおさえてしまいたいですね。 

 とはいえ、焦りは禁物。

「なぜ安いのか?」を知っておくことが、もっとも大切です。

 

 

格安物件を見つけたら、絶対この3つをチェックせよ

 

 

1.立地条件 

 すべての不動産にあてはまることですが、地価が安いほうがトランクルームも安くなります。 

つまり、都心部から離れるほど安くなるという原理。

また最寄り駅からの距離も、賃料に大きく影響します。 

 

 

2.キャンペーン中の申し込み 

トランクルームが急増している今、ぶっちゃけ、企業間における顧客争奪戦も激化しています。

そのため、たいていの企業でキャンペーンが随時行われています。 

もちろんキャンペーンが終わる前に申し込んだほうが、初期費用を安くおさえられてお得です!  

 

でも、すぐに飛びつくのではなく、キャンペーンの適用条件は念入りにチェックしてください。 

 

・どれくらい安くなるのか ?

・いつまで安く使えるのか ?

・解約に関してなにか縛りはあるのか?

 

キャンペーンのおかげで賃料が一時的に値下げされていても、それが永遠に続くわけではありません。

業界では「いつから賃料が正規の金額に戻るのか、よく確かめておかなかったために後悔した」なんてお客様の声も、珍しくないのです。

 

長期的に使うトランクルームを求めている場合は、正規の賃料に戻った場合の負担を冷静に検討してください。

「正規料金だと高すぎる! 一年間も払えない!」なんて感じる料金であれば、安易なキャンペーンによる入会は得策ではありません。

年単位で使う予定がある場合は、ランニングコストを正確に計算して決めてくださいね。 

 

 

3.フリーレント 

「フリーレント」とは、定められた期間に限り、賃料を無料で借主に提供するサービスです。 

 フリーレントは、最初の数ヶ月は賃料を払う必要がありません。 

ただしその代わりに、一定期間解約しないことを条件とされている可能性が高いので、必ず確認してください。 

 

たとえば「最低6ヶ月以上利用していただく前提で、3ヶ月分無料となる」といったカラクリですので、冷静に判断してください。 

(途中での解約・退去は不可能ではありませんが、その場合、残り期間の賃料をまとめて要求されることが多いです)。 

 

 

格安物件を見つけたら僕(プロ)は必ずここをチェックする! 

(c)icom

 

1.部屋の形 

 トランクルームの個室は、物を収納しやすいように四角形につくるのが業界の基本ですが、たまにそうではない部屋もあります。

たとえば、L字型など。 

 

これは、特に古い建物をリノベーションした場合に多い傾向です。

「取り除けない柱がある」といった場合は、そのすぐそばにつくるトランクルームは四角形にできないのです。

このような部屋はお客様に敬遠されやすいため、値段を下げることが多いですね。 

 

 

2.建物内・敷地内における位置 

トランクルームを見学に行くと、物件によってはいろいろなサイズの部屋が並んでいたりします。 

たとえまったく同じ広さ・タイプの部屋でも、賃料が異なるケースがあります。

なぜでしょう?

 

実は、出入り口からの距離によって、賃料に差が付くケースがあるのです。 

出入り口の近くにある部屋は高く、奥のほうにある部屋は安い……という仕組みです。

当然、出入り口から遠ければ遠いほど荷物の持ち運びがしんどくなることを考慮しての値段設定です。 

 

また、フロアによっても変わることがあります。 

 

・1階は荷物の出し入れが楽なので、高い

・上階は手間も時間もかかるので、安い 

 

ちなみに屋外に設置されている「コンテナボックス」タイプでは、1階より2階のほうが安いというのはもはや「常識」です。 

1階は車を横付けするだけでさくさく荷物を出し入れできますが、2階はタラップ(移動式階段)をいちいち設置しないと何もできないのです!  

 

 

3.特殊な条件を用いた、キャンペーン 

 先ほどキャンペーンについては触れましたが、再度カラクリをご説明します。

トランクルームは、オンラインからの申し込みが主流になってきています。

我々はポータルサイトと契約して情報を載せてもらっているのですが、並行して自社サイトにも物件を掲載しています。 

 

そこで、たとえば格安キャンペーンの一例として

「自社サイトから申し込んだ場合に限り、キャンペーンの対象になる(つまり安くなる)」というパターンですね。 

 つまり、ポータルサイトを通せば、当然手数料などが差し引かれてしまうので、値段を下げて自社サイトから契約してもらえるように誘致しているのです。

 

 

格安物件に出会いたいアナタへ

ネット検索

 

 1.ポータルサイトだけではなく必ず公式サイトをチェック 

 ポータルサイトで検索するのもいいですが、すでにお伝えしているようにそれだけでは不充分。

気になる物件を数ヶ所絞り込んだら、その企業の公式サイトにも飛んでチェックしてみましょう。

なにかお得な情報が得られるかもしれません。

 

 

2.わけありの物件に的を絞って探してみる 

 安くて条件がよい物件は数が少ないですし、すぐに埋まってしまいます。

そこで部屋の位置や間取りをはじめ、「何かひとつ、条件を犠牲にして安い物件を手に入れる」という方法もあります。 

 わけありであることを公表しながら、安い物件をサイト内に載せる企業もあります。 

もちろん、とても安い物件が目にとまったときは、その理由を細かく問い合わせみてくださいね。

 

 

3.問い合わせはメールだけでなく、必ず電話で確認 

 サイト上のフォームからメールだけで問い合わせてもかまいませんが、できれば電話してみましょう。 

それもできれば数社に掛けて、オペレーターの対応を比較してみましょう。

マニュアルのような説明や、特定物件のPRばかりを繰り返す企業もあれば、話をよくヒアリングしてくれるところもあります。 

 

たとえば、うちの会社がなるべく心かけているのは、一方通行のインフォメーションではなく、お客様の事情やニーズをしっかり確かめてから物件を紹介するということ。 

たとえば「リフォームで数ヶ月しか使わない」、「たまにしか来ない」と聞けば、 「めったに荷物を取り出さないのであれば、出入り口から奥の部屋は少しお安くなっていてお得ですよ」なんて提案もできると思うんです。

 

 

急いでトランクルームを確保する必要に迫られた場合でも、契約は契約です。

なるべく経済的負担を減らしたいのなら尚更、しっかりこれらのポイントを押さえて探してみてくださいね。

 

 

★★★話をしている人★★★

トランクルーム運営会社「イコム」担当M

40代

社歴 約13年

趣味 ネットショッピング

 

 

 

Twitter:habit magazine:編集部員の三姉妹、地道に活動中(一緒にやりましょう!)

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