一昨年の秋、妻の母親が亡くなり、一人娘である妻が義母の自宅にあったものを相続したのですが、これが本当に大変でした。

桐のタンスの中には着物や帯、クローゼットには毛皮やドレス。

更には大量のアルバムや写真に加え、何が撮影されているのか分からないVHSテープや8mmフィルムまで。

 

ゴールの見えない仕分け作業をしながら思いました。

「こんな苦労を子どもにさせるわけにはいかない」と。

 

現在50代になったばかりの私も、コロナウイルス禍の中、いつどうなるか分かりません。

そこでちょうど自宅の住み替えをしたこともあり、終活、断捨離を始めてみることにしました。

 

 

住み替えをきっかけに終活を行ってみた

終活_年金手帳

 

今回終活を始めようと考えたきっかけは、自宅の住み替えと子どもの独立でした。

 

 

一戸建てからマンションへ

それまで住んでいた一戸建てが築20年を超え、水回りや防水、外壁塗装など、かなり大がかりなリフォームをしなければならない状況になっていました。

見積もりを取ると数百万円レベルでリフォーム代がかかることが分り、「それならいっそ、住み替えてしまおうか」と考えたわけです。

 

また自宅が3階建てだったこともあり、これから歳を取っていくと階段で上り下りするのはしんどいなという理由もありました。

階段に手すりを付けたり、バリアフリー化のリフォームをすると更にリフォーム代がかさみますし。

 

オリンピックが終わると不動産価格が下がるのではないか?という漠然とした不安もあり、早めに今の自宅を売却して、マンションに住み替えようと準備を始めました。

 

 

子どもの独立

マンションに住み替えようと考えたもう一つの理由は、「子どもの独立」です。

大学を卒業して昨年から働き始めた息子が大阪に転勤となり、一人暮らしを始めることになったのです。

 

夫婦二人で生活するには3階建ての4LDKは広すぎます。

息子はいずれ結婚するだろうし、二人きりならマンションの方が掃除やメンテナンスが楽で、防犯面でも安心なのかなと考えました。

 

 

マンション生活は快適、ただ収納スペースが……。

マンション

 

3カ月ほどで自宅の売却の目処が立ち、丁度良いタイミングで手頃なマンションが見つかったため、年明けに引っ越しを済ませて今年から新居で暮らし始めました。

マンションは久しぶりでしたが、階段を上る必要も無いし、鍵を掛けるのも玄関の一箇所だけなので実に快適。

新生活は順調にスタートしたかに思いました。

 

しかし一つだけ困ったことがありました。

収納スペースが圧倒的に足りないのです。

 

荷物は引っ越しの時にかなり整理したつもりだったのですが、屋根裏収納や押入れがあった以前の一戸建てに比べ、やはりマンションの収納スペースには限りがあります。

間取りを2LDKにしたこともあり、廊下やリビングに荷物があふれかえる状態になってしまったのです。

 

そこで大がかりな断捨離をしよう!ということになったのですが、丁度新型コロナウイルスが流行始め、志村けんさんが亡くなるなどして「自分もいつどうなるか分らない」という気持ちが芽生え始めました。

そこで「終活を兼ねた断捨離」を行おうと決心したというわけです。

 

 

相続するものと捨てるものを分け、家族の遺品整理の負担を減らす

一番大変な遺品整理を「自分」で行う

義母の死後、一番大変だったのは遺品の取捨選択です。

一番詳しい本人がいないわけですから、1品1品妻に「これいる?」と確認しながら分類しなければならず、それだけでもかなりの時間がかかりました。

 

そこで自分の荷物を、

1)妻や子どもに相続するもの

2)今後も自分で使用するもの

3)廃棄するもの

の3種類に分け、3についてはスッキリと処分しました。

 

 

遺品整理には結構な費用がかかる

義母の遺品整理の時には時間がなかったこともあって、業者に依頼して不要品を回収してもらったのですが、トラック1台分で10万円弱もかかり、驚いた記憶があります。

そこで今回は友人・知人に引き取ってもらったり、ネットオークションで半分ほどを処理。

どうしても残ってしまったものだけを区の粗大ゴミ収集で処分したため、費用をかなり節約することができました。

 

 

荷物はチェックリストを作って断捨離

チェック項目

 

まずはチェックリストを作る

具体的な断捨離の方法ですが、私の場合はチェックリストを作って上記の1~3に振り分けていきました。

・洋服

・家具

・思い出の品

と、分類したそれぞれの品を1~3に振り分け、数字を書いたラベルシールを貼っていくのです。

そうしておけば後は1と2を保管し、3を処分するだけ。一気に片付きます。

 

またここで財産目録も同時に作っておくと後で非常に楽になります。

「いやいや自分なんか大した資産もないし」などとついつい軽く考えがちですが、平成29年の「司法統計年報」によると、裁判所に持ち込まれた遺産分割事件のうち、1,000万円以下の案件は約32%、5,000万円以下では75%にものぼるのです。

 

自宅という不動産の相続を含めれば遺産の総額が5,000万円ということは珍しくありません。

現在の資産の把握にもつながりますし、この財産目録の作成はおすすめです。

【参考資料】「平成29年度 司法統計年報」

https://www.courts.go.jp/app/files/toukei/057/010057.pdf

 

 

断捨離しきれない分はトランクルームで保管

トランクルーム内観

(c)icom

 

1~3に分類した品々のうち、3については先ほどお話しした方法で処分しました。

問題は1と2、相続する予定のものと、自分が生きている間は使うものの置き場所です。

我が家の場合はマンションで収納スペースがかなり少ないという事情があったため、トランクルームを利用することにしました。

 

1についてはほぼ全てをトランクルームに収納し、2のうち、使用頻度があまり高くないものや捨てられない思い出の品などもトランクルームに入れました。

トランクルームは空調なども完備されており、自宅のクローゼットよりも環境が良いため、家族に残したいものや大切なものの保管には、この方が良いかも知れないと思っています。

 

 

終活は50代から

歳を取れば取るほど「もったいない」病が重くなる

ちょっと前までは終活なんてまだまだ先のことだと考えていました。

しかし今回の新型コロナウイルスの流行で、自分や家族に「いつ」「何が」起こるのか分らなくなってきたわけです。

 

また、50歳を超えてきて分ってきたのですが、歳を取ると思い出の量が増えるため、その思い出の染みついた品々をどんどん捨てにくくなってきます。

もったいない病が進行してしまうわけです。

そこでまだ判断力もしっかりしていて、もったいない病も末期となっていない50代は、終活を始めるのにピッタリの年代だと思います。

 

 

【まとめ】人生をスリムに

今回終活を始めてみて、断捨離によって物理的にスリムになったことはもちろんですが、頭の中も整理できてスッキリしました。

人生がスリムになった感覚です。

 

このように身辺を身軽にしておけば、新型コロナウイルスの蔓延で万が一首都圏に住むことが難しくなっても、比較的気軽に地方に移住することもできると思います。

私よりも若い年代の方でも、人生の中間決算の意味で終活をしてみると良いかもしれません。

 

 

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文:友三郎

66年生まれ 双子座 都内在住 元歌舞伎役者のフリーライター・ファイナンシャルプランナー。

JSA認定ソムリエ クルマ・PCガジェット・ワインを愛しています。

最近はすっかり「観る将」になり、藤井新棋聖を始めとした棋士たちの熱戦にのめり込んでしまい、仕事が手につかないのが悩み。

ブログ:『数寄mono』 https://iemoto.jp/

Twitter:https://twitter.com/naoki0615