以前、ニトリの「折りたたみ式キッチンラックNT積み重ね棚」(「折りたたみ式キッチンラック」)を使って、調味料やこまごましたモノを整理したことをご報告しました。(※詳しくはこちら

たしかに便利な点も多いのですが、じつはストレスに感じる部分も…。

そこで、思いきって3つあった折りたたみ式キッチンラックのうちの1つを撤去することに。

今回は、ニトリの折りたたみ式キッチンラックの使い方と、調理台スペースの改善方法についてのお話です。

 

 

ニトリ「折りたたみ式キッチンラック」を使うメリット

 

私は「隠す収納」にしてしまうと、食材や調味料を使い忘れてしまうタイプです。

なので、なるべく「見える収納」を心がけています。

そのため、スッキリしたキッチンよりも使いやすいキッチンがゴール。

いわゆる「コックピット収納」(飛行機のコックピットのようにあまり動かずに作業ができる収納のこと)が理想です。

 

ニトリの折りたたみ式キッチンラックは、「見える収納」をめざす私にとっては、とても便利なアイテムでした。

なぜならば、直置きせずにモノがまとめられるからです。

キッチンラックごと移動できるので、拭き掃除もラクになるだろうと思っていました。

また、積み重ねて縦のスペースを有効活用できるので、調理台を広々と使えるのも折りたたみ式キッチンラックの魅力です。

 

 

次第にラックすら動かすのが面倒に…

 

ところが、新型コロナウイルスの影響で以前よりも料理する機会が増え、調味料も増加。

備え付けの引き出し式スパイスラックも折りたたみ式キッチンラックもあっという間にいっぱいに!

 

仕方がないので、折りたたみ式キッチンラックの下に直置き。

そのせいで、とても掃除がしにくくなってしまいました。

 

そもそも私はズボラな性格。

折りたたみ式キッチンラックは便利でしたが、ラックをどかしながら調理台を拭く作業さえもだんだん面倒に感じるようになっていました。

調理台の拭き掃除も、ラックは動かさずにサッと拭くだけのときもあったくらいです。

モノを直置きしないように折りたたみ式キッチンラックを導入したにもかかわらず、ラックを動かすのすら面倒に感じるなんて…。

 

そして、追い討ちをかけるようにやってきたコロナ禍。

おかげで調味料が増え、折りたたみ式キッチンラックまわりはごちゃごちゃ。

当然ながら調理台の拭き掃除がさらに面倒に感じるようになりました。

見える場所だけ拭いていたら、調理台の汚れが目立つようになり、どうにかしなければ!と思ったのです。

 

 

 

折りたたみ式キッチンラックを撤去するまでの経緯とその後

きちんと調理台の拭き掃除をするには調理台に「何も置かない」のが理想。

ですが、「隠す収納」にしてしまうと食材を使い忘れてしまう…

 

使い忘れ防止のために、ニトリの折りたたみ式キッチンラックを使った「浮かせる収納」にしたはず。

なのに、調味料の増加で、使いにくくて「コックピット収納」からはほど遠い状況。

ということで、折りたたみ式キッチンラックまわりの収納を見直すことにしました。

 

 

1)直置きの調味料をニトリの折りたたみ式キッチンラックに移動

 

最初に考えたのは、直置きされていた調味料をニトリの折りたたみ式キッチンラックに収納する方法です。

折りたたみ式キッチンラックに置いていた薬は、飲み忘れを防ぐために「見える収納」にしていたもの。

ですが、よく考えたら1カ月分が見えている必要はありません。

 

そこで、1週間分の薬を収納できる小さなピルケースを活用。

1カ月分の薬が入ったケースは棚の中に移動させました。

1週間おきに小さなピルケースに移し替えています。

 

薬のケースを移動させて空いたスペースに、直置きしていた調味料を置きました。

直置きが減った分だけスッキリしましたが、調味料の使い勝手がイマイチ…

もともと薬とコーヒー粉を置くために設置したキッチンラック。

調味料が使いにくいのは、IHクッキングヒーターから少しだけ距離があったのが原因です。

 

 

2)ニトリの折りたたみ式キッチンラックを撤去し、吊り下げ収納棚を設置

 

そこで、もう一度折りたたみ式キッチンラックを使った収納を見直すことにしました。

以前から考えていたのは壁面ラックです。

広いわりにデッドスペースが多いのが、わが家のキッチンの特徴。

コの字型なので隅の部分がうまく使えていません。

壁面ラックならば、調理台を圧迫せずに収納できるのではないか?と考えました。

 

ところが、わが家の吊り戸棚は、通常の吊り戸棚よりも低い位置にあります。

なので、ネットで検索しても壁面に取り付けられるラックが見つかりません。

あと数センチ高さが足りなかったのです…。

 

残念でしたが、吊り戸棚が低いのは決してデメリットばかりではありません。

なぜなら、人の目線から腰の高さまでの位置は、収納の「ゴールデンゾーン」と呼ばれ、もっとも収納しやすいと言われているからです。

 

調理台にキッチンラックや壁面ラックを置かなくても、ほかに収納方法があるのでは?と考えました。

そのときに思い浮かんだのが吊り戸棚を利用して「吊り下げる収納」です。

というわけで、これまでコーヒー粉と調味料を置いていたキッチンラックを撤去しました。

コーヒー粉を入れていた缶はラックの上の吊り戸棚に収納してみました。

 

吊り下げ収納棚は山崎実業のTOWERシリーズを購入。

ニトリの折りたたみ式キッチンラックを置いていた場所の斜め上に当たる場所に吊り下げました。

その際、ジャムの空き瓶に調味料を詰め替えて統一感も出してみました。

使い勝手も良好です。

 

3)「浮かせる収納」も活かす

 

吊り下げ収納棚に入りきらなかった調味料は、ダイソーのマグネット缶ケースを購入して詰め替えました。

コンロ横の壁面に設置したマグネットボードにくっつけて「浮かせる収納」にしています。

デッドスペースを存分に活用でき、収納位置もまさに「コクピット風」。使いやすさ抜群で大満足です。

 

 

4)さらに直置きを減らす

 

折りたたみ式キッチンラックを1つ撤去したので、ほかのスペースも見直したくなりました。

気になっていたのは、コンロ横の折りたたみ式キッチンラックの下に直置きしていた100均のフタが立つ保存容器。

3つ置いていましたが、思いきってすべて撤去してしまいました。

 

これでキッチン家電以外の直置きがだいぶ減り、見た目もスッキリ!

折りたたみ式キッチンラックを移動させる必要はありますが、直置きがなくなったので以前より掃除もしやすくなりました。

 

 

ニトリの折りたたみ式キッチンラックはさまざまな場所で活用できる!

 

最後に、撤去したニトリの折りたたみ式キッチンラックの活用法を考えました。

折りたたみ式キッチンラックは、調理台で使わなくなっても使い道は多い優れもの。

調理台に限らず食器棚やシンク下でも使えます。商品名に「キッチン」と入っていますが、キッチン以外にも洗面所や浴室などでも使用可能。

 

このように、いろいろな用途を考えてみましたが、最終的にはコンロ横に置いていた塩やさとうなどの調味料の折りたたみ式キッチンラックに積み重ねて使っています。

同じシリーズは大きさ違いでも固定できるので、積み重ねてもぐらつきません。

 

 

 

 

 

文:kotchan