新型コロナウイルスの影響で、多くの家庭で自粛生活が続いていると思いますが、加えて我が家には「同居」という大問題が発生しました。
自粛生活の中で、義父を亡くした義母が一人で暮らしており、不安だし買い出しもできないなどの事情があり、同居したいと言ってきたのです。
義母とは価値観が異なるため、本当は遠慮したかったのですが、夫に懇願されて折れた私。
いざ同居生活が始まると、朝の洗面所争奪戦や食事時間のズレなど、かなり大変です。
でも、1つ、洗面所に家族の物があふれかえるという問題だけは最近解決できたんです。
娘も小3と年頃になってきて、洗面所がクシやらゴムやらで大変なことになっていた中、さらに新メンバーの加入でごちゃつく我が家。
今回は、女3人、男2人の家族が洗面所を無印の収納ボックスで片づけた話です。
女3人集まれば、洗面所はカオス
同居することになった義理の母は今年65歳。
おしゃれさんのため、化粧品をたくさん持っています。
洗面所は共有スペースにしているため、この化粧品やクシがかなりの置き場所をとっていました。
特に義母の洗面所グッズの中でも出しっぱなしになっていることが多いのが、クシ。
ひとりで4本のクシを使い分けているのですが、これがなかなかに場所をとります。
「これ、使ってるところ見たことないんですけど…」と言いたくなるくらいに使用頻度の低いロールブラシも。
かと言って、捨てると嫁姑バトルが勃発して夫を困らせることになってしまう…。
しかも娘が今年小3になり、年々持ち物が大人びてきています。
「私だけのクシが欲しい」と言い出した時は、「これ以上いらなくない?!」と内心思いましたが、思うだけにして、娘の意思を尊重して購入してしまいました。
どれだけクシ増えるの?洗面所がクシ置き場になるのか?と思ったのですが、私自身はずぼらで片づけが苦手なため、どうしようか悩むだけ時間の無駄。
そこで収納が得意な夫に相談して、上手に片づけられる方法を考えました。
経済的なことを考えると、我が家お得意の100均収納で何とかしたかったのですが、洗面所は使う頻度も高く、来客の目にも触れる場所。
そのため今回は無印良品にお世話になることにしました。
クシだけで6本!きれいに片づける方法
お年頃になった娘こだわりのクシが1本、義理の母のクシが4本、元々家族全員で使っていたクシが1本、計6本のクシが我が家にはあります。
同居が始まる前は1本のブラシだけだったのに…。
と後悔しても何も起こらないので、行動にうつすことにしました。こういうことは早い私。
試しに義理の母にクシが4本も必要かダメ元できいてみたのです。
「お義母さん、うちでもクシありますけど、やっぱりクシ、4本必要ですか?」という私を一瞥してから「いるから、あるのよ」と言う義理の母。
だめだこりゃ…と思いながら、やっぱり収納グッズを新たに買う必要があるのかとちょっとどんより。
でも前向きに考えてみると、収納グッズを新調することには意味がある!と思えてきました。
小1の息子はふろ上がりに綿棒で耳のまわりをこちょこちょしてもらうのが大好き。洗面所には家族全員のものがあるからこそ、片づけないと!
私よりもやりがいを感じだした片付け大好きな夫が、まずは洗面所の作業台の高さを計測。
計測データを持って無印良品に行ってみて、洗面台脇の作業台の高さにぴったりな収納ボックスを発見しました。
みんな大好きポリプロピレン収納ケース。
このケースを3段重ねると作業台の下にすっぽり入る高さになることが分かりました。
さらに取り出しやすいように、無印の収納ケースの中に100均の収納トレイを設置!
そこにクシをいれたらすっぽりキレイにクシが収まったのです。
一番いいのは物の量を減らすことだと思いますが、我が家のような特殊な事情があって物が減らせないというご家庭にはおすすめです!
無印良品のポリプロピレン収納ケースは、1段ずつ購入できるため、用途によってスタッキングして高さを調節できる優れもの。
クシや綿棒のように、小物を収納する時には、高さがあまりないタイプのものを選ぶといいなと感じました。
奥行きもあるので、柄の長いクシでも問題なく収まります。
一番下の収納ケースには、同じく無印良品で購入したキャスターを取り付けてあるので、掃除する時などは収納ケースごと楽々動かせて、洗面所の隅々まで掃除できるのも嬉しいポイントです。
綿棒や収納しきれないクシは他の段に収納
それでもまだ入りきらないクシがあったので、段をわけて活用しました。
洗面所にはびこっていたたくさんのクシ、やその他義母のカチューシャもキレイに収納できて満足そうな夫。
夫も一緒に片づけた(というより夫がほとんどやってくれた)ので、義母も文句を言いにくい様子でした。
ずぼらな私ですが、やっぱり片付いていると気持ちがいい!
洗面台後ろの収納棚に入りきらずに洗面所にあふれていたクシなどの道具、家族みんなの道具が片付いてすっきりしました。
無印の収納ケースで自分の化粧品コーナーもつくった
同居がきっかけで化粧品も増えたので、自分の化粧品の置き場所に困っていましたが、これも夫が解決してくれました。
同じ無印良品のポリプロピレン収納ケースの中でも、高さと奥行きが異なるタイプのものを購入し、化粧水を立てて収納できるようにしてくれたのです。
中の間仕切りは100均で購入し、仕切りごとに化粧水、クリーム、化粧下地、パウダーなどを並べると、上からすぐに見てとれるようになりました。
上段には私の化粧品類、下段には夫のトニックやシェービングクリームなどを収納することで、もう作業台の上にはティッシュだけがある広々とした状態に。
同じ無印良品の収納ケースなので、2つ並べても違和感がなく、洗面所にもなじんでいます。
クシの収納で使用した高さ低めのポリプロピレン収納ケースを選んだため、夫のフォームタイプのシェービングクリームも立てたままで収納でき、取り出しやすくて重宝しています。
洗面台の鏡の裏の一番利便性がよいところは義母に使ってもらって、家族みんながすっきり気持ちよく使える洗面所になったと思います。
家族が多いと、収納をはじめとして大変なことが山積みです。
でも、収納については工夫してみることで、解決できる問題もたくさんあると気づかされました。
譲れないことは譲らないけど、工夫と譲り合いの精神を持って、気持ちよく暮らしていきたいものです。
文:小室直子