結婚2年目、「そろそろ家を買おうか」ということになり、私たち夫婦は住宅購入について真剣に考え始めました。

それまでは、サラリーマンの旦那様と、もうすぐ1歳になる息子と北千住の賃貸マンションで3人暮らし。

二人目もほしいね、と話しながら「いつか」と夢見ていた、東京でのマイホーム購入がいよいよ現実的な話となりました。

 

都内の地価が高いことは十分知っていたので、郊外エリアでの住宅購入を検討していた私たち。

しかし、ふとしたことをきっかけに都心エリアでのマンション購入を決意!!!

見事、都心回帰を実現した私の体験談をお話しします。

 

私たち家族が物件購入でどうしても譲れなかった条件

家の購入

 

旦那様の勤務先は六本木、私の勤務先は新宿。

北千住の賃貸マンションから、お互い35〜45分ほどかけて通勤していました。

私は育休を延長したのでまだ休業中ですが、まもなく仕事を再開するところです。

そんな共働きの私たちが、新居購入で譲れなかった条件はこちらの5つでした。

 

・駅徒歩10分圏内

・戸建て、マンションは問わないが2LDKで収納付きもしくは3LDK

・お互いの勤務地まで通勤時間30分程度

・予算は4,500万円前後

・収納部屋もしくは収納スペースが確保できる間取り

 

お察しの方もいらっしゃるかもしれませんが、私たち夫婦の勤務地(新宿・六本木)に近いエリアで、予算4500万円の物件となると、駅近の物件で戸建ては皆無に等しく、マンションも狭い物件に限られてしまいがちです。

実は私たち夫婦は、お互い共通の趣味がウィンタースポーツで、スキーウェアやボードなどスポーツグッズも数多く保有しています。

 

そしてさらに息子を出産したことで、ベビーカーやベビーベッドなど育児グッズが増え、これからもう一人の出産を考えているからこそ、育児グッズも使いまわせるように保管したい。

そうなると、一定程度の収納力と間取りがどうしても必要なのです。

 

そこで私たちが考えたのは、「通勤時間30分以内」という条件を、泣く泣く諦めることでした。

それ以外の条件は譲れないけど、通勤時間をかけることで広い家に住むことができるならば、郊外の家を検討しよう、と妥協の道を探り始めました。

目をつけたのは、東京都八王子市(地価平均15万2553円/m2※)。

 

東京都内でダントツに地価平均が低く、新宿区(地価平均303万0641円/m2※)と比較すると、20分の一ほどの地価の安さ。

東京のベッドタウンとしても、郊外では人気の住宅エリアです。

八王子であれば、駅至近でもある程度条件に適う予算内の物件がいくつか見つかり、私たちは郊外エリアでの住宅購入を考えるようになりました。

 

 

ママ友の愚痴をきっかけに「トランクルーム」を知る

ひらめき

 

しかし、ある日お茶をしていたママ友から、旦那さんの趣味がミリタリーグッズ収集で悩まされているとのこと。

でも、「家の中に置くのは物々しいから、トランクルームを借りたら部屋がスッキリしたよ〜」とのこと。

 

トランクルームについて詳しく聞いてみると、今や都内各所に点在するレンタル収納スペースで、さまざまなサイズのスペースを手軽に借りることができるらしいのです。

早速情報を持ち帰り、旦那様に相談。

「トランクルームを利用したら、都心エリアでの物件購入も諦めないで済むんじゃない?」

「なるほど、ちょっと調べてみよう」

そこから、初めて二人でトランクルームについて調べはじめました。

 

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トランクルームのおかげで選べる物件の幅が広がる!

目黒川付近

 

もし予算を気にせず物件を選べるならどこに住みたいか、と考えたときに私たち夫婦二人の答えは「目黒区」でした。

特に東急東横線の中目黒駅が理想で、二人の勤務地にも30分以内、かつアクセス利便性がバツグンで憧れの街でした。

しかし当然、目黒区(地価平均113万1120円/m2※)は地価平均が高いため、もし八王子と同じ平米数で家を購入するとしたら、、、

 

住宅(80m2)の場合

・八王子市(地価平均15万2553円/m2※)×80m2=1,220万4,240円

・目黒区(地価平均113万1120円/m2※)×80m2=9,048万9,600円

 

驚愕の数字……。

払えるわけがありません……。

土地代だけでもこの価格、建物代も含めたら目がくらみそうです。

しかし、トランクルームの金額を調べてみると、屋内タイプの場合、都心エリアではおおよそ1m2あたり1万〜1万2000円前後の価格設定が多いのです。

(参考:https://www.homes.co.jp/trunkroom/tokyo/meguro-city/

 

つまり2畳(約3.24m2)分のレンタルスペースが、3万円前後で借りられるトランクルームがいくつかあるのです。

トランクルームを併用すれば、2LDKのマンションの選択肢が広がるのではないか?

そう思い、気になっていた中目黒駅の隣駅「祐天寺駅」にあるリノベーション済み中古マンション(駅徒歩9分)約3,400万円の物件で、ローンシミュレーションをしてみることにしました。

35年ローンで4,500万円の物件を購入した場合、ネットの住宅ローンシミュレーションでは月々の支払いが12〜13万円ほど。

一方、3,400万円の物件を購入した場合は、月々の支払いが9万円前後になる予測値が出たのです。

 

もし、月々の住宅ローン返済が9万円前後なら、毎月3万円ほどのトランクルームを利用しても変わらない、むしろお得なのでは?と思い始めました。

むしろ、郊外からの通勤時間を考えれば、時間も節約&ストレスも軽減。

圧倒的にメリットの方が多い!と判断した私たちは、都心マンション+トランクルームという組み合わせを選ぶことに決めたのです!

 

 

住宅選びにも一役買うトランクルームの存在

トランクルーム

 

「都心は土地が高い=諦めて郊外に住む」、という安直な発想しかなかった私たちですが、実は以外なところに強力な助っ人がいるということを今回初めて知りました。

「トランクルーム」という便利なサービスが普及している世の中、しっかりと多方面から比較検討し、一番メリットを感じられる選択肢を選びたいですよね。

 

私たちはトランクルームを利用することで、夫婦共通の趣味であるウィンタースポーツグッズや、二人目の子どもが生まれるまでの育児グッズ保管場所を確保することができました。

そして、その結果、悔いのない新居購入をすることができました。

都内の地価に悩んでいる皆さまも、トランクルームを賢く活用し、都心回帰を実現してみてはいかがでしょうか。

 

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【参考】

平均地価:https://tochidai.info/tokyo/