私はかつて「引っ越し魔」でした。

長くても3年、ほとんどの場合は賃貸契約の更新期間である2年で引っ越しを行っていたのです。

 

といっても、大学の1・2年次→3・4年次に横浜から都内に転居したとき以外は、「すべて同じエリア内」でぐるぐる移動を繰り返していただけでした。

なぜそんな「ご近所引っ越し」を繰り返していたのか?

それは、「引っ越しでもしないと溜まりに溜まった”モノ”を捨てることができないから」です。

 

しかし、そんな断捨離転居という切り札も、終焉を迎えます。

結婚して自宅を購入し、引っ越しとは無縁になってしまったのです!

そこで私が思いついたのが、これだったのです。

 

・トランクルームへの「プチ引っ越し」整理法

・「捨てること前提」のトランクルーム内整理法

 

 

 

持ち家は引っ越しができない

自宅を購入すると基本的に引っ越しをすることはなくなります。

良いことももちろん多いのですが、私のように「だらしない」性格の場合、家の中が大変なことになる可能性があります。

 

 

20年以上引っ越しをしていないとどうなるか

解体されたアンティーク時計

 

私が今の家を購入して引っ越してきたのは23年前。

しかし恐ろしいことに、20年以上前の引っ越し段ボールがまだ押入れに入っていたりします。

しかもガムテープさえ剥がさずに。

 

中身は1,000枚以上のアナログレコードと、70~80年代の雑誌の創刊号や特集号などです。

20年以上段ボールを開けることさえしていないということは、「必要ないもの」という可能性が極めて濃厚なのですが、手元にあるだけで満足なので、結局捨てることができません。

 

 

 

無限に増殖する”モノ”との戦い

そんな過去の遺産に加え、買い物好きの我が家では1年間でかなりの物品が増えていきます。

「積ん読」も含め毎週数冊購入する本や雑誌(Kindleでも購入しますが、やはり手元に置いておきたくて「実物」も買ってしまいます)、洋服、デジタルガジェット、家電品、健康グッズ……etc.

 

たった1年でも押し入れやクローゼット、本棚に収まりきらなくなる分量ですから、それが20数年積み重なれば、家の中は無限増殖、カオス、ブラックホール状態です。

 

独身時代、定期的に引っ越しを行っていた頃は、それでも強制的に断捨離ができていたのですが、最近では「ゴミ屋敷」一歩手前、我が家は危機的状況に陥っていました。

 

 

 

トランクルームへ「プチ引っ越し」をする

梱包している手元

 

そんな我が家の危機的状況を脱出するために私が考えたのは、トランクルームへの「プチ引っ越し」です。

 

強制的に断捨離のきっかけを作る

引っ越しをしたときのことを思いだしていただくと分かると思うのですが、引っ越し用の段ボールにモノを詰めるとき、一つ一つ「いる・いらない」の選択が迫られます。

これが、強制的な断捨離となるわけです。

 

「たくさん収納できるトランクルームだから、全部送っちゃえ!」では断捨離にはなりません。

トランクルームへのプチ引っ越しの場合でも、この二者択一は厳密に行います。

 

またこの「いる・いらない」の二者択一は、最初ついつい甘くなりがちです。

そのため一度「いる」と振り分けたモノをもう一度二者択一し、徹底的にふるいにかけてやることが重要です。

 

 

広くなったからといって安心しない

家中のものを段ボールに詰め、トランクルームに送ったからといって安心してはいけません。

モノに囲まれて暮らしていた人というのは、広くなった家の中を見ると「なんとなく寂しい」と思ってしまうのです。

するとまたついついモノを買ってしまいます。

これでは元の木阿弥。

 

寂しいと思っていたリビングルームも、一週間もあれば慣れます。

それまではとにかく自分の物欲を抑えるように我慢するのです。

 

またこの「プチ引っ越し」を定期的にスケジュール化することも大切です。

気をつけていてもモノは徐々に増殖してしまうため、我が家では1年に1度、プチ引っ越しを決行しています。

 

 

 

トランクルーム内の整理方法も重要

トランクルーム室内収納例

(C)ICOM

 

荷物を送り込んだトランクルームの中を整理することも大切です。

そうしないと、「ただ場所を移動させただけ」になってしまうからです。

 

 

トランクルーム内を「ゴミ屋敷」にしない

トランクルームは広めのクローゼットや押し入れが増えたようなもの。

するとその広さゆえ「とりあえずなんでも放り込んでしまい」トランクルーム内が「ゴミ屋敷」化してしまう可能性があります。

そうならないためにも、家の中以上に整理整頓に工夫を凝らすようにしなければなりません。

 

 

縦の空間をうまく使う

トランクルームが広いといっても、床面積自体はそれ程でもありません。

6~8畳といった床面積が広いタイプもありますが、料金がかなり高くつき、また数が少ないため空き物件はほとんどありません。

 

そこで重要なのが、「縦の空間」を上手に利用するということです。

棚やラックを活用し、収納を立体的にすることを意識します。

トランクルームの多くは縦に長い立方体の空間であることが多いので、そんな工夫で空間を有効利用できます。

 

 

すのこにキャスターを取り付け出し入れを容易に

トランクルームにモノをどんどん詰め込んでいくと、奥のモノが取り出しにくくなります。

取り出しにくくなったモノはいつの間にか忘れ去られてしまい、「トランクルームの主」となってしまいます。

それを防ぐためには奥のモノを取り出しやすくする工夫が必要です。

 

おすすめは「すのこ」にキャスターを付け、その上に棚やラックを置く方法。

こうすれば棚やラックの移動が楽になるので、奥のモノが「死蔵」されることを防ぐことができます。

棚やラックに直接キャスターを取り付けても良いのですが、すのこを使った方が風通しが良くなり、カビや虫食いなどを防ぐことできるという効果があります。

 

 

 

出し入れの頻度によって、奥と手前を分ける

出し入れの頻度により、あまり出し入れしないモノは「奥」、頻繁に出し入れするモノは「手前に」収納します。

こうすることで自然と使用頻度別にモノを振り分けることが可能となるのです。

 

 

 

奥に押しやられた「滅多に使わないモノ」はあっさり捨てる

奥の方に収納されたモノたちは、「滅多に使わないモノ」の集合体です。

そこで『超整理法』の流儀に従い、この集合体はあっさりと捨ててしまいます。

こうすることで、

 

1、プチ引っ越しの時点で捨てる

2、使用頻度の低いモノを捨てる

といった2段階の断捨離が可能となるのです。

 

 

 

トランクルームからトランクルームへ更にプチ引っ越し

さらに、私の場合は2年に1回、トランクルームからトランクルームへのプチ引っ越しも行っています。

こうすることでトランクルーム内にあるモノをさらに選別することができ、「3段階目の断捨離」を実行することができるのです。

 

1、プチ引っ越し

2、超整理法

3、トランクルームtoトランクルーム

 

トランクルームを利用した3段階の整理方法、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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文:友三郎(40代・元歌舞伎役者 、現ファイナンシャルプランナー)

 

 

 

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