トランクルームを知ってから、私物やメルカリで売るような商品の多くを預けたいと思うようになりました。

けれど私は、自分の目が届かない場所に物を預けることに強い抵抗感があります。

学生時代、学校のロッカーに鍵をかけないでいたせいで、大切な時計を盗まれたことは今でもトラウマです。

 

そこで私は、トランクルームで盗難被害を起こさないためにはどうしたらいいか、真剣に考えることになったのです。

最終的に盗難を防ぐには、利用者がいくつかのポイントを理解すべきだという結論に行きつきました。

以下ではそのポイントを1つずつチェックしていきますので、私と同じように盗難を心配している人の助けになれば幸いです。

 

 

盗難を警戒することが第一歩

 

トランクルームでの盗難被害をなくすためには、何よりも利用者自身が警戒することが大切です。

私もかつては「誰も自分の荷物に興味なんてない」と高を括っていたため、行動に油断が生じていたのだと思います。

結果、学生時代に大切な時計を盗まれてしまい、本当に悔しい思いをしました。

もちろん盗んだ相手が悪いのですが、同時に無警戒な自分自身を責めたくなったのも事実です。

 

トランクルームの利用も同様で、「盗難されるわけない」と考えて防犯を怠っている人が狙われるのではないでしょうか。

特に私を含めた女性は、より警戒して日々トランクルームを使うべきだといえます。

防犯意識を持つことで利用時の隙を無くし、盗難を目論んでいる人に狙わせない。

そういった意識の改革こそ、安心してトランクルームに物を預ける基本になることでしょう。

 

 

盗難されにくいトランクルームの選び方

トランクルーム

 

需要に応えるためか、最近は街の至る所にトランクルームが設置されています。

しかし残念ながらそれらすべてが安全とはいえず、盗難されやすい環境になっている場所も多いといえるでしょう。

特に「死角が多い」「出入り口が人目に付きにくい」「単純な鍵が1つしか付いていない」といった特徴が見られると、いつ盗難が起きてもおかしくないと思います。

盗難被害を防ぐには、そういった盗難の確率が高いトランクルームを選ばないということが1つのポイントになるのです。

 

トランクルーム選びには、いくつかの基準があると思います。

例えば自宅からの距離や駐車場の有無、借りるために必要となる費用など、それぞれ重視する点は異なることでしょう。

そういった基準の中から、私はトランクルームのセキュリティを重視して選ぶことにしました。

 

チェックポイントとしては、「監視カメラが設置されているか」「管理人が常駐しているか(もしくは定期的に巡回)」「屋外ではなくきちんと室内に部屋がある」などが挙げられます。

これらの要素をしっかりと取り入れているトランクルームなら、比較的安心して物を預けられるといえるでしょう。

 

そして契約前には必ず現場を自分でチェックし、どのような防犯対策が取られているか把握しておくことが大切です。

ホームページの画像だけではわからないことが、実際に見てみることで浮き彫りになることはよくあります。

外部から侵入できる場所(換気扇など)がないか、扉を開けている間に覗かれるような構造になっていないか。

そういったことを考慮しながら荷物を預けることをイメージして、自分の中で合格点を得られたら初めて契約するといいでしょう。

 

また、実際契約する際にも、本人確認書類を求められるか、セキュリティカード等が使われているかといったポイントをチェックするのがおすすめです。

いい加減な流れで契約する会社は、トランクルームそのものの管理も雑であることが考えられるので、例え契約合意が目前だとしても断るべきでしょう。

同じように感じの悪いスタッフがいたり不快な対応を受けたりといった場合も、それをきっかけに利用するトランクルームを変更する方が安全です。

 

トランクルームバナー

 

自分でできるトランクルームの簡単な盗難対策

トランクルームの中

 

安心して預けるトランクルームを選べたら、続いて自分でできる盗難対策をチェックしてみましょう。

トランクルームにすべて任せるよりも、自分からも積極的に防犯対策を行うことで、より盗難の確率を減らすことができるのです。

 

私の場合はなるべく一人でトランクルームを訪れないこと(可能なら男の人に同伴してもらう)、高価なものをすぐ目につく場所に置かない、鍵を開ける前には必ず周囲に人がいないか確認するといったことを徹底しています。

これらは出費も時間もいらない簡単な防犯方法なので、ぜひマネしていただきたいです。

 

物が溜まってくると、何を預けているのか自分でもわからなくなることがあるかもしれません。

そういった状態では物がなくなっているのかどうかも判断できず、「知らないうちに盗まれているのでは?」という疑念が起こってしまいます。

 

常に盗難を気にしているのも精神的によくないので、私はトランクルームの中を定期的に確認する習慣をつけました。

綺麗な状態を保てていれば少しの変化も見逃さないで済み、盗難にいち早く気づくことができます。

気づきやすいという環境は、結局防犯の一部になっているのではないでしょうか。

 

中が整理されていると収納数も増えますし、何より気持ちよくトランクルームを使えるのがポイント。

ただ盗難に怯えるだけでなく、そのための対策を利用して快適な使用につなげるのが、トランクルームを便利に使うコツなのではないでしょうか。

最初はただの盗難対策のつもりで始めた整理整頓が、結局は使いやすさに変わっているので、ぜひ一度意識してみてください。

 

よく心配性すぎるといわれますが、トランクルーム預けている物の価値とその後の安心感を考えれば、ちょうどいいくらいだと私は思っています。

これらの対策が功を奏しているのかはわかりませんが、実際に私はこれまでに1度もトランクルームで盗難被害に遭っていません。

心配性であることが盗難に遭わない理由なら、私は堂々と心配性でありたいです。

これからトランクルームに少しでも価値のある物を預ける予定なら、同じように心配性になることをおすすめします。

 

 

盗難保険の有無も事前に確認を

保険

 

どれだけ注意して利用していても、もしかすると盗難被害に遭うことがあるかもしれません。

それを見越して盗難被害に対する保険を用意しておくのも、1つの対策です。

トランクルームによっては独自の盗難補償制度を設けていることもあるので、チェックしておくとより安心できるでしょう。

 

もし保険を利用するかどうか選べるタイプの場合は、なるべく最初から契約しておくことをおすすめします。

費用は嵩むことになるかもしれませんが、その分安心できるのであればトータルでプラスになると考えられるでしょう。

 

もちろん盗難保険を付けたからといって、トランクルームの利用時に油断していいわけではなく、きちんと上記で紹介したような対策を取る必要はあります。

盗難保険はあくまで保険であり、本来ならお世話にならないことを前提とすべきものです。

しかしだからといって保険を無視すると盗難に遭ったときの被害が大きくなるので、後悔しないためにもあらかじめ対応しておくべきだといえるでしょう。

 

私も実際に、盗難保険に加入しています。

補償には条件や上限金額が細かく決められていることがほとんどなので、じっくりと時間をかけて確認することがおすすめです。

また盗難以外にも、火災に関する保険をサービスとして提供しているトランクルームも数多くあるようです。

万が一の火災に備えて、一緒に加入しておくのもいいでしょう。

 

 

まとめ

鍵

 

自分の生活圏から離れた場所に預けるのだから、盗難を心配するのは当然です。

だからこそ私は、トランクルームを選択する段階からできることはすべてやっておきたいと思います。

もしトランクルームを利用するのなら、これを機に1度盗難対策について考えてみてください。