トランクルームの契約を検討する理由は人それぞれですが、検討するときの材料として一番気になるのは、やはり家賃ですよね。
私は仕事の都合で、家賃が高い都心エリアに住むことになり、でも予算の都合で狭いワンルームしか借りられず…。
そこでトランクルームを契約したのですが、トランクルームの家賃が高くては意味がない!
だって高い家賃が払えるなら、もっと広い部屋に住めるわけですから。
ただ、もちろん安いに越したことはないトランクルーム家賃ですが、単純に家賃だけを比較して決めてしまうと失敗するかもしれません。
それはなぜなのか?ご説明します。
エリアの家賃相場を徹底的に調べる
私が最初にやったのは、借りたいエリアのトランクルーム家賃の相場を徹底的に調べること!
やはり初めての経験をするときに大切なのは、情報収集ですよね。
損をしたくないのはもちろんのこと、平均値を知ることが、優柔不断な自分の後押しになってくれるのでは?という期待もありました。
家賃相場を調べたときのポイントを、以下にまとめます。
エリアは広めにとる
家賃相場を調べるエリアは、本当に借りたいエリアよりも少し広めに設定しました。
もちろん家から近いほうが便利に決まっていますが、私の自宅は本当に都心のド真ん中だったので、さすがにトランクルーム家賃が高すぎる気がしたのです。
だからと言って、例えば自宅から2時間かけてトランクルームに荷物を出し入れするのは現実的ではありませんよね…。
そこで私が決めた目安は、自宅と職場、休日のお出掛け先などの活動エリアから、30分以内で行けること。
家賃が安く済むなら、30分(往復1時間)くらいの手間はかけられると考えました。
「これくらいなら許容範囲かな…」という自分の落とし所を探すのがおすすめです!
適正家賃の見極め
家賃を構成する要素はたくさんあります。
例えば、
- 広さ
- 駅からの距離
- セキュリティ
- 温度/湿度管理
- トランクルームのタイプ
などです。
では、どういった条件で何円くらいの家賃が適切なのでしょうか?
私は、最初に調べたたくさんの物件の家賃を比較することで、適正家賃を見極めることに時間をかけました。
平均値より極端に高い物件は条件が良くても避けたいし、反対にあまりにも安すぎる物件も不安が残ると思ったのです。
どこを重視するかは人それぞれだと思いますが、私の場合はまず、「適正価格」を重視して情報を集めました!
家賃相場の一覧を作る
何かを詳しく調べるときに起こりがちなことですが、ありとあらゆる情報を集めて相場を調べていると、だんだん、脳内がこんがらがってきます。
「あれ?さっきすごく良いと思ったのはどの物件だっけ?」
「少し前に、同じような家賃で、もっと条件のいい物件見つけたような気がするけど…」
最初は白紙にメモ書きして情報を集めていたのですが、混乱してきたところでようやく、しっかりと一覧を作り始めました。
今思えば、最初から丁寧に一覧を作っておけば良かったです…。
私は時間を無駄にしてしまったので、これから家賃比較をする方には、多少面倒でも、最初からきっちりと、物件ごとの一覧にすることをおすすめしたいです。
相場を調べ、それぞれの特徴を一覧にまとめることで指標ができます。
結果、効率的に家賃を比較することができました!
迷ってしまう方は、ぜひこのやり方を試してみてくださいね。
家賃を比較するときに見落としがちなポイント
さて、家賃相場を調べて一覧にしたら、いよいよ具体的な物件候補を絞って比較していく……と、その前に、見落としがちなのが以下の2点です。
これらは、家賃だけに焦点を当てて比較していると損してしまう場合があるので、くれぐれも注意して見ておきましょう!
トランクルームまでの交通費
候補のトランクルームが自宅から歩いて行ける場合は良いですが、より安く契約しようとすると、やはり距離が離れてしまう場合が多いです。
私の場合も、終盤まで候補に残り続けていた物件はどこも、家から歩ける距離にはありませんでした。
そこで明確に数字で出しておきたいのが、トランクルームまでの交通費です。
家賃が少しの違いなら、交通費によって、トータルでかかる金額のランキングが入れ替わるかもしれません。
- 公共交通機関を使うなら、往復運賃
- 車で移動するなら、ガソリン代
上記×月に何回くらいトランクルームに出し入れする予定かで、家賃を含めた月々の出費予定額を出しておきましょう。
出し入れが頻繁な方ほど、交通費はあなどれませんよ!
キャッシュバックキャンペーン
トランクルームを運営する会社によりますが、新規契約でキャッシュバックキャンペーンを行っていることがあります。
これがあるのとないのではトータル出費が大きく変わるので、非常に大切なポイントです。
キャッシュバックキャンペーンは、
- 家賃3ヶ月無料!
とか、
- 1年間家賃半額!
など、
金額が大きいものも多いのです!
もちろん規定は会社や物件ごとに変わるので、しっかりチェックしましょう。
ちなみに私の場合は、
- 初めての契約
- インターネットからの申し込み
- 1年以内に解約しない
という条件で、最初の2ヶ月家賃無料かつ、1年間家賃半額のキャッシュバックを受けました!
ただ、トランクルームをいつまで借りる予定かによっても細かい計算は変わります。
「家の建て替えのために預けるだけだから3ヶ月」と決まっている人と、「いつまで借りるか未定」の人では、キャッシュバックで受けられる恩恵に違いが出てきますよね。
自分の借り方に合った方法で、キャッシュバックを最大限に活用できる物件が見つかれば理想的です!
トータルで家賃を比較する
これまでにお伝えしたポイントを踏まえて、最後の仕上げです。
トランクルームの家賃比較には、さまざまな要素が絡んできて複雑ですよね。
そこで、相場を調べているときに作った物件一覧を、表にしましょう!
交通費などのポイントや広さ、セキュリティ面などの条件を入れ込むのも忘れないようにしてくださいね。
表にして情報を整理することでより見やすくなるし、それぞれのトランクルーム物件のメリットやデメリットも再確認できます。
また、自分が譲れる要素、譲れない要素を明確にすることで、自分に合ったトランクルームを見つけやすくなりますよ!
参考までに、私の表の使い方をご紹介しておきます。
1.まず、相場を調べたときに候補に出した物件すべてを一度表に入れ込む
2.「ここは他より家賃が安い」「ここは駅から近い」「ここは交通費が一番安い」など、その物件が他の物件より優れている要素に色付け
3.この時点で、色がまったくついていない物件は除外
4.譲れない要素が劣っている物件など、候補を少しずつ絞り、一覧から消していく
見やすい一覧表になっていることと、相場の情報があること、さらに条件を調べるうちに、自分が譲れない要素も明確になっていたので、かなりスムーズに物件を決めることができましたよ!
少し面倒でも、最初にきちんと時間をかけたほうが、きっと後悔のないトランクルーム選びができるはずです。