とある事務所を撤収することになり、事務機器等などを郊外にトランクルームを借りて荷物を保管しておくことになりました。

荷物量を試算したところ、約8畳分のスペースでした。

 

手頃な費用のトランクルームがみつかり、早速契約し、荷物を入れると、試算通りぴったり入りきりました。

 

たしかにお得だったのですが、荷物を目いっぱい入れていたことで、その後いろいろと大変な目にあってしまいました。

トランクルームを利用する際は、荷物の出し入れのこともよく考えて契約することが大事です。

 

 

荷物量に見合うトランクルームを契約

ダンボールの山

 

保管しておかなければいけない荷物はかなりありました。

約8畳分と見積もりしましたが、8畳で収まるかは正直不安でした。

 

安く借りられるトランクルームを探したところ、8畳分というスペースのトランクルームはあまりありませんでした。

小さめのトランクルームを2つ借りることも検討しましたが、どうしても複数借りるとコストがかさみ、予算内に収まらない状況でした。

 

そんな中で少し遠かったのですが、予算を下回る安価の8畳のトランクルームが運よくみつかり、契約しました。

トラックで荷物を運び込み、ドキドキしながら搬入すると、多少アクロバットな入れ方となってしまいましたが、なんとかギリギリおさめることができました。

 

このトランクルームは入り口にトラックを停めることができ、トラックの荷台からトランクルームに移す感じで、スムーズに荷物を収納できたので、このときはとてもよいトランクルームと契約でき、ラッキーだなあと思っておりました。

 

 

ぎゅうぎゅう詰めにしたトランクルームから荷物を出すのは難儀

トランクルームの写真です

(C)icom

 

荷物をトランクルームに収納してからしばらくは出し入れすることも少なく、たまたま運よく手前にあったものを取り出して、追加で荷物を少し入れた程度でしたので、よかったのです。

しかし、奥の荷物を取り出すときに大変な目にあってしまいました。

 

一番奥にあった洗濯機と冷蔵庫を別の場所に移動することになった時、トランクルームに到着し、まず途方に暮れたのは、約8畳分の荷物をすべて一旦トランクルームの外に出さなくてはいけないということです。

 

少しずつトランクルームの周囲に置き始めたのですが、外ですと効率よく積みあげるということもできません。想像以上に荷物を並べるスペースが必要でした。

 

隣接するトランクルームに邪魔にならないよう並べていったのですが、自分の借りているトランクルームの近くはすぐにいっぱいになり、少し離れたところに運ばねばなりませんでした。

 

折りしもこの日は真夏の炎天下、あっという間に汗だくになり、意識が朦朧(もうろう)になるシーンもありました。

トランクルームには当然のことながら、冷暖房の装備はありません(あるところも中には存在するとは思いますが)。

暑さ対策、寒さ対策も十分考える必要性を感じました。

 

ようやく洗濯機、冷蔵庫にたどり着き、トラックに搬入しました。

すると今度は取り出した荷物をすべてトランクルームに収納しなくてはなりません。

暑さもありゆっくり休み休みやり、思った以上に時間がかかってしまいました。

 

それでもラッキーだったのは、トランクルームの周囲に取り出した荷物を置くスペースがあり、トラックもトランクルーム入り口間近に置けたこと。

もしこれができていなかったら、一体どんなことになっていたのだろうと考えただけで怖いです。

 

さらにこの次にトランクルームから荷物を取り出したときのこと。

この時は小物系を取り出しにきたのですが、それがどこに入っているのかわからないのです。

 

結果、いろいろなダンボールを空けたり、戸棚の中をチェックしたり、探しまくることになり、そのために荷物を移動しつつ、そして奥を確認するには、荷物を一旦外に並べるしかなくなり、この時もかなりの時間を要してしまいました。

 

 

荷物が減ってきてわかったこと

何度か荷物を取り出して、多少収納に余裕が出てくると、荷物の出し入れはスムーズになってきました。

しかしながら、どこに何があるか把握せず、無造作に収納してしまったため、相変わらずなかなか必要なものは見つからないことが多かったです。

 

そして乱雑に積み上げていたため、いろいろなシーンに遭遇しました。

特にひどかったのは

 

・ある一つの荷物を動かしたら、その周辺の荷物が崩れ、なだれになって降りかかってきた。

あやうく怪我するところだった。

 

・一番下のダンボールまでたどり着くと、重さの関係とかちゃんと考えて積んでいなかったため、ダンボールごとつぶれており、中の荷物もゆがんでしまっていた。

 

・袋に入れていたものが、袋から飛び出していた。飛び出していたぐらいならよかったが、高いところから下に落ちて、細かい隙間に散乱してしまっていた

(床にさまざまな小物が散らばっていました)

 

などで、実に情けないというか、ため息をつくシーンに多々遭遇しました。

当然のことですが、最初にきちんと整理して積んで、どこに何を収納したかを把握することの大切さが身にしみました。

 

 

失敗から学んだ契約時にトランクルームの広さで注意しておくべきこと

メジャーの写真

 

いろいろな失敗を通じて、トランクルームを契約することに注意しなくてはと思ったことをまとめます。

まず広さですが、できるだけゆとりを持つことが大切です。

中に入れたものをすべていっぺんに取り出すのであれば気にしなくてもよいと思いますが、一部を取り出す機会があるようでしたら、トランクルーム内に奥まで導線を確保しておくべきです。

 

そうすれば時間も節約できますし、真夏や真冬ですと、トランクルーム内で作業するのと、外の外気のもとで作業するのとでは体力の消耗具合も変わります。

またトランクルーム内であれば雨や風の心配もありません、この辺りも考えて広さを決めるのがおすすめです。

 

予算の関係で、目いっぱい荷物を収納する場合は、トランクルームの周囲の状況をよくよく確認してください。

退避する荷物はどの辺りに置けそうか、その場合トラックや車の停車位置はどうなりそうかなど要チェックです。

写真等では現地の状況はなかなか把握するのは難しいと思います。一度は現地を下見しておいたほうがよいかと思います。

 

次に荷物の積み方についてです。

トランクルームも自分の部屋と思って整理整頓して積まないと後で痛い目にあいます。

これは最初に積み込むときにやっておかないと後からではどうにもなりません。

 

どの荷物がどこに収納されているか、最低メモ書き程度は残し、かつ荷物の配置をしっかり計画立てることをおススメします。

そうしないと結果として、探すのも大変なのに加えて、荷物の損壊や、作業中の事故にもつながりかねません。

このように計画立てると、例えば8畳分の荷物量だとしても、積み方を考えるともっと広いスペースがないと駄目ということもはっきりするはずです。

 

トランクルームは保管場所ですので、トラックで運搬するときのように一時的に積めればよいということはありません。

大切な荷物をきちんと保管するためにも計画はしっかり立てて収納することをおすすめします。

 

トランクルームの契約は初期費用が発生したり、解約も「その日に」ということはほとんどできず一ヶ月程度の期間が必要になることが多く、借換えすると多額のコストが発生してしまいます。

契約後に後悔することがないよう私の失敗談を参考にしていただければと思います。

 

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