独身時代にトランクルームを利用していた私。
便利だったのは事実ですが、実は1度盗難被害に遭い、もう1度は盗難被害に遭った人を目撃したことがあります。
ひと昔前の話ですから、トランクルームの鍵も今現在のようなデジタルで堅牢なものではありませんでした。
この記事では、私が実際に遭った、また目撃した盗難の体験談とともに、防犯対策についても紹介します。
ブランド物専用の倉庫にするためにトランクルームを利用
独身時代の趣味として、当時ハマっていたのが、ブランド物を買いこむことでした。
実家暮らしでお金もためやすかったこともあり、シャネルやグッチ、ヴィトンなどハイブランドと呼ばれるブランドのバッグ、アクセサリーなどを買うことがなによりのストレス発散でした。
当時の私がトランクルームを利用しだした理由は、キレイに保存しておきたい、当時お付き合いしていた彼が実家に遊びに来た時、隠しておきたい(できれば両親からも)と考えたからです。
利用していたトランクルームは、屋内型で、当時からすれば最新タイプでしたが、鍵だけはシンプルなディスクシリンダー錠。
トランクルームに置いてあるモノが高級なだけに、トランクルームを利用するたびにしつこく鍵をかけたか、何重にもチェックしていたのを覚えています。
ある日突然、某ブランドのバッグだけがすべてなくなった!
当時の私のトランクルームの使い方は、ハイブランドのバッグ類をキレイに収納し、デートや友人の結婚式などで使用したら、また元の場所に戻すというものでした。
また、気分が落ち込んだ時などにトランクルームに整然と並ぶバッグ類を見て、「よし!またこういうモノを買うために頑張ろう!!」と奮起するという使い方もしていました。
ある休日、いつも通りトランクルームにバッグを見に行ったところ、トランクルームを開けた瞬間に「変だな」と感じました。
間抜けな私からすれば、最初は違和感を持った程度だったのです。
しかし、よく見てみると、とあるハイブランドのバッグ「だけ」ない!ということに気が付きました。
そして違和感の正体に気が付きました。
その日は、鍵を開けるために鍵を差し込み、まだ回していない段階でドアが開いたのです。
結局、誰もが知るハイブランドのバッグが盗難被害に遭っていました。
他にもハイブランドと呼べるブランドのバッグはあったのですが、盗難に遭ったブランドが最も高価なものでした。
犯人は、その価値を分かっていたのかもしれません。
警察に被害届を出したものの、当時防犯カメラもついていなかったため、いまだにバッグは戻ってきていませんが、ものすごくよい社会勉強になりました…。
トランクルーム内の廊下で盗難に遭っている人を発見
屋内型トランクルームには、トランクルーム同士を結ぶ通路があります。
通路には、コンセントがあり、私がトランクルームの自分のスペースに向かっていたところ、廊下のコンセントでタブレットを充電している男性を見かけました。
タブレットを充電器につないで、男性が自分のトランクルームに入っていったところまで見て、私自身は自分のトランクルームに入りました。
用事を済ませ、帰り際にふたたび同じ場所を通ったら、男性が怒ったような形相で、どこかに電話しています。
廊下も狭いので話が丸聞こえになっていたのですが、どうやら充電中のタブレットが盗難被害に遭ったようなのです。
私自身が何を隠そう、バッグを盗まれているわけですから、「物騒だなぁ」と思い、男性の横を通過していたところ、男性の話の続きを聞いてしまいました。
どうやら被害者の男性は、トランクルームを借り住まいにしていた様子でした。
わけあってアパートを出ることになって、一時的にトランクルーム(1畳もないタイプ!)で寝泊まりしていたようです。
思い切った使い方に驚きながら、おそらくそうするしか行くあてがなかった男性に同情しました。
しかし、通路に設置されたコンセントの無断使用は、トランクルーム側から禁止されていたため、盗難に遭った男性側にも非があったかもしれません。
体験・目撃した盗難を予防するための方法を実践してみた
自分のトランクルームのものを盗難されないために
私自身が盗難被害に遭ったことで、元々かなり意識していた施錠を、さらに意識するようになりました。
毎回施錠したかどうかをダブルチェックしていましたが、結局は近所に新しくできた監視員つきのトランクルームに乗り換えました。
オートロックでデジタルキーのトランクルームもあるため、このようにセキュリティ面が充実しているタイプのトランクルームを選ぶのもおすすめです。
通路のコンセントは基本的に利用しないこと
トランクルームの通路のコンセントでは、タブレット以外に、スマホを充電している人もいました。
トランクルームの通路は、日や時間帯によって差がありますが、多くの人が出入りします。
スマホを充電している間に、盗まれないことの方が珍しいと考えた方がよいでしょう。
スマホですら危ないのですから、もっと高額なノートパソコンやタブレットなどは、盗難の後、転売されることもあります。
屋内型のトランクルームでも、防犯面が行き届いていないタイプのトランクルームもあるため、油断しない方がよいでしょう。
それ以前に、通路のコンセントは自分のものではありません。
トランクルームの運営会社のものですから、基本的に「使わない」ことが一番の安全策です。
私が利用してきた中でも、トランクルーム内にコンセントがあるタイプもあったので、そちらで充電した方が安心・安全でしょう。
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