トランクルームの料金は高いというイメージを実は持っていましたが、賃貸マンション住まいの収納スペースを考えると、都合のいい期間だけ都合のいいスペースを荷物の保管のためだけにレンタルできるサービスは、考えようによっては割安なのかもしれません。

 

コンテナボックスや貸し倉庫の利用も考えられますが、保険には加入するのでしょうけれども、セキュリティ面ではトランクルームの方が断然優位です。そんなことを考えながら、トランクルームの情報サイトで徹底的に分析、研究をしていた矢先、妻がやってくれました。

 

なんと「トランクルーム、半額で利用できるわよ」と言い出したのです。

 

 

トランクルームは本当に割高なのか?

お金と相場

 

確かに割高感は否めない

やはり、「面積の割に高い」と感じる方は多いかもしれませんね。

わたしもそうでした。

のっけから過去形にしてしまっていますが、確かに「トランクルームは高い」と感じていたのは過去の話です。

 

もちろん、ごねて金額を下げてもらったわけではありません。

紳士たるもの、そんな無粋なことはしません。

 

数字的な金額はそのままです。

ではなぜ割高感がなくなったのかというと、いろいろ悪あがきをしているうちに、サービスに含まれている目に見えない価値に気がついたからです。

 

その辺のお話をまずしたいと思います。

 

 

24時間アクセス可能な利便性と万全のセキュリティで安心を買う

建物の中にあるトランクルームは、屋外のコンテナボックスなどと違いセキュリティが確保されています。

いくら、普段使わないものをしまっておくとは言え、大事なモノを失うのは悲しいことです。

 

それと使いたいときに直ぐに使えるという視点で見ると、空調が行き届いて湿温度管理が徹底されたトランクルームは、かびたりすることなく直ぐに使えるのです。

そして24時間アクセスが可能なのは、使い勝手がすこぶるいいのです。まちがいなく自宅保管より環境がいいと感じました。

 

 

でもやっぱり。。。

クルマがあれば郊外に借りるとか、階層の高いルームを借りるとか、いろいろ安く借りる手立てを使ってもまだ割高感が払拭できない、という方もいらっしゃるでしょう。

でも、金額に表せないメリットをいろいろ考えると決して割高ではないかもしれませんよ。

 

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妻がウルトラCでつかんだ料金半額の寝技

セールのイメージ

 

裏技というほどでもないので寝技

「トランクルームが半額で借りられる裏技!」と聞けば、なんだなんだ、となるでしょうが、今回のお話は料金がバッサリと半額になるわけではないのです。

それに、ひとりではできないのです。

だから寝技。

もうひとり巻き込まなければ成立しないのです。

 

 

ご近所の仲良しさんを巻き込んだ営業力

その方法とは、なんと「仲良しのご近所さんを巻き込む」ことでした。

さすがに最初は、他人と同じ場所に自分のモノを預けることに抵抗があったようですが、妻の「迫力の営業力」で見事ご近所さんを巻き込むことに成功したのでした。

 

 

トランクルームシェアリングの成立

サービスの定款上問題があるのかないのかわかりませんでしたが、とにかくトランクルームシェアリングを成立させたのでした。これで、トータルの料金は変わらず出費だけは半額にすることに成功したのです。

 

 

 

トランクルームにはすぐに使わないものを収納するのだから

トランクルーム

(C)icom

 

知り合いなら中身を知られたって心配ない

さすがの妻も最初は他人に持ち物の中身を知られたくない、なんて抵抗感はあったようです。

当然パートナーの奥様にも同じ感覚はあったはずです。

親密度が深いほど知られたくないものもありますものね。でも、結果的にはそれは思い過ごしのようでした。

 

ワンサイズ広いトランクルームを借りてもまだ安い

妻たちの協議の結果、出費が安くなるなら少し大きいルームを借りようか、ということになりました。なんだか「無理があるな」と感じはしたものの、割安感は増しました。実際、単独で小さいところを借りるより少しアップグレードした感じがしたのでしょう。2人ともルンルンしていました。

 

 

左右振り分けできっちり2分割

室内はちょうど真ん中で仕切りました。

仕切ったといっても緑の絶縁テープで床に線を貼っただけ。

知り合いだからそれで充分です。

手前の方に衣装ケースを積み上げ、奥の方に大物がおけるようにセットアップしました。

わたしのゴルフクラブは、その一番奥でひっそりと眠っております。

 

 

人間関係をこじらせては本末転倒

「人間は思い込みの激しい動物だ」から始めた妻は偉かった

ちょっと心配だったのが、「勘違い紛失」による大騒ぎ。もともと納めてなかったのに、あると思っていたモノがそこにないと、相手のせいにしたくなるもの。

 

普段使わないモノの集まりだから、中身を正確に覚えていない上に、必要なときにしか見に行かないものだから勝手な思い込みを生み、それを記憶と勘違いする、なんてことはありがちです。

 

 

鍵つきの衣装ケース導入

「わたしたちもアホだから思い込みはゼッタイにおこす」ということで、性悪説で行くことにしました。

つまり、お互い「思い込み紛失」をする、という前提に立って、最初から対策を講じておこう。

そうすれば、実際起こったときには笑い話ですむでしょう、という発想です。

そういうわけで鍵つきの衣装ケースを検討しました。

 

 

結局各自で管理するルール作りが安定運用の秘訣

でも、これが意外と高いので驚きました。

あまり初期投資が高くては、これも本末転倒なので、結局自分自身で納めたモノをデジタルカメラで記録にとっておこう、という話に落ち着いたのでした。

最終的にはこのアナログ的な手段が一番わかりやすかったようです。

 

 

 

いろんなモノのシェアが始まった

車

 

「ちょっとキャンプ用品貸してくれない?」から始まった新たなステージ

ただトランクルームをシェアするだけではなく、新しいステージへの進化が「モノの貸し借り」から始まりました。

最初は、パートナーが持っていたキャンプセットを借りたことから。

両家で同じモノを2セット収納しておくのは、「スペースがもったいない」だけでなはく「お金ももったいないかも」ということに気づいたのです。

 

 

間接的な料金削減効果に味をしめた妻たち

そこで、シェアできるモノを双方でピックアップして、ダブり買いしないようにすることから、情報共有することに。

すると当然その分家計が助かるわけです。

 

更に発展して、何かを買おうというときにはパートナーに相談するようになり、合意が得られれば折半で共同購入するようにしました。

こうすることで、間接的にレンタル料金の削減効果が得られていることに気づいた妻たちは、更なる削減を目指して共同購入にはまっていったのです。

 

 

妻たちがシェアしたあんなもの、こんなもの

バーベキューセット、スーツケース、コミック、スキー、スノボ、ゴルフクラブ、タキシード、喪服、非日常食器セット、育児セット、トラベルミニアイロン、トラベルヘアドライヤー、布団乾燥機、餅つき器、パン焼き器、電動工具などそれこそ、あんなものからこんなものまで。

 

そしてアイテムシェアのルールは、「最初に脱退する方は所有権を放棄すること」「双方同時に脱退する場合は話し合いによって引き取るか、廃棄の責任を持つこと」このふたつです。

 

 

最終的には「利便性や家の都合を考えると、利用しているうちに実はそれほど割高ではないという認識に変化した」という面白い結果に落ち着いたわけです。

管理コストや保険などを自己負担しようとすれば、それなりにかかります。保険料などは全員で応分に負担できるのだからむしろ安いのかもしれません。

 

わたしは奥の方にひっそりとゴルフクラブを置かせてもらっていますが、暫く使わなくてもカビが生えたりしていなかったので、ちょっと感動を覚えた記憶があります。

 

トランクルームが高いか安いかは、個人や家庭の事情によって千差万別なのは当然ですが、すくなくとも「考え方」を見直すだけで実は、割安だったりするのです。さらに「借り方」を工夫することで、もっともっと割安感を増すことが期待できるのです。

 

「自分でできないことは専門家に丸投げで任せる」というスタイルは費用対効果で考えれば決して高くはないのです。費用対効果はお金の計算だけでは借りるものではないのです。

 

スペースができた分、なにかお金を生む趣味ができて結果的に利益を生むかもしれないですし。

まずはご自身の生活プランから考えを広げて、どう使えば割安になるかをじっくり考えてから決めてはいかがでしょう。

とにかく「トランクルームは便利に使い倒す」という姿勢で臨みましょう。

 

 

 

 

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