東京の23区内にトランクルームを借りて、10年以上が経ちます。
その間に東京オリンピックが決まり、サッカーのワールドカップは3回おこなわれました。
そう考えると、時の流れを強く感じます。
あることがきっかけで、「もしかすると今はトランクルームの賃料相場が変わって、損をしているのでは?」と思い、今借りているのと同条件だとどれくらいの賃料なのかを調べることに。
この記事は、そんな私の報告レポートです。
調べようと思ったきっかけ
発端は、トランクルームとはまるで関係ないことだったのです。
たまたま保険会社に勤めていたという人と話していたら、「保険は昔の契約のままだと損をするから、新しいのに変えていった方がいい」と言われたのです。
もちろん自分がかけている保険をすぐに考えてみたんですが、それがトランクルームにも思いが及びました。
以前に人から聞いた話で、「うちのマンション、同じ間取りなのに新しく募集が出ていた部屋は家賃が安くなっていた」というのがあったからかもしれません。
部屋に定価はないですからね。
タイミングによって変わることもあるというのを、その時知ったのです。
そんなわけでマンションの家賃は時々確認していますが、トランクルームはまったくのノータッチでした。
トランクルームも人が入るか荷物が入るかの違いだけで、都内の部屋には変わりありません。
賃料が変わっている可能性は多いにあるはずです。
昔に比べて相場が下がったり、もしかするとレンタル業者が増えて競争が激しくなり安くなった可能性もあるのでは、と考えました。
現在の契約内容を調べるのに四苦八苦
それでは早速、調査をスタート……とはならず。
というのも、「どんな契約だったかな?」となったのです。
借りているトランクルームの部屋の景色は思い出せます。
しかしそれが広さどれくらいなのか? そこがわからないのです。
だいたい最初に契約を済ませたら、あとは細かい内容なんて忘れてしまいます。
それで「契約書を見ないと」と思ったのですが、契約書の場所がわからない!
書きながら自分のずぼらさを晒しているみたいで非常に恥ずかしいんですが、何せ10年以上借りているわけですから。
それで結論、聞きました。トランクルームの会社に。
おそらく契約書を探す時間より圧倒的に短くすみました。
今の時代は電話でいちいち問い合わせるのはナンセンス、という人もいますが、私が借りているトランクルームはそんなことはなく、問い合わせも手軽でスムーズ、好感度もアップという副産物すらありました。
肝心の広さは4畳。
「思っていたより狭かったな」というのが感想です。
すでに荷物がいっぱいなので、もう一段広い部屋を借りておけば良かったという気持ちもよぎりました。
調査開始。しかし……
借りている部屋の広さがわかり、いよいよ調査スタートです。
しかし、ここでまた問題発生。
まずは、「どこで、どう調べようか」となったのです。
探すのはインターネットなんですが、どういったホームページを見ればいいのかわからない。
マンションとか住居だと不動産サイトで決まりですが、トランクルームはどうなんだろう?
とりあえずGoogleで検索。
料金のまとめサイトを見ると、同じ条件で自分が借りているものより、断然安い!
1万5,000円くらい安い。
これはかなりショックです。
やっぱりトランクルームの値段は最近下がっているのでしょうか?
しかし、同じ23区内であっても場所が全然違います。
トランクルームは土地代も大きく関わるはずなので、これは単純比較できなさそうです
(でも出てきた所も、結構いい値段のエリアのはずなんですが)。
他の方法で調べようと、今度は某不動産サイトにアクセス。
しかし・・・エリアを選んだあとに広さを指定しようとすると、「㎡」と出るんですよ。
これ、「平方メートル」ってやつですよね。
私がトランクルームのコールセンターで聞いたのは「畳」なんで、頭の中で変換できない。
不動産の広さって他にも、「坪」とかありますよね。
きっとこれで広さを表しているサイトもあるはず。
どう調査すればいいんだ、ということでとりあえず「畳」「㎡」「坪」だけは理解することに。
1畳≒1.62㎡以上
1畳≒約0.5坪
だそうです。
しかしここでまた難題が。
「江戸間の場合」「京間の場合」とかつくわけです。
出ましたよ、これ私が初めてマンションを借りた若かりし頃に「狭くないですか?」と聞いて、「江戸間ですから」とか言われたやつです。
つまり同じ1畳でも広さが違うんです。
しかも調べると地域によって他にもいろいろな○○間があるらしい。
基準を揃えるだけで一苦労です。
調査リスタート
こだわっていると進まないので、ざっくりとした数値で再度探すことに。
1畳は1.62㎡以上ということなので、とりあえずこの広さを基準に某不動産サイトで検索をしてみます。
不動産サイトは細かな条件で絞り込めるのが便利です。
しかし、検索結果の料金レンジに幅がありすぎて、ダイレクトにわかりません。
「○○円~○○円」となっているんです。
仕方がないので他の不動産サイトで検索しようとしましたが、今度は業務用の倉庫みたいな分類しかなく、個人向けのトランクルームが探せません。
ダメならすぐ次と考えて、トランクルームに強そうな検索サイトでやってみました。
しかしやはり選んだ条件にピッタリの物件が出ません。不動産サイトの多くはマンションとかの検索はすごくいい精度なのに、トランクルームは違うみたいです。
しかも不動産サイトの場合、出て来るのはきっと掲載をしているトランクルームだけのはず。
世の中には掲載をしていない物件もたくさんあるでしょう。
そこでもう、トランクルームの会社にあたりをつけて探してみることにしました。
ですから対象は、その会社が運営する物件だけですね。
しかし募集中の物件分しか出ずに、自分が借りているのと同条件のものがなかなか見つかりません。
結果、どうすることにしたか
正直ここまでの道のりで、かなり疲れました。
トランクルームって、マンションとか部屋探しをするみたいにスムーズにはできないな、というのが感想です。
そして原点に返り、自分が借りているトランクルーム会社のホームページで調べてみることにしました。
同じ会社で同条件、しかも同じ建物で賃料が違うとやはり悔しいですから。
すると探している条件で、すぐに出ました。
考えてみると10年前もこの探しやすさ、選びやすさで決めたような気がします。
肝心の価格についてですが、ほぼ同じでした。
もともとは軽く料金を調べようと考えて重い腰をあげたのですが、部屋を探すみたいに情報が素早く、的確に見つからずかなりお疲れモードに。
それと冷静に考えると荷物を移動させる料金も発生するわけですから、多少値段が違っていてもトランクルームを移るのは現実的ではありません。
仮に今と同条件で月額1万円程度ちがっても、トランクルームを変えることはしないでしょう。
しかし同じトランクルーム会社で同条件の物件だと、価格はほぼ変わらずでしたから、価格的には検討の余地なしです。
そしてトランクルームの条件を絞って比較検討するのは、考えていたよりずっと大変というのを強く実感しました。
【参考】今回の調査で参照した主なWebサイト
・まとめサイト
トランクルームの料金相場を暴露!それ高くない?(トランクルームの教科書)
・不動産サイト
23区のトランクルームを探す(LIFULL)
https://www.homes.co.jp/trunkroom/tokyo/23ku/
賃貸ビル・貸し倉庫・貸し工場などの物件情報(アットホーム)
https://www.athome.co.jp/rent/06/
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