大学を卒業し、晴れて新社会人1年生になった僕。

地元をはなれ、期待に満ちあふれた東京生活でしたが、早くも一年後にほころび始めます。

実力主義で選んだ会社にもかかわらず、成績は振るわず、思ったより給料も上がらない。

 

いよいよ家賃の支払いすらままならなくなってきた僕は、会社の寮へ入寮することに。

2LDK、6人暮らし(!)の共同生活が始まりました。

 

問題は、一人暮らし時代の家財置き場の確保です。

そこで、トランクルームを借りることにしました。

ただ、お金に窮して入寮したので、トランクルームの賃料もできるだけ安く抑える必要がありました。

見事、安く借りることには成功したのですが、結果として大失敗だった僕の体験談をお話しします。

 

 

 

安く借りるためには都心は避けるべき

 

トランクルームを探し始めたとき、私は東京に在住していました。

もちろん、初めは頻繁に荷物を取りに行きたいと、近場でトランクルームを探しました。

ただ、どこを見ても高い。

これじゃ入寮する意味がない!

 

そんな時、トランクルーム利用者である会社の先輩が「東京で借りるより、千葉とか神奈川とかの田舎で借りたほうが安いよ。」とアドバイスをくれたのです。

きた!!!!!

さっそく、探し始めると、なるほどたしかに場所によっては半額、もしくはそれ以上の安さです。

 

トランクルームバナー

 

激安トランクルーム発見。利用開始!

白い扉のトランクルーム

 

田舎中心にネットで検索をかけ続けた結果、神奈川の聞いたことがない地名に激安トランクルームを発見。

季節割引みたいなものもやっていて、ただでさえ安いのに、そこからさらに割引らしい。

 

最寄り駅からは、徒歩15分。

少し遠いけど、運ぶ時は上司に車を出してもらうし、荷物を取りに行かないといけないってなったとしても、駅から15分ならまぁ許容範囲内か。

ということで、その物件に決め、そのままネットで申し込みを済ませせた僕。

数日後、さっそく鍵が届いたその日に、先輩が車を出してくれるということで、荷物の搬入に向かいました。

 

実際行ってみると、たしなに周りは何もない田舎ですが、入り口のセキュリティーもしっかりしていて、何よりも中がすごく綺麗。

安いし、これなら安心して保管できるなと思い、無事に荷物の搬入は終了。

その日は大満足で帰宅しました。

 

 

 

半年後に気づいた僕の失敗

田舎の墓地

 

トランクルームを借りて、早半年。

必要なものがトランクルームにあることを思い出し、初めて自分ひとりで取り出しに行くことにしました。

 

トランクルームのある最寄り駅に到着して、Googleマップでトランクルームの住所を打ち込むと……

なぜかそこには徒歩40分の表記。

え、40分!? 15分じゃかなったのか?

衝撃でしたが、まあ、とりあえず行くしかないと歩き始めました。

 

しかし、歩き出すこと数分、衝撃の光景が目に飛び込んできたのです。

なんと、道のりの約半分は大きな墓地が占めているのです。

両サイドに大量のお墓と薄暗い森。人通りもない。

超こわい……。

 

そんな中を約20分歩き、抜けてからもさらに20分ほど道路を歩き、合計40分。

きっちりナビ通りの時間でトランクルームに到着。

もちろん帰りも同じ道。

最寄り駅に戻ってきたときにはもうクタクタでした。

 

徒歩15分と書いてあった当時のネット表記は、あれは何だったのか。

じつは今でもわかっていません。

私の確認ミスなのか、だまされたのか?

 

ただ、間違いなく安さの要因はこの距離と、アクセス途中の環境の悪さでした。

 

 

 

二度と行きたくないトランクルーム、でも今なお継続中

通帳

 

墓地の中を40分歩かないとたどり着けないトランクルーム。

当然足は遠のき、気づいたころには、もう何を保管しているかも分からない状況になっていました。

(トランクルームに何をしまったかメモしておくことをオススメします。日がたつと忘れます!)

 

そんな中、僕は東京から仙台へ転勤することになったのです。w

普通ならトランクルームを解約すべきタイミングですが、忙しさを理由にトランクルームの契約はそのまま放っておくことに。

 

そこからさらに、全国各地を転勤するようになり、その期間、1人暮らしをしたり、地方の寮に入ったりして3年が経ちました。

実は、3年たった今もなお、神奈川の田舎の墓地を超えた先にある、あのトランクルームを借り続けています(笑)。

もちろん何が入っているかも忘れてしまい、毎月賃料が引き落とされているのを確認するたびに失敗したなあと感じている次第です。

 

 

僕が学んだ失敗は、トランクルームを借りるときは安さだけでは選んではいけないということ。

そして借りるときは、サイトに書いてある情報だけでなく、実際に見学に趣き、アクセスや環境をしっかり事前に確認してください。

 

住むわけではありませんが、自分の大事な荷物を保管する場所ですし、一度契約をすると長期間利用する方も多いと思います。

ランニングコストも重要ですが、あまりに不便な場所だとそもそも借りる意味がなくなります。

ぜひ慎重に選んでください。

 


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