昨今、トランクルームの活用方法はどんどん多様化しています。
トランクルーム自体も進化を遂げていて、衣類や書籍類だけでなく、家電や家具、レジャー用品、車などの大きいものに至るまで、何でも預けることが可能です。
しかし、トランクルームには運営会社の規則的にはOKでも、「預けてはいけない(不向き)」なものが存在します。
今回はトランクルーム愛用者である私が、これまで預けたアイテムの中から、「預けてはいけない(不向き)」・「預けないほうが良かった」アイテムをランキング形式で発表します。
トランクルームの「理想と現実」とは!?
よくトランクルームを借りることで、「部屋を綺麗に保つことができる」、「トランクルームのおかげで部屋を広く使えるだろう」などと、住環境における「理想」を願う人がいますが、数年来トランクルームを借りた身からすると、それらの願いの大半は、幻想であることがわかります。
なぜならトランクルームは、何でも預けられる環境にあるものの、「荷物の出し入れ頻度」や「預けた荷物の重要性」、「トランクルームの立地」などによっては、トランクルームが”ただの物置化“するリスクになり得るからです。
そのためトランクルームを借りれば部屋が片付くというのは幻想なのです。
預けないほうがいいアイテム第3位&第2位
○第3位「昔使っていた物 / 現時点で家にある不必要なアイテム」
家具や家電、アウトドア、レジャー用品、季節物の行事用品などがこれにあたります。
また預ける人によっては昔の思い出の品や、趣味のものに至るまで、ありとあらゆる物があるかと思います。
これらのアイテムをトランクルームに預けるのは少し注意が必要かもしれません。
トランクルームを借りる人の多くは「いつかは使うかもしれない」、「時間が空いたら趣味を再開しよう!」などと言って借りるわけですが、大概の場合これらはそのまま放置される可能性が高いのです。
あくまで私の持論になりますが、これらのアイテムを使う可能性は低く、「トランクルーム=物置」になりかねないため、できることなら預ける前に取捨選択をされることをおすすめします。
部屋を綺麗に保つことはできますが、トランクルームにも月々の費用が発生しているわけなので、無駄な支出を抑えるためにも極力不要なものなどは預けないようにしましよう。
○第2位「書籍や書類などの書籍類」
これらのアイテムは、家のスペースでも邪険に扱われています。
これらを簡単に預けられる場所としてトランクルームがあるわけですが、果たしてこれらの大荷物が自宅である家に戻ることはあるのでしょうか。
もちろん大切なものであれば預けることをおすすめしますが、IT技術が進化した昨今では、これら紙ベースでの書類や書籍などもペーパレス化することが可能です。
その方が身近に大切な書類等を保管できるため安心ですし、膨大な書籍類を一つのタブレットにまとめられるため、費用面で比較したときにトランクルームよりお手頃であると言えます。
僕的「預けないほうがいいアイテム」第1位
○第1位「衣類全般(洋服)」
意外にも、第1位は衣類全般です。
トランクルームを借りる人の多くは、衣類を預けたいためにトランクルームを借りると言っても過言ではありません。
ワークライフバランスや家族構成の変化によって、トランクルームをクローゼット代わりに活用して、四季ごとに衣類を分けるなどの方法をとられる人もいます。
しかし、トランクルームの立地や出し入れの回数によっては、それらの作業を定期的に行うのは億劫になりがちです。
そのため、トランクルーム内に預けた衣類が着られることは少なく、次から次へと新品の衣類を買ってしまったりもします。
トランクルームに衣類を預ける人も多いですが、私は預けてはいけないアイテムの第1位としてあえてこれを挙げます。
現在では、トランクルーム会社のサービスによっては、スマホ1つで出し入れ可能ともなるトランクルームもありますし、何を預けたかをスマホから確認できる会社もあるので、より効率的に衣類の管理を行いたい人は、このようなトランクルームを活用すると良いかもしれません。
なんでも預けられるからこそ、使い方を熟考しよう
近年のトランクルームであれば、屋内型は温度湿度管理もバッチリで、アイテムが盗難などの被害や、経年劣化することはなかなかありえません。
屋外型であれば、屋内型までとはいきませんが、料金は安いながらも、セキュリティ面に力を入れていたり、大量の物が収納できたり、使う人によってメリット・デメリットを使い分けることができます。
トランクルームを借りているからこそわかったことですが、結局はトランクルームは「場所」という概念でしかなく、預ける「人」によっては最高にも最低にもなるのがトランクルームだと思っています。
そのため、規則上OKとされているものであれば、なんでも預けることはできますが、使う人によってはただの物置になりかねないので、無駄な支出を避ける意味では賢明かもしれません。