片付けのポイントとしてよく挙げられるのが、物の「居場所」や「定位置」をつくること。
使用頻度の高い物は頻繁に出し入れするので、家族でルールや定位置を決めやすいのではないでしょうか。
しかし、年に数回しか使わないような物があるのも事実。
けれど捨てることはできない。
我が家でもそんな雑多なアイテムの収納に悩まされていました。
年に一度の誕生日やクリスマスの飾り付けアイテム。
年に数回しか使わないアイロンや裁縫道具。
100均で買った様々なフックやピンの余り……。
これらはリビングのスペースを使ってまで収納する物ではありませんが、ないと困る物。
また、所在がわからないと同じ物を買ったり、家事が億劫になったりするので、押し入れの奥にしまうのもためらいます。
そんな私が、イケアのシェルフ「ムーリッグ」でこれら出番の少ないアイテムの収納を解決したストーリーをご紹介します。
イケアのシェルフ収納「ムーリッグ」とは?
イケアのムーリッグは、「衣類のお手入れをもっと簡単に」をキャッチコピーにしたシリーズ。
シェルフ以外にもラックやハンガーレールがラインナップされています。
今回わたしが購入したシェルフユニットは、ホワイト色のスチール製。
水に強いので、洗面所や玄関収納、ガーデニング棚としてベランダに置くこともできる優れものです。
サイズは3種類あり、用途に合わせて選ぶことができます。
・MULIG ムーリッグ シェルフユニット W58×D34×H90cm 2,999円(税込み)
・MULIG ムーリッグ シェルフユニット W58×D34×H162cm 3,999円(税込み)
・MULIG ムーリッグ シェルフユニット W120×D34×H162cm 7,999円(税込み)
※2019年6月現在の価格です。
棚板がスチール製でパンチング仕様になっており、通気性も抜群。
水や汚れに強いので、お手入れも簡単。
そして何より、ホワイト色でイケアらしいおしゃれなデザインが気に入り、洗面所の収納として使うために3,999円のシェルフを購入しました。
これでおしゃれな洗面所になるに違いない……と。
しかし、組み立てて実際に置いてみると、予想外の圧迫感。
もちろん置けるかどうか採寸して、あれこれイメージして、「これならいける!」と判断して購入したのですが、どうにもこうにも大きい。
置くことはできるけど、やっぱり我が家の洗面所にはあまりにも大きい。
夫に頼んで、棚を一段減らしてもらいました。
「……棚を一段減らしても、奥行きは変わらないよね」
「……うん」
こうして組み立て早々、ムーリッグはお蔵入りの危機に陥りました。
洗面所には置けなかったイケアの収納「ムーリッグ」。さてどうする?
「これだ!」と思ったものが置けなかった敗北感……。
夫からは「無駄な買い物」とクレームが入りました。
思い返せばイケアで「これ置けるかなぁ」と夫は疑問視していたものを、「サイズ大丈夫!」と私が押し切ってしまったのでした。
何としても「無駄な買い物」という汚名を返上しなくてはなりません。
とりあえず、ムーリッグを空き部屋(物干し部屋)へ運び、頭を捻ること数日。
そして、私はひらめいたのです!
イケア「ムーリッグ」にセリア「プレンティボックス」がぴったり納まる!
「これは収納に使える!」と爆買いしていたのが、セリアのプレンティボックス。
既にあちらこちらで活用していましたが、まだその残りがありました。
「あれ?ムーリッグに置けるのでは?」
置いてみると、サイズがぴったりです。むふふふふ。
棚板一段にプレンティボックスが2つ、余裕を持って収納することができます。
ムーリッグもプレンティボックスも色は白。
ホワイト×ホワイトで見た目もスッキリ美しい!
「これだーッ!」
収納の神が降臨したかと思う瞬間でした。
ムーリッグ×プレンティボックス収納のメリットは、
・ボックスごとにざっくり収納。ジャンル分けしやすい。
・定期的な見直しがしやすい。溢れたら断捨離する習慣ができる。
・見た目はスッキリ。中はごちゃごちゃでもOK。
ということ。
見た目はスッキリしたいけど、ズボラという方におすすめの方法です。
冒頭でご紹介した通り、我が家では「使用頻度の低い物」「一時保管」「使いかけの細々アイテム」の収納として活用しています。
(ちなみに、棚を一段減らしましたが我が家ではそのまま使用しています。実際のムーリッグは棚一段分高くなります)
具体的に何を収納しているかご紹介していきますね。
メルカリ出品中の物
出品したことを忘れた頃に、突然売れたりするメルカリ。
以前は慌てて出品商品を探したこともありましたが、一か所にまとめておけばそんなこともありません。
ボックスから溢れたら、売るのを諦めてリサイクルに持っていく、処分する、という判断基準にもなります。
裁縫道具、布、手芸用品
裁縫道具は取りやすい場所にないと、ボタン付けやほつれを直すのがどんどん先送りになります(私の場合)。
しかし、そんな私でも昔はハンドメイドが好きで、色々と作っていた時代がありました。
その名残りで手芸用品や布が意外と残っていたので、裁縫道具とひとまとめに。
もしかしたら「子供の幼稚園グッズを作ろう!」という気が起きるかもしれません。
誕生日やクリスマス飾り付け用品
飾り付けやデコレーションアイテムは、ペーパーチェーンやガーランドなど立体的な物が多いですよね。
一度作ったら形を潰さずに「ふわっと」保管しておきたい。ボックス収納ならそれが叶います。
子供の作品を保管するのにもピッタリですね。
100均で買った収納やフックの余り
100均で買った便利なフックやケーブルチューブ、結束バンドなど。これらは一度で使い切ることはまずありません。
「あれ買ったはずなのに、どこに行ったっけ?」と行方が分からず、同じ物をまた買う。
我が家には結束バンドが大量にあります……。
そんな無駄をなくすために、100均で買った余り物は全てここへ集結!
ごちゃごちゃしていますが、私にとっては「使いかけはここにある」と把握できることが大切です。
掃除機の紙パック、ハンディモップの替えストック
掃除機につけて時々使う隙間ブラシや紙パック、ダニ吸い用の掃除機ヘッド、掃除関連の雑多アイテムをひとまとめに。
面倒な掃除も少しだけ頻度が上がりました。
アイロングッズ
そもそもアイロンが必要になる服はあまり着ませんが、それでも冠婚葬祭などで年に数回はアイロンが登場します。
我が家にはアイロン台がなく、アイロンマットを使用しています。
ボックスには畳んだアイロンマットやタオル、霧吹きなどアイロングッズを収納しました(アイロンは別保管)。
イケア「ムーリッグ」付属のフックも便利!
イケアの収納ムーリッグには左右に2か所ずつ、合計4か所のフックが付属しています。
フックがしっかりとフレームに固定されているので、フックに掛けた物を取るときにもブレたりしません。
ムーリッグの背面にコンセントがあるので、マキタの掃除機を充電しながら引っ掛け収納しています。
すぐに使えてとても快適です。
その隣にはハンディモップの本体を掛けています。
ロングタイプのハンディモップですが、柄を短くしなくてもそのまま掛けられて便利です。
掃除機と掃除関連グッズが同じ場所にあるので、隙間ブラシやハンディモップをサッと付け替えることができます。
「面倒くさい」と思うことが減ったので、家事動線の大切さを痛感しました。
左側のフックには、子供の散髪に使う針金が入ったケープを引っ掛けました。
買ったときに入っていた袋に入れようと思いましたが、針金のせいでうまく畳めず困っていたのです。縦にひとくくりにしてフックに掛けられたので、こちらもスッキリ解決。
どれもこれも「リビングには置きたくない物」ばかりです。
それゆえに、押し入れに入れてみたり、空き部屋に適当に置いたりしていました。
そして、使いたいときに見つけられずに同じ物を買う。
家事をどんどん後回しにする。
考えてみれば悪循環そのものです。
「どこに置いておこうか……」と迷うアイテムにこそ定位置を。
収納で生活が変わると実感した出来事でした。