クローゼットや押入れなどで、必ずといっていいほど活用されている収納ケース。
我が家でも、寝室、子ども部屋、書斎など各部屋で使っています。
ところが、ちょっとした不満が発生し、収納ケースの一部を処分することになりました。
今回は、収納用品を購入する際に陥る落とし穴と、収納ケースの処分方法についてお話しします。
我が家にある収納ケースを数えてみた
ことあるごとに買い足していった収納ケース。
そもそも我が家には一体何個あるのかさえ分かっていません。
というわけで、今回いい機会なので、収納ケースを数えてみました。
結果、いわゆる引き出し式の収納ケースは大小合わせて25個もあることが分かりました!
内訳は、無印良品の引き出し式収納ケースが18個。
Fitzの収納ケースが1個。
ネットで購入した収納ケースが4個。
ホームセンターで買った小さな収納がケース2個。
はい、見事にバラバラです。
よく3LDKのマンションにこんなにたくさんあったものだと、自分でも感心してしまいました。
収納ケースをどこで使っていたか?
25個の収納ケースを、自宅のどこで使っていたか。
・寝室:クローゼットで4個、壁面収納に6個
・子ども部屋:洋服の収納用に2個
・洗面所:タオル収納用に2個
・玄関横:日用雑貨の収納用に3個
・納戸:リネン類の収納用に2個
・リビング:文具などの雑貨の収納用に小さいサイズの収納ケースを2個
・書斎:私の手芸用品などの収納用に2個
ちなみに残りの2個は、上の写真の小さめの収納ケースですが、もはやガラクタ入れになっていました。
すでに処分した家電の説明書、組立家具の予備のネジ、インクの出ないボールペンなど。
乱雑に入れて、見直しすることもなく、放ったらかしにしていたモノばかりです。
これだけの数の収納ケースがありながら、何も考えずに放り込み、分類もされていないのですから、使いたいモノが見つからない状況だったのはいうまでもありません。
そして、見つからなかったモノを買い、モノが増えて、収納ケースを買い足す。
完全に負のループです。
我が家のクローゼットと収納ケースの相性が悪い
まだ収納について深く考えていなかった、数年前の引越し直後のこと。
クローゼットを測ると、無印良品のクローゼット用収納ケースを横に2つ並べて置ける奥行と幅であることが分かりました。
これならイケると判断し、10個ほど大人買い。
ところが、届いた収納ケースを横に2つ並べてクローゼットに置いてみると、引き出しが開かない!
その上、クローゼットの扉が閉まらない!
扉が閉まるように位置をずらすと、今度は2個並べることができない!
まさかの事態が、見事に3拍子揃ってしまったのです。
その理由は「蝶番」。
クローゼットの扉側の蝶番の出っ張りを計算に入れていなかったのです。
蝶番の出っ張りのせいで扉を閉めることができず、扉が閉まる位置にずらすと横に2つ並べることができませんでした。
無知は怖いですね。勢いで買ってしまう怖さを思い知りました。
収納ケースを使うことのメリット・デメリット
とりあえず、大量購入してしまった10個の収納ケースは、横に並べるのを諦めて、縦に重ねたり、上段の棚に置いたりして使いました。
けれど、写真を見ればわかるとおり、上段に置くと空間に無駄ができてしまうのです。
蝶番があるので端に寄せることもできません。
当然ながら、上段に置くと使いにくくなります。
やはり引き出し式の収納ケースは、上から収納したモノが見える中段から下段の位置が最適だと実感しました。
とはいえ10個を大人買いした以上、簡単に捨てるわけにもいきません。
そこで、我が家で収納ケースを使うことのメリットとデメリットを洗い出して、既存の収納ケースをどのように有効活用していくかを検討してみることにしました。
それでも使いきれなければ、本当に必要な数だけを残せばいい。
あとは処分しようと決めました。
◎)収納ケースを使うメリット
・同じ収納ケースで揃えると統一感が出て、スッキリ見える。
・奥行と幅が同じで、高さが違う収納ケースは重ねられる。
・高さの違う収納ケースがあると、用途によって使い分けられて便利。
×)収納ケースを使うデメリット
・単独、または縦に重ねて置くと、ピッタリ収まらず、収納ケース自体が左右にグラグラと動いてしまう。
・クローゼットの扉を開けて、さらに引き出しを開けるという作業が面倒。
・グラグラしやすいのとアクション数の多さのせいで、家族がきっちりと引き出しを閉めない。
・クローゼット用収納ケースは奥行があるせいで、手前にモノが集中して、奥はスカスカ、手前はぐちゃぐちゃになりがち(ブックエンドで仕切っても同じ)。
・上段に置いた収納ケースは、収納ケースごとおろさないと中のモノが見えない。
こうやって挙げてみると、はるかにデメリットのほうが多いことに気づきました……。
収納ケースそのものの問題というよりも、家族の性格の問題も含まれてもいますが。
とにかく、我が家は、これだけの数の収納ケースを上手に使いこなすのは難しいと悟りました。
収納ケースの処分方法
まずは処分する収納ケースの選別。
写真上の収納ケースは引越し当初に購入したモノ、下の収納ケースは数年後に買い足したモノ。
明らかに上の収納ケースは黄ばんでいます。
そこで、まずはまだキレイな収納ケースと古くなった収納ケースに分けます。
古くなった収納ケースのうち、もう使わないと判断した収納ケースは8個。
これらを処分します。
私が処分した方法は3つです。
○ガラクタが入っていた小さな収納ケース2個:50cm未満なので燃えるゴミへ
○無印良品のクローゼット用収納ケース4個:収納ケースの写真を友人たちに送り、ほしいと申し出た人に譲渡
○無印良品のクローゼット用収納ケース2個:粗大ゴミへ(処分料200円×2)
これで家にある収納ケースは17個に減りました。
それでもまだ多いとは思いますが、収納を見直しながら処分していくつもりです。
収納用品を買うのは、定位置を決めて採寸してから!
こうして、我が家の収納ケース問題は一段落しました。
今回学んだのは、収納用品を購入するときに見切り発車をしてはいけないということ。
しかも、いきなり大量購入などもってのほかです。
私は最初、収納ケースをどのように置くのかを中心に考えていました。
けれど、大切なのは、収納ケースに入れるモノが出し入れしやすくなる方法。
これを疎かにしてしまったのは早計でした。
収納ケースに限らず、収納用品を買うのは最後で構わないのです。
まずは動線を考えて、収納のレイアウトを決めるべきでした。
こうやって収納ケースを処分してみると、ずいぶんと無駄な買い物をしてしまったなと反省しかありません。
これからは、収納用品、特に大型の収納用品を買うときは、処分の際に費用がかかることも考慮して、慎重に選びたいと思います。