キッチンは、家の中でもっとも生活感が出やすい場所。

使いやすさは損なわず、でもある程度の見た目はキープしたい……。

 

我が家のキッチンの悩みは、食洗機がないこと。

さらにシステムキッチンが開き戸タイプのため、物の出し入れで屈む必要があること。

アラフォーともなると、腰に負担はかけたくありません。

そこで、あらゆるキッチンアイテムを吊るすことにしました!

 

 

少しでもラクしたい

私は家事全般が苦手で、そもそも好きじゃありません。

とくに嫌いな家事が、食後の食器洗い。

 

食器洗いで必要なものは、「スポンジ」と「洗剤」。

かつては、生活感を排除するために、オシャレにしまいこんだこともありました。

 

しかし、食器洗いは毎日の仕事。おしゃれさ優先では、効率が下がります。

やはり「スポンジと洗剤は出しっ放しにするのがベスト」というのが我が家の結論です。

 

 

シンクエリアは無印×セリアで吊るす収納

洗剤はオシャレなボトルを使えば解決しますが、悩ましいのが「スポンジ収納」。

Instagramでも「スポンジ収納」というハッシュタグがあるほどです。

私も長いこと「スポンジ収納ジプシー」をしていました。

 

気に入っていたのが、100均の小さなプランターに入れて隠すという方法です。

鉢の底に穴があるので水捌けができ、スポンジに使用感が出ても隠せるので気になりませんでした。

 

しかし、スポンジに繁殖する雑菌について知り、スポンジは「乾燥させる」ことが大切と思うように。

スポンジの水を切って干す方法を考えるようになりました。

 

そこでみんな大好き「無印良品」で出合ったのが「アルミタオルハンガー(吸盤タイプ)」。

無印のタオルハンガーにハンギングピンチを引っ掛け、完成したスポンジ収納がこちら!

 

アルミタオルハンガー

 

シンクまわりで使うアイテムをすぐに手が届く「ゴールデンゾーン」に集結させました。

衛生的で分かりやすいスポンジ収納は、夫にも好評。

 

生活感は多少出ますが、育児で忙しい今は、見た目より家事シェア優先です。

使用しているアイテムは、

・無印良品 アルミタオルハンガー(吸盤タイプ)490円(税込)

・セリア ハンギングステンレスピンチ 4個入り 110円(税込)

・セリア ステンレスソープディッシュ 110円(税込)

 

洗剤ボトルを吊るしているのは、オテルの泡ソープボトルホルダーという商品です。

Amazonや楽天で購入でき、価格は1,650円前後。勢いよく洗剤をプッシュしても、今まで一度も外れたことはありません。

 

また、ボトル洗いのスポンジやスキージーも吊るして収納しました。

・セリア 何度でも貼ってはがせるフィルムフック小 2個入り 110円(税込)

 

何度でも貼ってはがせるフィルムフック小

 

 

無印の横ブレしにくいフックは鍋の引っ掛け収納に最適

ガス台の開き戸収納に鍋を収納すると、毎回出し入れで屈まなくてはなりません。

一日に何度もその動作をしていると、やはり腰にこたえます。

 

しかも、あまり多く鍋を持っていないので、どの鍋も使用頻度が高いものばかり。

それをいちいち収納するのは何だか無駄なことに思えてきたのです。

 

レンジフードをよく見ると、金属の折り返し部分があり、フックを引っ掛けられそう。

早速家にあったS字フックでフライパンや片手鍋を引っ掛けました。

ところが、収納面では問題はありませんでしたが、使用時に鍋を取ろうとすると、鍋と一緒にフックも落下してしまいます。

 

これがどうしようもなくストレスになりました。

そこで再び無印良品へ。ありましたぴったりのものが。

・無印良品 ステンレス横ブレしにくいフック・小 3個入り350円(税込)

 

吊るす鍋収納

 

両手鍋は吊るすことができませんが、レパートリーが少ない私は、ほとんどの料理がこれで事足ります。

そのため、ガスの元栓の開け閉め以外では、開き戸を開けて屈むという動作がかなり少なくなりました。

これで腰をいたわることができそうです。

 

 

底上げタイプの吊戸棚なら、つっぱり棒も使える!

我が家のシステムキッチンの吊戸棚は、棚下灯スペースのために底板が底上げされている仕様。

底板や棚板に差し込むタイプのハンギングワイヤーラックが使えず、残念に思っていましたが、実はこのタイプの吊戸棚はつっぱり棒が使えるのです。

 

生活感が出るような気がして踏み切れなかったのですが、いろんなものを吊るしまくった時点で、十分すぎるほど生活感が出ています。

 

便利な方がいい。いっそ開き直って、つっぱり棒を渡したら、とても便利になりました。

 

突っ張り棒を外した

 

シンク右手側には、ゴム手袋、食器拭き用のダスター、子供のお食事エプロンを吊るしています。

ゴム手袋はスポンジを吊るすのに使った、セリアのハンギングステンレスピンチで挟んで引っ掛けました。

ちなみに左端にボウルが見えますが、こちらはセリアの何度でも貼ってはがせるフィルムフックを使っています。

 

シンク左手側には、キッチンペーパーとよく使うボトル3本を吊るしました。

ボトルの中は、ウタマロクリーナー、セスキ水、パストリーゼ(アルコール除菌)です。

 

吊るした洗剤など

 

中でも使用頻度がかなり高いのがパストリーゼ。

ずっと直置きだったのが気になっていましたが、これなら引っ掛け収納で場所もとらず、手にも取りやすい!

大満足の収納方法になりました。

ボトル3本を満タンにすると落下の心配があるので、中身は少な目に調整しています。

 

また、キッチンペーパーも使用頻度が高いのに、置き場所に困るものの代表選手ではないでしょうか。

つっぱれる場所があれば、つっぱり棒に通してしまうのもひとつの方法。

残量が一目瞭然なのも便利です。

 

吊戸棚+つっぱり棒に吊るす収納のポイントは、

・軽量でよく使うものを厳選する。色味を統一する(ごちゃつき防止)。

・コンロまわりには可燃物を吊るさない(火事防止)。

 

便利だからといって、燃えやすいものはコンロまわりに置いたり、吊るしたりしないようにしてくださいね! くれぐれもご注意の上、自己責任でお願いいたします。

 

シンクまわり、ガスまわり、吊戸棚を活用した吊るす収納。いかがでしたでしょうか?

いずれもすぐに手が届く、少し背伸びをすれば届く、収納の「ゴールデンゾーン」を活用した方法。

収納アイテムも無印良品や100均で揃えられるものばかりです。

 

料理中の動作や動線にストレスを感じたら、引っ掛けられる場所がないか、吊るせるアイテムがないか、ぜひ探してみてくださいね。