デスクや棚にテキトーに積まれた「書類」の山。

整理に困る「思い出の品」や、出番の少ない「趣味の道具」たち。

なんとか取り出しやすく、見た目もスッキリ収納したい!

 

そう思ったら、まず思い浮かぶのが、無印良品の収納用品。

「スタンドファイルボックス」や「ポリプロピレン収納ケース」は今や誰もが1つは持っているほどのベストセラー商品です。

そんな無印で、元無印店員のわたしが強力におすすめしたいのが、無印良品の「ダンボール収納」シリーズです。

実はこのシリーズ、無印っぽくないデザインながら無印らしい気遣いが詰まったこだわりの収納用品なんです。

 

今回はこの「ダンボール収納」シリーズの魅力を、組み立てから設置、感想までレポートします。

 

 

 

無印良品の「ダンボール収納」全7種類を一挙紹介

無印良品の「ダンボール収納シリーズ」は、全7種類。

 

無印のダンボール収納

 

「引出式タイプ」と「ボックスタイプ」の2種類があり、カラーは全て「ダークグレー」1色のみの展開です。

それぞれのタイプの特徴と共に、全7種類をご紹介していきます。

 

 

リバーシブルの引出しが便利な「引出式」タイプ

引き出しタイプ

 

「ダンボール・引出式・深型」(幅26cm×奥行37cm×高さ16cm)790円

「ダンボール・引出式・2段」(幅26cm×奥行37cm×高さ16cm)990円

 

「ダンボール・引出式・横ワイド・深型」(幅37cm×奥行26cm×高さ16cm)790円

「ダンボール・引出式・横ワイド・2段」(幅37cm×奥行26cm×高さ16cm)990円

 

(価格は全て税込価格。画像は左から「引出式・深型」「引出式・横ワイド・深型」)

 

「深型」タイプはたっぷり入る深めの引出しが1つ、「2段」タイプは引出しが2つに別れているのでカテゴリーごとに分類して収納するのに便利です。

 

リバーシブルになっている引き出し

 

引出しはなんとリバーシブルで使えます!

引出しを取り出して反対向きにして入れると、書類をスライドして入れることができるトレータイプの引出し口に早変わり。

どんどん増える書類の仕分けにも最適です。

 

さらに、「引出式・深型」「引出式・2段」の奥行きは無印良品の「ユニットシェルフ」シリーズにぴったり合うように作られているので、ユニットシェルフのレイアウトにお悩みの方にもおすすめです。

 

 

バラつきがちなものもまとめて収納できる「ボックス」タイプ

ボックスタイプ

 

「ダンボール・タテヨコ使えるフタ付きボックス・大」(幅32cm×奥行25cm×高さ11cm)2個入り/790円

「ダンボール・タテヨコ使えるフタ付きボックス・小」(幅32cm×奥行25cm×高さ5.5cm)3個入り/790円

 

「ダンボール・ボックス・フタ式」(幅26cm×奥行37cm×高さ32cm)990円

 

(価格は全て税込価格。画像は「タテヨコ使えるフタ付きボックス・大」)

 

収納したい写真など

 

まるで小学校のときに使っていた「お道具箱」のような見た目が懐かしい「タテヨコ使えるボックス」タイプは、年賀状や手紙の整理(画像のように年賀状や手紙なら2列にして収納できます)はもちろん、趣味の道具や思い出の品をまとめて収納するのにも便利です。

 

A4のクリアファイルがちょうど入る大きさで、縦にしても横にしても置くことができます。

 

また、「ボックス・フタ式」タイプには「タテヨコ使えるフタ付きボックス」が横向きに立てて収納できるようになっているので、書類の整理はもちろん「趣味ボックス」や「思い出ボックス」を作ってジャンルごとに分類して保管するのもおすすめです。

 

 

 

使用レポート1「組立ては簡単約10分!使わないときは畳んで収納」

組み立て

 

早速、今回購入した「引出式・深型」「引出式・横ワイド・深型」「タテヨコ使えるフタ付きボックス・大」を組み立てていきましょう!

組み立てる前の状態は結構大きく感じますが、薄くて場所を取らないので使わないときは畳んで収納することもできそうです。

 

(画像は文庫本との比較。左「フタ付きボックス・大」右上「引出式・横ワイド・深型」右下「引出式・深型」)

 

組み立て2

 

中には組立説明書とジョイントパーツが入っています。

引出式タイプのパーツは①本体、②引き出し、③補強部材、④滑り止めパッドの4つに別れています。

 

組み立ては「引出式」タイプが6ステップ、「フタ付きボックス」が3ステップとなっており、組立て時間は「引出式」が約10分、「フタ付きボックス」が約3分程度。

 

組み立て3

 

基本的には折り目に沿って折り、複数箇所にあるミゾに爪部分をはめ込んで作っていくようになっていますが、難しいのは「引出式」のステップ1、本体背面の組み方です。

上側のフラップを差し込もうとするのではなく、画像のように全てのフラップを順番に重ね合わせて内側へグッと押し込むと綺麗にハマります。

 

ダンボール素材ということで耐久性が心配ですが、付属の「補強部材」が引出しが擦れて劣化しがちな本体の内側をぐるっと1周分補強してくれるので、耐久性もありそうです。

 

また、個人的には「滑り止めパッド」があると思っていなかったので驚きでした!

軽い素材のダンボールなので引出しを出したときに滑ってしまわないか心配だったので、このような配慮は無印ならではの嬉しいポイントです。

 

 

 

使用レポート2「見た目スッキリ!インテリアにも馴染むカラー」

beforeの写真

afterの写真

 

組み立てたダンボール収納を設置しました。

雑然としていた書類がまとまり、インテリアにも馴染んで邪魔になりません。

 

透明や半透明だと中身が見えてごちゃごちゃした見た目になってしまいますが、ダンボール収納シリーズは中身が見えないので見た目もスッキリするのがポイントです。

 

引き出し取っ手のアップ

 

無印良品の「ダンボール収納」シリーズは「地券古紙」と呼ばれる再生紙を使用しています。全体的に黒っぽくクールな印象のカラーですが、アップで見ると再生紙ならではの質感で、杢がかったナチュラルな素材感が魅力的です。

 

無印の収納用品はホワイトや半透明など全体的に白っぽいものが多いので、黒っぽいダークな色味は珍しいですよね。

ウォールナットなど暗めの色味の木材家具や、男性の部屋のインテリアにもよく合います。

 

 

 

使用レポート3「ジョイントパーツを使って上下左右に連結できる」

ジョイントパーツ

 

「引出式」タイプに付属されているジョイントパーツは、説明書では「連結用部材」と表記されており、本体パーツに付いているので組み立てのときに外します。

ジョイントパーツを使えば、「引出式」タイプのダンボール収納を上下左右に自由に連結させることができます。

 

連結させることで積み重ねて使うこともでき、安定してズレる心配もなくなります。

(ただし、上に積み重ねる場合は2つまでと注意書きがあります)

 

連結部分アップ

 

奥行きが違う「深型」と「横ワイド・深型」は、手前側の連結ミゾのみ連結できました。

(奥側はミゾの位置が異なるため連結パーツを入れることができません)

 

連結方法は簡単で、ジョイントパーツを折って両方の連結ミゾに差し込むだけ。

いくつか並べて使う場合、引出しを引いたときに本体が1つだけ前に飛び出てしまうこともなくなってストレスフリーになりました。

 

 

「ダンボール素材」ということで丈夫さや安定感を心配していましたが、「補強部材」や「滑り止めパッド」、「ジョイントパーツ」などその不安を払拭してくれる無印良品ならではの工夫がたくさん詰まっています。

 

ダンボール素材のため価格もお安く、丈夫な再生紙でコスパも抜群。

細かい書類や小物の整理収納にお悩みの方には、無印良品の「ダンボール収納」シリーズがおすすめです!

 

 

 

文:リリオネ(20代・元無印良品店員、現ライター)