賃貸住宅を転々としてきた転勤族の我が家。

最初はワンルーム、お次は2DK、子どもが生まれて3LDKと、徐々に広い物件に移り住みました。

 

ただし、どの物件にも共通して難点がありました。

いわゆる物置的なスペースがないのです。

 

それを痛感したのは、エレベーターのないマンションに転居したときのこと。

子どもの三輪車やレジャー用品など、大きなものを置いておくスペースがどうやってもないのです。

そもそもエレベーターのないマンションの最上階なので、自宅まで階段を上って運び込むことすら大仕事!

 

自宅では増えていく物に圧迫され、車で出かけるたびにいちいち後ろの荷物を出し入れする。

そんな生活にいよいよ限界を感じていたころ見つけたのが、トランクルームだったのです。

 

 

トランクルームを借りるメリット

屋外コンテナ

 

◇荷物を安全な場所に預けることができる

トランクルーム(屋外コンテナも含む)は、よくある鉄板・ガルバリウム鋼板製などの家庭用外物置に比べて、とても大きくがっしりとしています。

台風が来てもずれたり倒されたりする心配もなく、安心して鍵のかかる場所に荷物を置いておくことができます。

 

トランクルームによってはトランクルームがビルの中にあったり、バイクなどの乗り物を預けることができたり、空調設備が完備されていたりするところもあり、預けるものに合ったトランクルームを選ぶことができます。

 

 

◇家がすっきりする

家庭内には多くのものがありますが、現在進行形で必要なものは、実はそれほど多くありません。

押し入れなどの収納に入っているのは、今すぐではないが必要である、そんなものも多いのです。

この、「今すぐではないが必要な」ものをトランクルームに預けることで、限られた収納を「今まさに使っているもの」のためだけにフル活用することができます。

 

 

◇引っ越し時に便利

トランクルームの中には引っ越しサービスがついているものがあります。

引っ越しの際に、トランクルームの中のものをまるごと運んでもらえるのです。

有料ですが、荷物の多い家庭や、我が家のような転勤族には心強いサービスです。

 

トランクルームバナー

 

トランクルームを借りるデメリット

毎月の出費

 

◇毎月コストがかかる

当然ですが、やはりコストの問題がいちばんです。

大きさや設備にもよりますが、毎月一定額の出費となり、トランクルームによっては年に一度、保証金や年間契約料がかかることもあります。

 

でも、たとえば立地のよくない屋外型であれば、リーズナブルに借りることができます。

預ける荷物を見極めて、予算に合った大きさや設備を選ぶことが大切です。

 

◇自宅から遠いと大変

自宅の近くにトランクルームがない場合、これは少し大変です。

ちょっとしたものを気軽に取りに行けない距離では、中身を管理する手間もかかり、やはり腰が重くなってしまいます。

また、車がないと運び出しが大変なこともあるでしょう。

頻繁に出し入れする場合、または車を保有していない場合は、出来るだけ自宅から近場のほうがよいようです。

 

 

◇ルーム内を有効活用するには工夫が必要

トランクルームは縦に細長い形のものが多く、スキー板などの長いものを置くのには便利です。

しかし、そうでないものを収納する場合、上の空間ががら空き状態になってしまうことも。

また、下から荷物を積んでいってしまっては、一番下のものを取り出すのが大変です。

 

取り外し可能な棚でもあれば、天井まで無駄なく空間を使えたのですが、我が家が借りたトランクルームにそれはありませんでした。

対策として、我が家では簡単な棚を組み立てて置き、上部には突っ張り棒で衣類をかけられるようにして使いました。

工夫しなければ、せっかく借りたトランクルームにデッドスペースが発生する可能性もあります。

 

 

 

我が家がトランクルームに実際預けたもの5つ

1)シーズンオフの服

服って意外と収納スペースをとりますよね。

特に冬物はかさばり、クローゼットや押入れを圧迫します。

我が家は、衣替えしたあとの服はトランクルームに預け、家の中にあるのは今シーズンの服だけにしました。

 

また、上の子どもがサイズアウトしたけれど、下の子どもが着るにはまだ早いようなおさがりの服などもトランクルームに預けました。

季節が変われば、自宅とトランクルームの服を入れ替えるだけ。

今使っている服だけを、余裕をもって収納することができるので、服の管理も楽になりました。

 

 

2)たまにしか使わないもの

どの家庭にも、レジャー用品、クリスマスツリーなど、使用頻度は高くないけれど捨てるわけにはいかないものがあります。

トランクルームはまさにそういうものの収納にうってつけです。

必要な時にはトランクルームに取りに行き、用が済めばまた預ければよいので、レジャー用品などは自宅までわざわざ階段を上って運び込む手間もなくなりました。

 

 

3)屋外に保管しておきたいもの

キックボード

 

たまに使う子どものキックボード、そのうち使う子どもの自転車、スキー板、釣り竿、ビニールプール。

これら屋外で使用するものは、やはり屋外に保管したいですよね。

 

我が家のように、玄関前は共用スペースなので私物を置くのは禁止という賃貸物件も多いはず。

バルコニーに置くという手もありますが、雨ざらしになったり、風で倒されたり、子どもが足場にしたりするという危険を考えると、やはりちゃんとした屋根付きの場所に管理したいものです。

トランクルームなら、自宅の物置感覚で屋外用の荷物を預けることができます。

 

 

4)防災用品

いつかは来るであろう災害に備えて、防災用品は揃えておきたいもの。

しかし大量の重い水、かさばる非常食など、人数分を用意するにはそれなりのスペースが必要なのも事実です。

 

我が家は下の娘がまだ乳児なので、なおさら必要な備えが増えました。

必需品であるおむつやミルクでさえ、いざという時に持ち出せる自信はありません。

かといって、手で運べる程度の荷物だけでは何日保つかもわかりません。

 

賃貸物件の破損状況によっては、自宅に戻れなくなる可能性もあるのです。

そこで、我が家はトランクルームを避難拠点としました。

自宅よりはたくさん置けるので、トイレットペーパーの予備やら衛生用品やら、着替えから薬まで、家族に合ったものをたっぷり揃えることが出来ました。

 

とにかく手ぶらで、なんなら裸足で自宅から逃げ出したとしても、トランクルームへ行けば物資が充分あるという安心感は、乳幼児を抱えた我が家では何よりも大切でした。

 

 

5)一時的に隠したいもの

プレゼントの箱

 

トランクルームは生活用品を収納するのに便利ですが、時折発生するイレギュラーな物を保管するのにも便利です。

子供の誕生日やクリスマスなど、我が家は事前に用意したプレゼント類をすべて一時的にトランクルームへ預けていました。

また、来客の予定があるときも、普段ごちゃごちゃしている自宅リビングのものを一時的に避難させることもできます。