モノを収納するときに「この空きスペースもったいないな」とか「あと数センチあれば棚が置けるのに」と思うことはありませんか?

わが家にも、そんなデッドスペースがたくさんあり、うまく活用したいと考えていました。

そこでみなさんご存知、「突っ張り棒」の出番です。

突っ張り棒には「突っ張る」以外にも活用法があるんです。

 

 

突っ張り棒を使うメリット

1)手軽に入手できる

突っ張り棒は100均やホームセンターなどで入手が可能です。

欲しいと思ったら、すぐに手頃な価格で購入できます。お財布にも優しいアイテムです。

 

2)取り付けが簡単

壁と壁の間に突っ張らせるだけなので、すぐに実践できるのも魅力。

取り付けるときにネジやクギもいらないので、壁を傷つける心配もありません。

取り付けが簡単=取り外しも簡単。使い方を変えたくなっても、大掛かりな作業が必要ない点もメリットです。

 

3)用途が多い

最初にも言いましたが、突っ張り棒の使い道は「突っ張る」だけではありません。

突っ張らずに使う収納方法もあります。収納方法としては、「掛ける」「吊るす」「乗せる」「仕切る」などさまざま。

場所によって使い方を変えられるのも便利です。

 

 

使い方1「1本使いは掛ける用、2本使いは簡易棚として突っ張る」

もっとも一般的な「突っ張る」使い方です。

わが家の場合は、シンク下で使っています。

 

シンク下は、シンクや水道管があるので収納棚や収納ケースが置きづらい場所ですよね。

そんなときに突っ張り棒を使うと、デッドスペースになりやすい上部をうまく利用できます。

下記3つのシンク下で壁と壁、壁と水道管の間を突っ張らせます。

・洗面所

・キッチン

・トイレ

場所によっては、幅がありすぎて突っ張れない可能性もあるので、しっかりとサイズを測ってから購入する必要があります。

わが家の場合、キッチンでは突っ張り棒の使用が難しかったので、トイレと洗面所で活用することにしました。

 

 

1)1本使いの場合

突っ張り棒1本使い

 

わが家のトイレのシンク下です。

このように、雑巾やゴム手袋など軽いものを掛けています。

雑巾が濡れていても、そのまま掛けておけば乾いてしまうので、「乾かす→しまう」という手間が省けます。

洗面所のシンク下なら、スプレータイプの洗剤を引っ掛けて収納してもいいですね。

 

 

2)2本使いの場合

二本使い

 

平行に突っ張り棒を設置して、間隔は収納ケースの奥行きに合わせます。

わが家では、洗面所のシンク下横にある引き出し上部の空きスペースに使いました。

 

私は使用していませんが、突っ張り棒の上に100均の軽い棚板やラックを乗せたほうが安定するかもしれません。

引き出しを開け閉めするときに振動でケースが落ちるリスクを減らせるからです。

3本使って安定させてもいいと思います。

 

 

使い方2「洗濯用ハンガーを掛ける」

ハンガーラック

 

S字フックに突っ張り棒を1本引っ掛けて、洗濯用ハンガーを吊るして収納しています。

突っ張り棒ですが突っ張らせない使い方です。

 

洗濯用ハンガーをファイルボックスにまとめて収納していると絡んでしまい、取り出すときに使わないハンガーまで引っ掛かって出てきてしまうことがしばしば。

それが地味にストレスでした。

そこで考えたのがS字フックと突っ張り棒を使った吊るす収納です。

 

この方法で洗濯用ハンガーを吊るしてからは、以前ほどハンガー同士が絡まなくなりました。

こちらの記事も参考にしてください→ https://magazine.habit156.com/3281

 

 

使い方その3「フックと組み合わせる」

 

100均のシールフックを壁に固定し、突っ張り棒を引っ掛けます。

すると、簡易タオルハンガーになります。

わが家では夫のクローゼットの扉につけて、ネクタイ掛けにしてみました。

 

以前は専用のネクタイハンガーに掛けていました。

でも、洋服と一緒にクローゼットに掛けてしまうと、奥のネクタイが取りにくく、手前にネクタイが偏っていたんです。

偏らないようにきちんと戻せばいいのかもしれませんが、夫はそれができない性格。

 

そこで夫の性格も考えて収納を変えたことで、ネクタイがすべて見えるようになり、出し入れしやすくなりました。

夫からも選びやすくなったと好評です。

こちらの記事も参考にしてください→ https://magazine.habit156.com/5110

 

 

使い方その4「仕切りとして使う」

仕切り 

タンスの引き出しに収納している下着やTシャツは出し入れしていくうちに、ずれてしまうのがプチストレスでした。

そこで引き出しの奥行きに突っ張り棒を入れて、仕切りとして使っています。

しまうときは定位置に入れられ、出すときはごちゃごちゃせずに済みます。

 

突っ張り棒なので、好きな幅に調節できるのもメリットです。

衣替えによって収納する衣類の幅が変わっても、すぐに対応できます。

食器棚の上下に縦に突っ張らせて、食器やトレーを縦置きするための仕切りにも使えますよ。

 

 

使い方その5「S字フックと組み合わせて吊るす」

S字フックとの組み合わせ

 

突っ張り棒にS字フックを引っ掛けて、吊るす収納をしています。

わが家で活用している場所は、玄関の傘立てスペース。

傘を一箇所にまとめたことで、探す手間も省けました。

クローゼットでも同様に、ベルトやアクセサリーなどの小物を吊るして収納してもいいですね。

 

 

突っ張り棒を使うときの注意点

突っ張り棒はスキマ収納の救世主と言えるほど便利ですが、万能とは言い難い面もあります。

安心して使用するためにはサイズや耐荷重に注意が必要です。

 

1)突っ張り棒の強度をチェック

突っ張り棒を使うときに一番心配なのは強度ではないでしょうか。

私も「振動や重みで落ちてきたらどうしよう」と不安で、突っ張り棒をまったく使っていない時期もありました。

 

そこで、強度を高めるために100均の耐震マットを使って固定しています。

突っ張り棒と壁面の間に挟むだけ。とても簡単です。

とはいっても、何を置いても大丈夫という保証はありません。

なので、やはり重いモノを置いたり吊るしたりするのは避けています。

 

 

2)突っ張り棒の形状をチェック

突っ張り棒は横にまっすぐな棒ではありますが、長さを調節する部分に若干の凹凸があります。

カフェカーテンのように突っ張り棒に通して使うと、どうしても凹凸部分で引っかかってしまいます。

そこにストレスを感じるので、私は突っ張り棒を左右に通して使うモノには利用していません。

ただ、あまり開閉しないのであれば問題ないと思います。

 

 

突っ張り棒のおかげで空きスペースを有効活用できるようになった

ご紹介したような突っ張り棒の使い方をすることで、わが家のデッドスペースには収納が増えました。

重いモノを置いていないので落ちる心配もなく、わが家は快適に使っています。

突っ張り棒の使い道は無限大。スキマ収納に悩んだときは、突っ張り棒を使ってみると解決するかもしれませんね。