長いことシェアハウス生活だった私も、ついに一人暮らしを始めました。

縁あって決まった新居は、ベッドや冷蔵庫などある程度の家具が揃っていました。

家具を持たない生活をしていた私にとっては、これはありがたい物件。

荷物が少ない私は、何の心配もなく先月、新居に引っ越しました。

 

しかし、いざ荷ほどきし始めると、収納が足りないという事態に直面!

細かい物を全部収納するには、棚やラックなどを買い足す必要がありました。

低予算で引越しを考えていた私には大誤算……。

そこで、何とか工夫して部屋をまとめようと、色々と調べアイデアを見つけました。

今回は、私が実践した「100均突っ張り棒の収納術」のアイデアをご紹介したいと思います。

 

 

「とにかく低予算に収めたい!」から見つけた100均突っ張り棒

電卓と通帳

 

ある程度の家具は揃ってはいるものの、収納に関しては全く足りていない新居。

荷ほどきを始めて、どうにもこうにも収納出来ないままでいた物がありました。

それは「服」、「靴」、「キッチン道具」。

これらをきれいにまとめるには、タンスや棚、ラックの購入を検討せねばなりませんでした。

 

でも、必要なものを紙に書き出していくと、全部を揃えるには結構お金がかかるという事実が判明。

「そんなに予算をかけたくないなぁ……」

今までシェアハウス間での引越しばかりだった私は、正直そう思ってしまいました。

でも、このまま散らかった部屋のままでいるわけにもいきません。

 

なにか良い方法はないかと、必死にインターネットで収納方法を調べ始めました。

そこで見つけたのが、100均ショップにある突っ張り棒を使った収納アイデア。

幸い近所に2軒100均ショップがあり、早く部屋を整えたかった私は、すぐこの収納術を実践することにしたのです。

 

 

たくさんあるキッチン道具をきれいに収納したい!

キッチン道具イラスト

 

最初に取り掛かった場所は、料理好きの私にとって大事な場所「キッチン」から。

料理の専門学校に行っていたこともあり、キッチン道具をいっぱい持っていた私。

小物をただ収納するだけなく、スペースを上手に使って、使い勝手の良いキッチンにしたい。

 

まずはシンク上にある棚から。

そこには何種類かあるトレーとタッパーを収納することにしました。

早速買って来た100均の突っ張り棒を縦に4本設置。

突っ張り棒を縦に設置することで、簡単なしきりが出来上がりました。

しきりのおかげで種類別にトレーが収納でき、かつ必要なトレーだけを取り出せるようになりました。

重ねて置いていた今までに比べると、これはとっても便利。

また、トレーを縦に収納出来たことによって横にスペースも生まれ、沢山あったタッパーもカゴに入れて全部収納。

ごちゃごちゃしていた小物がスッキリと収まりました。

 

次は下の棚。

仕切りのない棚は、鍋やフライパンをベタ置きすると上の空間が無駄に空いてしまいます。

そこで100均の突っ張り棒を2本横向きに設置してみました。

そこで出来たのが新たな収納スペース。

同じく100均ショップで買ってきたプラスチックのカゴをセット。

そこへ細かいお菓子道具や、集めているお茶道具をまるっと収納しました。

同じように隣の扉も開けて、100均の突っ張り棒を奥から3本横向きに設置。

そこには、鍋やフライパンの蓋を収納。

突っ張り棒の下には、鍋などの本体部分を収納していきます。

 

ごちゃごちゃでまとまりのなかったキッチンに、思った以上の収納スペースが生まれました。

スッキリとして使い勝手も良く、我ながら満足のいく出来栄えでした。

 

 

小さな下駄箱にも突っ張り棒を使ってみる

次は入り切らない靴の収納。

新居の小さな玄関には、もう1つ下駄箱を置くようなスペースはありません。

室内に靴用の別の棚を置くのは使い勝手も悪ければ、抵抗もあります。

「元々ある空間をどう有効活用して靴をしまおう」

そう思いながら見つけたのが、「突っ張り棒で収納2倍」という記事。

「そんなに収納スペースが増えるの!?」と疑いながらも、試してみることにしました。

 

4段ある下駄箱のうち、1段目と2段目に100均の突っ張り棒を横向きに1本ずつ設置。

その突っ張り棒部分にパンプスやサンダルのかかとの部分を引っかけて、靴を重ねて収納してみました。

横並びで置いていた靴は縦に並び、立体的に収納出来るように。

そのことで、靴で埋まっていた1段目と2段目のスペース半分ずつが空きました。

「もう靴は増やせないなぁ」なんて思っていた私は感激。

突っ張り棒のおかげで、これから靴を増やしてもまだ入る状態になりました。

 

何でも買ってしまおうではなく、工夫次第でデットスペースを有効活用出来る。

そのことに楽しさを覚えてきた私は、勢いに乗って最も大きな収納スペース「押し入れ」に取り掛かることにしました。

 

 

押し入れも大改造

突っ張り棒

 

部屋は洋室にリフォームしてあるものの、基本的な作りは和室のままの新居。

昔ながらの押し入れは、広さはありますが、服をかける吊り下げ収納などはありません。

私は勢いに乗って、押し入れも100均突っ張り棒で改造しようと張り切りました。

 

まずはカバンなどを収納するために、押し入れの壁側のスペースに100均の突っ張り棒を横向きに1本設置。

そこに、同じく100均で買ったS字フックを何個か付け、小さなカバンやベルトをきれいに収納しました。

次に、押し入れの上のスペースに突っ張り棒を横向きに2本設置。

そこには、100均で見つけたワイヤーネットを結束バンドで固定し棚を作ってみました。

天井から20cmくらいの幅のスペースには、お気に入りアイテムの帽子が並べられています。

 

最後は、クローゼットのように服をかけられるつっぱり収納。

一番長くて太めの100均突っ張り棒を、押し入れの壁と壁の間に設置。

でも、実際に服をかけていくと6着くらいで強度が足りず、突っ張り棒は落下。

突っ張り棒2本に変えて再度挑戦してみましたが、こちらも失敗に終わりました。

結局、現在はインターネットで購入した強度の強い突っ張り棒(約2,500円)を使っています。

キッチンからの流れで気分が乗っていたので、最後の失敗は悔しさが残りました。

 

 

100均突っ張り棒でまとまった部屋

押し入れの収納には失敗したものの、他は若干の余裕ができるほどスッキリと部屋をまとめることができました。

今回改造に投じた費用は、突っ張り棒以外の100均アイテムを入れてもトータル5,000円くらい。

「低予算で」と思ってはいましたが、まさかここまでリーズナブルに改造できるとは思いませんでした。

工夫次第で想像以上の収納スペースを作れたことに満足です。

 

次の引越しの際も、家具を増やしたわけではないので、移動もしやすいはずです。

増えたのは100均で揃えた10数本の突っ張り棒とそれに合わせて買った数個のアイテムだけなので。

仕事などで引越しが多い方には、100均グッズで収納術は本当におすすめです。

ぜひお試しください。