キッチンは鍋やフライパン、調味料、洗剤、食器など形や大きさもさまざまなものが限られたスペースの中に大量にあります。

ほぼ毎日使う場所なので収納には頭を悩ませてしまいますよね。

特にシンク下は、奥行きや高さがあったり水道管が中央に通っていたりして、デッドスペースが生まれがち。

入居の際に、とりあえずぽいぽい収納したままで何だか使いにくいけれど、そのまま今に至る……という方も多いのでは。

 

今回は100均アイテムを使ったシンク下収納アイデアをご紹介します。

使いやすくキレイを保ちやすいシンク下収納で、料理や掃除、片付けも時短になるので子育てや仕事で忙しいお宅にオススメです。

 

 

鍋とフライパンの引き出し収納はファイルボックスでスッキリ

 

コンパクトに収納しようとついつい重ねて収納すると、出し入れしにくくなってしまうのが寝かせて収納したお鍋やフライパン。

じゃあ、使いやすいように立てて収納しようと考えた時に、真っ先に思いつく定番は100均のファイルボックスを使った方法。

 

収納方法はいたってシンプル。

並べたファイルボックスに、ひとつずつお鍋とフライパンを持ち手を手前にして立てて収納していくだけです。

重ねない収納なので、使いたいお鍋を取り出すために雪崩がおきたり、他の鍋をよけたりといったプチストレスとも無縁です。

 

使いやすくするコツは2点のみ。

 

①鍋やフライパンとファイルボックスのサイズを合わせる

②手前によく使う鍋、フライパンを置く

 

フライパンのサイズや数は家によって異なるので、フライパン収納専用の固定スタンドよりも、100均のファイルボックスを使った方が状況に合わせられるので無駄がありません。

玉子焼き器など小さなフライパンなら薄いファイルケースに立てるとガタガタしなくていいですね。

 

どうしてもお鍋が多すぎて立てる収納だと収まりきらないという場合は、この機会によく使う1軍と、出番のない2軍に分けて整理してみてはどうでしょう。

選りすぐりの1軍鍋だけを取り出しやすいシンク下に収納して、2軍は思い切って処分したり、高い位置の吊り収納などに移してみるとずいぶんスッキリしますよ。

 

 

扉タイプの収納ならば、扉裏のデッドスペースも活用

 

シンク下収納が開き扉タイプの場合は、扉の裏を利用してデッドスペース活用すると収納量が格段にアップします。

扉の裏側に100均で買える吸着式フックやドアにひっかけられるハンガー、タオルハンガーなどを取り付けるだけでわずかなスペースも無駄なく使って調理用具など細々した物がスッキリ収納できるようになるんです。

でも、フックの数が多すぎたり、重たいものや大きいものを収納するとドアの開閉がしにくくなるのでオススメできません。

 

我が家ではゴム手袋や缶切りをフックに引っかけている他に、100均で買った小さなプラスチックカゴを取り付けて、排水溝ネットやメラミンスポンジなどよく使う小さくて軽い消耗品を収納しています。

シンクの汚れが気になった時にササッとすぐに掃除できるので、ズボラな私にはピッタリです。

 

他にも穴あきお玉やスライサー、時々使うレベルの調理器具を引っかけておいてもいいと思います。

 

ちなみに、扉裏収納もラベリングすることで収納場所が崩れることを防ぐことができます。

フックの上部分にマスキングテープを貼って「お玉」「スライサー」などと書いておくと、道具が迷子にならず便利です。

 

 

調味料はカゴに入れて、フタにラベリングすると時短になる

 

シンク下に、お酢や本みりんなど常温保存できる調味料を立てて収納する場合は、調味料類をまとめて100均の深めのカゴに入れておくと、取り出し時にボトルが倒れにくくなってオススメです。

 

調味料の収納の定位置はここ!と決まるので、ついコンロの近くに調味料ボトルを出しっぱなしにしてしまったり、別の場所にしまって次使う時に見当たらないといったことも少なくなりますよ。

 

100均に行くと、ワイヤーや自然素材のかわいいカゴがたくさん売っていますが、汚れやすい台所周りでは見た目よりも実用性重視。

プラスチック製のカゴであれば、調味料をこぼしてしまってもすぐに洗えて扱いやすいです。

収納スペースの寸法や収納したい調味料の本数などを確認してから、ピッタリシンデレラフィットを目指してくださいね。

 

対して引き出し収納の場合は、調味料の側面ラベルが見えにくいので上から見た時に中身がすぐわかるように、ボトルのフタに「米酢」「オリーブオイル」などマジックで書いておくと便利です。

もしスペースに余分があれば、ストックを今使っている調味料の奥に入れておくと在庫管理も一目でできますし、調味料がきれた時にもすぐに取り出して補充ができますよ。

 

  

ファスナーケースをリメイクして、ゴミ袋をサイズ別に収納する

 

しょっちゅう使うゴミ袋。

これが、取り出しにくい場所にあったり、一度に何枚も出してしまったりするとイラッとしますよね。

15リットルのゴミ袋が出したかったのに間違って30リットルサイズを手にしてしまうこともよくあって、使わないゴミ袋を元に戻すのもぐちゃぐちゃになってしまうのがまためんどくさい……。

 

そこで、ゴミ袋はサイズ別に100均で買えるメッシュの半透明のファスナーケースに入れて、シンク下に収納することにしました。

これだけで、必要な種類を使いたいときに1枚ずつササッと取り出せて快適になりました。

ファスナーケースの背表紙部分にサイズ表記したラベルを貼ってすぐに見えるようにしたので、家族の誰が見てもわかります。

 

メッシュファスナーケースはそのまま使うのではなく、簡単なリメイクをします。

三方がぐるりとファスナーで開閉できるようになっていますが、取り出し口はファスナー部分ではなく背表紙の部分です。

 

ファスナーケースの背中中央部分を10㎝×2㎝位に四角くカッターで切り取ります。

切り口で手やゴミ袋を傷つけないように、取り出し口をぐるりとテープで養生します。

 

二つ折りにしたゴミ袋のわっかの部分が、取り出し口側にくるようにファスナーケースに入れておくと、取り出す時にスムーズです。指定ゴミ袋の種類が多い自治体の方にもぜひオススメしたい収納方法です。

ちなみに我が家ではサイズ別に4種類作りましたよ。

 

取り出しやすさに加えて見た目もよくなりました。

ファイルケースの色をそろえたので、生活感の塊のようなゴミ袋収納もスッキリ見えて自己満足です。

 

 

以上、100均でできる簡単シンク下収納アイデアのご紹介でした。