私の親友は、玉の輿婚で社長夫人になりました。

その彼女の自宅にはワインセラーがあったのですが、入りきらなくなったワインをトランクルーム(屋内)にも保管していました。

今回は、ワインを保管する場合にそのままトランクルームに入れてはダメな理由と、実際に親友夫婦が実践していた保管方法を紹介します。

 

 

親友が社長夫人に!ワインに囲まれる優雅な生活

ガラスの靴

 

今から十数年前、高校時代の私の親友は、某化粧品メーカーのプレス担当としてバリバリ活躍していました。

化粧品メーカーのプレスという仕事は、器量のよさを求められる部分もあり、親友は自分の武器であるキレイな容姿と明晰な頭脳を遺憾なく発揮していました。

 

そんな親友が、仕事を通して出会ったのが、広告代理店に勤める男性Aさん(未来の夫)だったのです。

最初はAさんから食事の誘いがあったということですが、その食事の場で、二人には共通の趣味があることが発覚します。

それがワイン収集です。

 

実際、親友はワインを飲む方がメインで、気に入ったワインや、ワイン好きを知る知人・友人からの贈り物としていただいたワインを収集していました。

小さめのワインセラーを購入し、そこにお気に入りのワインを入れておいて、何かのお祝いや記念日に開けて飲むのが楽しかったようです。

 

Aさんも自宅に大きなワインセラーを持つほど、ワインに入れ込んでいることが、二人で食事をしている中でわかり、二人の距離を縮めていくことになりました。

 

親友に好意を持ったAさんは、ワインを口実に親友をワインバーに誘いまくっていました。

ところが、初めての二人きりの食事以降、親友はAさんからの強い好意を感じ、少しひいていたようでした。

 

2回目の食事以降、数回は「二人で会うと変に期待されてしまうから」という理由で、親友は私も誘ってくれていました。

私が実際にAさんに会ってみると、確かに親友に惚れ込んでいる感じが伝わってきました。

 

ときに10万円以上のワインを平然と開けていくAさんには、私自身は少々引いていましたが、肝心の親友は気前のよさや、Aさんの強い思いに惹かれ、お付き合いすることになったようです。

そして二人はそのまま結婚、東京23区内に戸建てを新築するというセレブ婚を果たしたのです。

 

 

新築戸建てにワインセラー!それでも入りきらないワインの在庫

ワイン数本

 

Aさんの実家は、じつは相当な資産家でもありました。

Aさんの実家から支援を受けて、新築戸建てに備え付けのワインセラーを作った親友夫婦。

ワインが夫婦共通の趣味のため、新婚の二人は毎週夫婦で業者のような買付の仕方をしていきます。

 

結果、飲みきれないほどのワインボトルが増えていくのでした。

3か月ほどすると自宅のワインセラーにさえおさまりきらなくなったワインの保管場所に困った親友夫婦。

 

ちょうどその当時、私も親に見られると困るものをトランクルームに預けていたこともあり、親友夫婦に「トランクルームを使うという方法もあるよ」と提案してみました。

トランクルームを利用したことがなかった二人に、「一緒に下見に行って!」と言われ、いろいろ行ってみた結果、親友夫婦のおめがねにかなったのは、屋内型で月の使用料も高い高級トランクルームでした。

一体どこまでセレブなのやら…。

 

 

トランクルームでワインを保管するには温度管理が重要

温度計

 

いざトランクルームを利用しようとして契約も済ませたAさん。

ワインの保管の条件について詳しいAさんは、ワイン保管の適温は、高くても15℃くらいと言います。

ところが、親友夫婦がトランクルームに入るやいなや、「この温度じゃ置けないよ」と困り果てたのです。

 

それもそのはず、トランクルームの利用を開始した時期は、真夏の8月。

東京の8月は30℃超えて当たり前の世界であり、屋内型でもクーラーは設置してないトランクルームの室内は、非常に暑くてワインを保管するには不向きだということが分かりました。

 

このような状況下で、「ここにクーラーつけちゃおうか」と提案するボンボンのAさん。

トランクルームのオーナーに話したところ、クーラーを設置するために室内に穴を開けたり工事を入れたりするのはできないとのこと。

 

困ったAさんは、なぜかいきつけのレストランのオーナーに相談します。

Aさんに感心したのは、トランクルームを提案した私のことは一切責めずに、今の状況をどうしたらいいかということを純粋に考えていることでした。

Aさんに対する私の中での印象が、「さすがデキる人…」に変わった瞬間でした。

 

 

トランクルームに小型ワインセラーを設置して保管

ワインのボトル

 

レストランのオーナーから、小型のワインセラーをいくつも設置して、そこに保管すればOKと提案された親友夫婦。

私なら「小型のワインセラーなんか何個も買えるか!」と憤慨するところですが、Aさんは提案通り1つ3万円ほどする小型ワインセラーを3つトランクルームに搬入しました。

 

電源コードのあるタイプのトランクルームだったため、延長コードを使ってワインセラーを導入したのです。

最大32本入るタイプのワインセラーを3つ購入したため、96本のワインを収納することができました。

 

電源コードのあるトランクルームの場合、トランクルーム内で使用する電気代の請求がある場合とない場合があります。

Aさんが選択したトランクルームでは、電気代の請求が別途ありましたが、親友夫婦なら支払いの心配はいらないでしょう。

 

私のような一般庶民の場合、ワインを保管したとしてもワインセラーは1つでいいと思います。

電源付きのトランクルームは少ないですし、電気料が含まれるところもあるため、事前に調べておくことをおすすめします。

 

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