衣替えの季節、いつも出し入れに苦慮していたので、もっとスムーズにできないかと試行錯誤。

最近流行りの衣料保管サービスも検討してみました。

トランクルームと比べてどちらが使いやすいのでしょうか。

 

「どうせ借りるのなら衣料限定じゃない方がいい」

「いつでも自由に出し入れできる」が検討の大原則。

ポイントは年に2回しか訪れない「衣替え」をどう効率よく管理するか。

 

今回は「衣替え」のエキスパートになるべく、賃貸トランクルームの使い方を試行錯誤した奮闘記です。

 

 

特に冬物はかさばる

冬物アウター

 

特に夏場は眠っているのがかさばる冬物衣類で、クローゼットのスペースが圧迫されます。

 

トランクルームの奥に専用のボックスとハンガーラックを設置した

もともと趣味用に借りていたトランクルーム。

このルーム内の一番奥に「衣替えエリア」を創設。

 

ハンガーラックは足が結構邪魔になります。

せまいトランクルームではひときわ邪魔度がクローズアップされます。

 

そこで考えました。

狭い空間を有効利用するために、市販のパイプ製ハンガーラックは却下。

両サイドに衣装ケースを重ね、一番上のケースと二番目のケースの間に金属製のパイプを渡す。

 

ここでポイントが二点。
一つ目はプラスチック製の衣装ケースに強度を持たせるために、パイプの下になるケースの天面に同じサイズに加工した、厚さ5mm程度の板を敷くこと。

 

もう一つは、最上段の衣装ケースを安定させるためにパイプを二本渡すこと。
これで、前後にがたつくことがなくなります。

尚、発泡スチロール製のブロックなどを挟んで置くと、より安定するでしょう。

 

クローゼットの空いたスペースを書庫にすると新たな悩みが

山積みの本

 

トランクルームに季節もの軍団を預けた結果、自宅のクローゼットに大きなスペースがうまれました。

そこへ、書斎の書庫からあふれていた書籍や仕事関係の書類をしまい込みました。

 

新たに棚(といってもカラーボックス調の整理ボックス)を配置して、書庫としました。

またお金がかかってしまいましたが、これで今度はリビングと書斎がスッキリしたのです。

 

しかしはたして、衣類を預けた方が良かったのか? 書籍を預けた方がよかったのか?

わたしの結論は、「書籍」は衣類より頻繁かつ不定期に出し入れする性格のものなので、預けるのは「衣類」が正解。

クリーニング、しまう前に出すか、着る前に出すか?

ご存じですか、クリーニング屋さんが一番忙しい時期。4月5月だそうです。

つまりそれまで着ていた冬物をしまう前にクリーニングしよう、というニーズだそうです。

でも、実は10月もそこそこ忙しいみたいです。冬物の依頼が増えるそうです。

 

そこでまた悩み事です。

衣替えの時にはそれまで活躍していた衣類たちを眠りにつかせるわけですが、クリーニングはいつ出したら有効でしょう。

 

そこでクリーニング屋さんに聞いてみました。
すると「やっぱり、ワンシーズン着用して汚れや体臭が染みついたまましまい込むより、クリーニングしてキレイな状態でしまう方がいいでしょう」とのこと。

 

「汚れたまましまっておいたら、落ちにくくなるかも知れないし、他の衣類に匂いなどが移ったり、カビの原因になったりするから」と聞かされればやっぱり、先にクリーニングが吉ですね。

 

 

衣料保管サービスと比較してみた

本を整理する女性の足元

 

最近、指定の段ボールに衣類を入れて、宅配便で送るだけでキレイに保管してくれるサービスが増えてますよね。

トランクルームとどちらが自分に合ったサービスなのかを、先日の衣替えの前に比較してみました。

基本的には提供会社によってサービスの内容や料金、ルールはまちまちなのですが、ここではワタシが検討したサービスを元に記述しています。

 

単価は安いが数が増えると高くなる

預ける段ボールひとつあたりの値段は決して高くないのですが、当然のことながら数が増えると高額になってきます。

それに段ボール単位での課金なので、ひとつのものを預けるのには非効率的です。

どうしても段ボールを一杯にしようと、着る可能性が高いものまで入れてしまったり。

 

たとえば季節の変わり目に、もう薄手のコートもいらないかな、と預けてしまったあとに気温が下がったりするともう大変。

たとえ、出庫の依頼をしたとしても時間もお金もかかります。

残念ながらこのサービスは機動性に欠けていると感じましたので、自分には不向きかなと思いました。

 

取り出しにも料金がかかる

取り出しにも料金がかかるのは、いわれてみれば理解できるのですが、なんとなく違和感があります。

ちょっとした出し入れにもお金がかかるので、着用する季節の間は恒久的に出しておいていいものでないと、預けられないような気がします。

特に、季節の変わり目には迷うことが多そうです。

預けるときと預けてるときと取り出すときにお金がかかる、ということでしょうか。

 

衣類しか預けられない

衣類保管サービスなので当たり前なのですが、衣類しか預かってもらえません。

中には何でも預かってくれるところもあるみたいですが、ごちゃ混ぜで保管されても。。。という不安があります。

 

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結局トランクルームに行き着いた

温度計

 

ここまでお読みいただけばお察しいただいていると思いますが、衣類目線と衣類以外の目線で考えて、トランクルームにアドバンテージがあるポイントを個人的な考えのもとで整理してみます。

 

温度・湿度の管理が行き届いているから心配がいらない

しっかりしたトランクルームなら、空調が効いていて湿度や温度の管理が行き届いているので、カビの発生や異臭の発生も防げるのではないか、と思っています。

自宅管理との大きな違いは、空調の連続運転があるかないか。これだけでも衣類をはじめ、保管してあるものが痛んだりしにくい。

 

たとえば、自宅だと外出時には空調を切ってしまいます。

そうすると夏場には一気に温度が外気温と同じ、もしくはそれ以上にまで上昇します。

当然、空気中には湿気がたくさん含まれているので、室温の上昇と同時に湿度も上昇してしまいます。

 

クローゼットはそのような不健康な空気がよどみがちです。

そんな環境が大好きなカビの繁殖が始まります。

想像したくありませんが、夏休みで長期間家を空けるとなると、クローゼット内はすごいことになっているのでしょう。

その点、トランクルームなら安心できる、と今回の試行錯誤で発見しました。

 

高級衣類や毛皮なども安心して預けられる(ところがある)

桐のタンスの着物

 

我が家には毛皮などの高級衣料はありませんが、気になるのは妻の着物でしょうか。

目玉が飛び出るほど高価なものではないのですが、日常的に着用するものではないので、自宅保管だと知らぬ間にカビが発生したり、虫食いができたりしてしまいそうです。

 

そのほか革ジャンはカビやすいので、放っておくのは心配です。

ブランドもののカバンも心配です。

皮革製品は一度カビにやられると復活は難しいみたいなので、そういう点でもしっかりしたトランクルームを借りていると安心ですね。

 

自宅と違って24時間365日、しっかりと空調管理できているトランクルームは、単に使わないものを預けるということだけではなく、質の低下も防ぐことができるということに気づいたことは、自分にとってはお手柄でした。

 

いつでも自由に好きなものを出し入れできる利便性でトランクルームの勝ち

トランクルームの写真

(C)ICOM

 

トランクルームなら出入りは自由です。

出し入れも自由。やはり、必要なときにすぐに取り出せると、預けやすいです。

 

すべてを専門のスタッフの方に管理してもらう、衣料管理サービスも魅力的なのですが、ワタシにはやはり「自由な出し入れ」というキーワードが一番重要でした。

性格的に欲しいものはすぐに手に入れたいタイプなので、今後もトランクルームを使い続けていくのではないかと思っています。

 

 

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