コンテナ型のトランクルームとはどんなものなのでしょうか。

長年アウトドア用品の収納でお世話になっているわたしが、『アウトドア野郎』目線で語ります。

 

 

収納する箱としてのハードウェアの特徴と環境

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コンテナ型は屋外に設置されたトランクルームです。

都心部には少なく、ほとんどが郊外に展開されています。

基本的に荷物の出し入れにはクルマが必要ですが、大きな荷物や多めの荷物を保管するにはトランク型が向いているといえます。

 

 

コンテナってどんな「構造」になっているんだろう?

コンテナと聞くと輸送用のコンテナを思い浮かべると思いますが、わたしもそうでした。

そこでちょっと調べてみたら、まさに「国際海上貨物用コンテナ」が多く使われているということがわかりました。

なかには建物用に国内で専用に製造されたコンテナもあるようですが、ほとんどが中国製の海上輸送用だそうです。

 

材質は一般的には鋼鉄製かアルミ製で、分厚い鉄板で作られていて20トンの重さにも耐えられるように設計されているとのことなので、強度の面では安心できそうです。

 

 

不安要素は温度と湿度。「庫内環境」はどんな感じだろう?

もともとは超高温下にさらされる海上輸送用に作られているので、構造上は問題がないのでしょうが、陸上でも夏場の庫内は60℃にもなるそうです。

わたしは、それほど高温と感じたことはないのですが、鉄板で覆われているだけなので理論上はかなりの高温になると考えられます。

 

多くのコンテナ型トランクルームでは換気口が儲けられていますが、それだけで庫内が快適温度にできるとは考えられません。

なかにはソーラー電源のファンがついた、換気機能装備のトランクルームもあるようですが、わたしはお目にかかったことがありません。

 

換気口は温度調整というより、湿度調整用にあると考えた方がいいかもしれません。

やはり日本の夏場の湿気は侮れません。カビの原因になったりしますから。

 

 

2段式のコンテナは「上段と下段」どちらが使いやすいか?

2階建てコンテナと移動式階段

 

使い勝手だけを見ればもちろん下段が断然有利です。

しかし、季節毎の入れ替えなど、それほど頻繁に出し入れしないのであれば上段でも十分便利だと思います。

 

少し不便なことで料金が安く設定されていることを考えると、用途によって利便性の判断は変わってくるといるのではないでしょうか。

 

わたしは頻繁に荷物を出し入れすることが多いので、いつも下段使いなのですがクルマを前面に着けられて荷物を出し入れできるのはやはり便利です。

 

以前、下段が空いていなくて仕方なく上段を借りたことがあります。

その際は、飛行機のタラップのような移動式の階段を定位置から自分で移動(手押し式です!)して、上がったり下がったりして荷物の出し入れをするのですが、毎回手間だと感じていました。

 

しかも、他の人が使用中だと終わるまで待たなければなりません。

その間に庫内を片付けておこうなどということもできないのでただボーッと待っていたことを覚えています。

階段が備え付けられている物件もあるので、一概にこんな不便を強いられるとはいえず事前に確認する必要があります。

 

 

コンテナ型を借りるときに注意したいこと

コンテナ型は屋外設置で管理人も不在。

庫前までフリーアクセスなのでセキュリティ面でも心配です。

その他心配点や確認しておきたい点もあります。

コンテナ型を借りるときに注意したい3つのポイントを書いておきます。

 

 

トランクルームでも「ハザードマップ確認」は必須

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ここ数年、大きな被害が発生することももはや珍しくありません。

水害対策は事前に行うしかありません。

住居でしたら簡単ではないかもしれませんが、荷物を預けるだけのトランクルームでしたら簡単にできるはずです。

 

ひとたび氾濫が起きればあっという間にすべての財産が水没、最悪は流失してしまいます。

ある意味盗難より怖いかもしれない、と最近思うのです。

 

トランクルームであっても、あらかじめ水害が及ばない場所の物件を探すのはこれからの時代必要なことだと思います。

市区町村で発行しているハザードマップで危険度を確認して、最後は自分の目でしっかりと確認することが重要です。

 

 

倉庫荒らしも心配なので「保安環境」も確認したい

建物内のトランクルームと違ってコンテナ型は、集中的な施錠はなく、庫前までダイレクトに到達できてしまいます。

防犯カメラの設置はあるにしても夜間は出し入れする人がいなければ無人です。

住宅地にあるトランクルームならいいのですが、そうでないとちょっと心配です。

 

わたしは、いままで盗難の被害に遭ったことはく、身近にそのような被害をうけたという話も聞いたこともありません。

しかし、以前利便性だけを考えて人里離れた場所に借りてしまったことがあったのですが、始終不安でした。

結局盗難の不安に耐えられずに、1ヶ月で解約して利便性の落ちる別のトランクルームに引っ越した経験があります。

 

初期費用と移動費用が無駄になってしまいました。

 

そのような盗難リスクを考えると、利便性だけで選択することは危険かもしれません。

ある程度利便性を犠牲にしても、人通りが多い場所を選ぶなどの自衛手段も必要でしょう。

 

 

住宅地だと出し入れ時の「騒音」が問題になることがある

自衛的には住宅地にあるトランクルームは効果的かもしれません。

しかし、住宅地ではほかの問題が起こる可能性があります。出し入れの際に発する騒音が問題になるかもしれません。

何をしまうか、夜間にもアクセスが必要なのか、などの条件にもよると思うのですが、総合的に条件をよく吟味して借りる判断をすることが大事だなと思うのです。

 

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使い倒すためのポイント3つ

表彰台

 

せっかく借りるのですから便利に長く使いたいものです。

そのためには自分流に使いやすいトランクルームにするのが大事だと思うのです。

そこで、わたしが心がけているポイントを3つご紹介します。

 

 

使用目的をはっきりさせて「機動性」を確保する

まずは、使用目的をはっきりさせること。

「仕事用」なのか「プライベート用」なのか。

「保存的保管」なのか「一時的保管」なのか。

 

わたしの場合は、趣味の用途で頻繁な出し入れをしたかったため、出し入れのしやすさにポイントをおききました。

日常使いには、できるだけ「わざわざ感」を減らすことが重要です。

 

 

庫内が広いので使いやすいように「アレンジ」する

「機動性」のよいトランクルームが借りられたら、今度は庫内を使いやすくアレンジします。

わたしの場合は、アウトドア用に借りていますが、アクティビティによって使うグッズが違うので、効率よく収納しなければ入りきらなくなるだけでなく、使うときに探し出す必要があり非効率的です。

 

例えば、あらかじめ庫内に3センチ角の角材を鳥居のように組み上げ、1メートルおきに設置して、そこにスチール製のネットをわたして、グッズを自由に吊り下げられるようにしています。

 

パラグライダー、自転車、ウインドサーフィンやカヤックなどは大きいので天井に吊ることで庫内を有効に使えます。

ボルダリングや登山、キャンプなどは比較的小物が多いので、ラックと衣装ケース収納を基本にしています。

 

 

庫内が広ければ仲間とシェアして「コストダウン」する

庫内にゆとりがあれば仲間とシェアすることもできます。

わたしの場合は幸いなことに共通の趣味を持つ古くからの友人がいますので、最初からシェアを考慮して大きめのトランクルームを借りています。

 

そして、庫内は大物はフリースペースにして、小物だけを所有者別にラックと衣装ケースで分類して使っています。

こうすることで共有できるグッズもたくさんあり、ムダが省けることに気づきました。

共用というと費用も折半、と思いがちですが、わたしたちは共同所有的発想ではなく単純に貸し借り感覚で使っています。

 

 

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