断捨離やミニマリストといった言葉が流行り、物を減らし始める人も多くなりましたね。

ただ、実際のところ「物を減らすと本当に楽になるの?」

「物を減らすとストレスも減るの?」

そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?

 

今回は、実際に物を減らすことで楽になった僕が、物を減らしてストレスも減らすコツを紹介します。

 

 

 

物を減らす前。ストレスだらけの生活

「物を減らすと楽になる」

そう公言する僕も、最初から物が少なかったわけではありません。

むしろ、「マキシマリスト」とも言うべき無、駄に多い物に囲まれて生活をしていました。

 

 

集めていた物・捨てられなかった物リスト

 

その当時、僕が生活必需品の他に集めていた・捨てられなかった物は、以下のとおりです。

 

  1. B’z・SCANDALのCD
  2. ゲーム
  3. ガジェット
  4. マンガ
  5. ライトノベル
  6. 小説
  7. ぬいぐるみ
  8. コーヒー器具
  9. 思い出の品
  10. 中学・高校・大学の教科書

 

「え?多過ぎじゃない?」と思うかもしれませんが、たぶんあなたと被る部分があるんじゃないでしょうか?

思い起こして数えてみると、意外と集めている物・捨てられない物って多いですよ。

これにプラスして生活必需品も多くあるので、相当な量の物を持っていたなぁと思います。

 

 

10個のストレスを抱えた生活

 

物が多いとストレスだらけの生活になるというのは、本当のことです。

でも、多くの人は物が多い生活が「当たり前だ」と思っているから気付かないんですね。

物を減らした今、当時の生活は本当にストレスだらけだったなぁと改めて感じます。

 

  1. 家のカギを失くす
  2. 書類が見つからない
  3. 勉強しようと思うと誘惑に負ける
  4. 引っ越しの荷物が多い
  5. 引っ越しのお金がかかる
  6. 洗い物・洗濯物が溜まる
  7. 掃除が大変
  8. 思い出の品を捨てるか迷う
  9. 家賃が高くなる
  10. 部屋が汚くなる

 

上記のようなストレスは、物が多いことによって生まれるものだとある時気が付きました。

 

 

物を減らすことに決めたきっかけ

 

そして、家事が大変になり、ストレスを抱えたことも少し負担になったんでしょうね。

通勤時に電車の中で泡を吹いてぶっ倒れて、救急車で運ばれる事態となりました。

もちろん、仕事のストレスもありますが、それに加えて家でもストレスを抱えるなんて本当に無駄だなと思ったんですよね。

 

家はくつろぐための場所でありたいじゃないですか。

「電車でぶっ倒れる」この経験がなければ物を減らす決心はつかなかったと思います。

 

これを読んでいるあなたには、僕と同じことを繰り返してほしくないんです。

だから、あなたが今気付いていないストレスを減らすために、物を減らしてほしいと思っています。

 

 

ストレスも減らす、物を減らすコツ!

ここからは、実際に物を減らしたい方向けに物を減らすコツを紹介していきます。

ちなみに僕の現在の全所有物は、段ボール4箱分くらいです。

もちろん、ここまで減らせとは言いませんが、上で見せた写真の状態からでも、それだけ減らせるということを伝えたいです。

 

 

物を減らすコツ:生活必需品編

 

まずは、減らすのに抵抗が少ない生活必需品から減らしていきましょう。

生活必需品を減らすときのポイントは、以下のとおりです。

 

1)同じ用途の物を2つ以上持たない

同じ用途の物を2つ以上持たないようにします。

なぜなら、生活する上で同じ用途の物は1つで十分だからです。

でも、多くの人は100均などで見かけた便利グッズを「便利そう!」と思って買ってしまいます。

 

ゆで卵カッター、アボガドカッター→包丁でOK

複数のコート→一着でOK

バスタオルとフェイスタオル→フェイスタオルのみでOK

まずは、減らしても生活に支障のない、同じ用途の物から捨てていきましょう。

 

2)食器・調理器具は最小限に

食器・調理器具を最小限にすると、洗い物が溜まらずに済みます。

なぜなら、食器や調理器具を洗わないと、ご飯が食べられなくなるからです。

多くの家庭では、茶碗や汁椀、マグカップなどが大量にあり洗わずに次々に出していきます。

 

そうすると、洗い物が溜まり億劫になって、さらに洗わないという悪循環になるのです。

茶碗、コップは1人1個、鍋やフライパンは基本1個など、食器・調理器具を最小限に抑えましょう。

 

3)洋服は着回せる物を選ぶ

洋服は着回せる物を選び、できれば1週間分の7着だけにすると良いでしょう。

着ない服が一年中押入れに眠っている人、多いですよね?

服を次から次に出してしまって、洗濯機がパンパンになっている人いますよね?

 

そういう人は基本的に1週間分の服だけにして、週1で洗濯する習慣をつけてください。

また、以下のような服は着る機会を失って押入れに眠りがちなので注意です。

 

例)

×ニット、ポロシャツ、セーター

オールシーズン着回せるようなTシャツ、シャツ、カーディガンなどを中心に残しましょう。

 

4)収納場所を増やさない

家の中に溢れている物を片付けようとしてやってしまうのが、「収納場所を増やす」です。

「物が増えたら収納場所を増やせば良い!」という頭でいると、無限に物が増えてしまいます。

 

なので、片付けの際に「収納場所を増やす」という選択肢は排除してください。

例えば、以下のような収納場所は増やしてしまいがちです。

 

例)

×本棚、カラーボックス、プラスチックケースなど

収納できない分は手放すというふうにするだけで、物はかなり減らせますよ。

 

 

物を減らすコツ:趣味・思い出の品編

 

次に、これがけっこう精神的にきついのですが、趣味・思い出の品を減らします。

趣味・思い出の品を捨てられない気持ちは、すごくよく分かります。

ただ、これらの物を減らすことで、さらに心豊かに過ごせるので挑戦してみてください。

 

無人島に3つ持っていくとしたら?

よくある質問ですが、これを真剣に考えることで、人生においてなにが大切かが分かります。

僕の場合は、「コーヒー器具だなぁ」と思ったので、ゲームやマンガ、CDは捨てました。

余談ですが、僕はその結果コーヒーにのめり込み、今ではコーヒー関係で仕事をもらっています。

 

本当に好きな趣味を絞ることで、物を減らすだけでなく、その趣味に深くハマることができるので人生の幸福度も上がるんです。

 

デジタルデータ化する

3つに絞った趣味の中でデジタル化できるものがあれば、デジタル化します。

デジタル化すればコンテンツそのものは楽しめますが、一方で物は減りますよね。

例えば、僕の場合はコーヒーはデジタル化できないので、以下の物をデジタル化しました。

 

小説・ビジネス本→電子書籍

B’z・SCANDALのCD→音源データ

ゲーム→スマホゲーム

 

こんな感じで現実の物を減らしながら、コンテンツとしては楽しむことが可能です。

「好きなアーティストのCDを現物で集めたい」という人もいるかと思います。

 

でも、本当に大事なのはCDのディスクではなく、「音楽から受け取るメッセージだ」と気付いたんですよね。

捉え方を変えると物を減らすきっかけにもなるので、好きなことについて考えてみるのもおすすめです。

 

写真に撮って捨てる

最後に、思い出の品を減らすときのコツについて、具体的な方法をお伝えします。

「写真に撮って捨てる」これが僕にとって一番抵抗なく、思い出の品を減らすことができました。

 

思い出の品って「使わない」「要らない」と思っていても捨てられないですよね。

例えば、以下のような物はどうしても捨てにくいのはとてもよくわかります。

 

  1. 卒業アルバム
  2. 友達からの誕生日プレゼント
  3. 家族からの手紙
  4. 恋人との記念の品

 

僕も悩んで悩んで、最後にようやく捨てたのがこの4つです。

減らすことができたのは、「思い出の品は、思い出を忘れるのが嫌で捨てられないんだ」と気づいたからです。

僕は、この気持ちをクリアするために写真に撮って保存することで、後から思い出を思い出せるようにしました。

 

人によっては「くれた相手に申し訳ないから捨てられない」というのもあるかと思います。

そんなときは「ありがとう」と一言言って捨てるようにしています。

思い出の品は物自体に価値があるのではなく、その物に詰まっている思い出に価値があります。

 

そんな思い出の品を捨てないことでストレスを抱えてしまうのは、本末転倒です。なので、自分の生活をより良くするためにも、写真に撮って「ありがとう」を実践してみてください。

 

 

まとめ:物を減らすとストレスも減って楽に生きられる

 

僕は物を減らすことによって、ストレスフリーの健康的な生活を送ることができています。

あれ以来、急にぶっ倒れて病院に運ばれたこともありません。

それどころか、家事の負担が減って、好きなことにさらにのめり込み、人生の幸福度が上がりました。

 

今では、家事の時間を減らして、コーヒー関係のお仕事をすることに時間を使っています。

 

  1. 物を減らすと手間が減る
  2. →手間が減るとストレスが減る
  3. →ストレスが減ると楽しくなる
  4. →厳選した趣味に没頭できる。

 

物を減らす生活、僕は全力でおすすめします。