私は独身のころから、不要なモノはすぐに捨て、常に部屋の収納に空きを作っているタイプでした。
でも、約4年前に娘を出産し、1年前には息子を出産、2人の子どもと生活するようになってからというもの、とにかくモノが増えて、増えて。
衣類に衛生用品、おもちゃ、絵本……、本当にキリがありません。
とくに、娘が1歳を過ぎたころから、収納に悩んだのが「おもちゃ」です。
これまで、年齢やおもちゃの種類によって収納の方法を変えて来ましたが、最近やっとしっくりくる方法が定まってきたので、ご紹介したいと思います。
IKEAのトロファストで、区切らず「ざっくり」収納!子どもと一緒にお片付け
キレイに整った収納が正解ではないと気付いた
我が家では、メインのおもちゃ収納に、IKEAのトロファストを使っています。
引き出しが大きいので、小さい子どもでも簡単に引き出せるからです。
(0歳児の息子も自分で引き出しておもちゃを取り出しています!)
最初は、引き出し内に100均で買ったボックスを複数入れて、おもちゃを細かく小分けしていました。
キレイに分けられたオモチャたち。見た目も整っていて、私も大満足です。
でも、すぐに問題が発生します。
娘が自分で片付けられないのです。
そして、どんどん乱れていく小分けボックスおよび引き出しの中。
私は、「細かく分けて、キレイに収納したのに」と思っていました。
でも、すぐに「これは娘とおもちゃのための収納ではなく、私自身の自己満足でしかなかった」と気付きました。
娘が片付けられないのも、ムリはありません。
細かい分類方法なんて、全部自分の感覚に基づくもので、私にしかできない収納だったからです。
なのに、片付いていない、ぐちゃぐちゃだとイラついてしまったことを反省してからは、娘が使いやすい・片付けやすい収納にするには?と考えました。
2歳児でも片付けられる、「ざっくり」収納
それからは、当時2歳だった娘が自分で取り出せて遊びやすく、かつ、すぐに片付けられる収納ルールにしています。
シンプルにいうと、引き出しの中の小分けのボックスを撤去、「ひと引き出しひと種類」にするようにしました。
たとえば、この引き出しは「アンパンマン」。
指人形だろうが、ブロックだろうが、アンパンマンであれば、ここに入れます。
これくらい、シンプルに種類分けしたほうが誰でもわかりやすく、片付けもラクにできました。
とはいえ、子どものおもちゃなので、単純に分けられないモノも。
そういうときは「なんでも引き出し」として、迷ったらトロファストの右下の引き出しに入れることにしています。
iNSPiC(インスピック)でスマホ写真を即ラベルに!ぱっと見てわかる、おもちゃの居場所
「ここにはアンパンマンのおもちゃをしまう」と、一目見てわかるように、最初はトロファストの引き出しに「アンパンマン」とラベルをつけようと思いました。
でも、ひとつ問題が。
2歳になったばかりの娘は、まだ文字が読めません……。
そんな時に活躍したのがコレ。
インスピックという、スマホで撮った写真をすぐに印刷できて、シールとして貼れるミニプリンタです。
スマホで引き出しの中をそのまま撮影して、インスピックで印刷、「ここはアンパンマン、こっちはしまじろう」と分かるようにトロファストの引き出しに貼りました。
文字が読めなかった娘も、これならきちんと元の場所にお片付けできました。
初めてうちに来る娘の小さいお友達も、この写真シールを見てお片付けしてくれたので、貼ってよかったと思っています。
引き出しの中身が変わったらシールも変えていく予定です。
そのほかのおもちゃ関連グッズ収納
トロファストに収納するおもちゃ以外にも、小さいおもちゃ・絵本なども、収納を工夫しています。
バスボールの中身やリカちゃんの靴など、細かいモノはお気に入りのお弁当箱へ
前述したように、ほとんどのおもちゃはトロファストの引き出しに入れて収納していますが、小さいおもちゃの収納は別にしています。
小さいとなくなりやすいですし、我が家には0歳の息子がいるので誤嚥が心配だからです。
うちにある小さいおもちゃは、大体バスボールを溶かして出てきた小さい人形や、リカちゃんの靴、指輪などのアクセサリーなどで、娘の成長に合わせて最近どんどん増えています。
大体直径3センチ以下の大きさなのですが、こういうおもちゃはディズニープリンセス柄の、娘が自分で開け閉めできるタイプのお弁当箱に収納しています。
ちなみに、このお弁当箱は100均で買いました。娘が好きなのでディズニープリンセス
柄を選びましたが、ほかにもいろいろな柄のお弁当箱が売っていました。
ただ、普通の小物なら問題ないのですが、バスボールの中に入っていた人形類は、すでに香料がキツくついてしまっています。
なので、あらためてお弁当箱として使うことは難しくなりそうですが、100均だと思えば惜しくはないです。
絵本の表紙が見える絵本収納を検討中
絵本は100均のボックスに立てて収納し、トロファストの上に置いています。
100均のボックスは子どもでも取り出しやすい、底の浅いものを選ぶようにしていて、娘は自分で取り出して自分でお片付けができています。
でも、絵本の数が増えてきて、これからも増えていくと思うので、絵本の収納を変えようかと考え中です。
本棚にもたくさん種類があり、いろいろ探していますが、絵本の表紙が見えるタイプのものが良さそうだなと考えています。
表紙が見えているほうが、子どもが自発的に絵本を読みたくなれそうです。
そんな絵本棚をリビングの一角に置いて、「絵本スペース」を作ってもいいなとイメージしています。
おもちゃ収納は子どもが主役!子どもが1人で片付けられる仕組みに
このように、おもちゃ、小物、絵本。
どんなものでも、子どもが使うものは子ども自身が取り出して、片付けられる仕組みを心がけています。
つい、親の私が見て「キレイ」だと思える収納にしてしまいそうになりますが、ここは子どもが主役。
これからも子どもたちが自主的に楽しめるような収納を、子どもと一緒に考えて作っていきたいと思っています。
文:あさ(30代・できるだけスッキリ暮らしたい主婦ライター)