ぼくは片付けが苦手で、いつもたくさんの物に囲まれています。
居心地悪いなぁと思いつつも、なかなか手を付けられずに過ごしていました。
ミニマリストに憧れつつも、なかなか物が減らない暮らしを続けてしまい、気がつけば不用品で溢れています。
そんな生活を変えるべく、思い切って物を減らす生活を始めようと決意しました。
物を減らそうと思ったきっかけ
「引越しが目前に迫っている」
「快適なスペースを作りたい」
これが、ぼくが物を減らそうと思ったきっかけです。
ぼく自身、かなりの片付け下手。「めんどくさがり屋」とも言うかもしれません。
自分なりに片付けをしても、すぐに散らかってしまうし、出した物をそのままにして生活するのもしばしばです。
どうせすぐに使うだろうし…と、放置してある物のせいで、仕事場である自分のデスク周りは常にごちゃごちゃ。
うんざりしながらも、見て見ぬフリをして生活していましたが、ちょうどその頃、急な引越しが決まります。
「次の家では同じ過ちを繰り返すまい」と、この機会に「物を減らす」ことを決意しました。
「片付けられないなら、物自体を減らしてしまえばいい」
そんな考えのもと、いざおもいきった断捨離の開始です。
物を捨てる基準
物を減らす決意をしたものの、そもそも捨てられない性格の持ち主のぼくです。
なので、どんな物を処分して減らすのか、5つの基準を設けました。
・普段使っておらず「いつか使いそうなもの」は全部捨てる
・安く手に入りそうな物は、この際捨てる
・メルカリを片手に開いて、売れる物を見つける
・家族供用の物は捨てない。あくまで自分の持ち物を減らす。(自己判断で行動できるから)
・収集癖や所有欲を無視する
ひとつひとつ、どんな感じで物を減らしていったのかをご紹介していきます。
「いつか使いそうなもの」は全部捨てる
まずはぼくのデスクに散らばってある「いつか使いそうなもの」は全て処分します。
まだ使えるのにもったいない…と思いつつ、「その考えのせいで物が減らないんだ!」と自分に喝を入れつつ、作業開始です。
・メガネケース(予備)
・空き箱
・装飾用の木材
・読みかけでもう読まない本
・不要なケーブル
・不要なキーボード
などという具合で、まだ序盤ですががかなりの物を捨てました。
正直これだけで十分かとも思いましたが、この後引越しも控えているので、まだまだいきます。
安く手に入りそうな物は、この際捨てる
ぼくのデスクには、安い物がたくさん転がっていました。
いつでも買えて使用頻度が少ないなら、いっそのこと捨ててしまおうと決意します。
・掃除道具
・リップクリーム(何個も持ってる)
・メガネ拭き(何枚もある)
などなど。手元に置いてあったら便利な物ばかりですね。
ですが、すでにカバンの中に入っている物もあるし、そもそも手元に置いておいて活躍したことも少ないです。
なので、おもいきってデスクには置かない、そして処分することにしました。欲しくなったら、また買えばいいぐらい安いですし。
メルカリを片手に開いて、売れる物を見つける
物を減らす強い味方、メルカリにも活躍してもらいます。
これまで、メルカリは買う側でしたが、今回は出品する側へ。
今回売りに出したのは、以下の通りです。
・ノートパソコン
・マウス
・電子タバコ
・カメラ
ポイントは、変に儲けようとしないことです。
高い値段設定をしてしまうと、なかなか売れずにやきもきします。
それに、そもそも物を減らすのが目的なのに、儲けようと思ってしまっては目的が変わってしまいます。
なので、絶対に買ってくれそうな値段で出品し、結果大正解でした。
家族共用の物は捨てない。あくまで自分の持ち物を減らす。
今回は物を減らすのが目標ですが、あくまでもこれはぼく個人の問題です。
なので、家族共有の物は、一切捨てずに物を減らしていきました。
家族も使う物だと、捨てたり売ったりするのに許可がいるからです。
許可を求めるのは面倒だし、その分時間がかかってしまいます。
なので、今回共有の物は自分のデスクから追い出すだけにとどめ、とにかく自分の物だけ減らす作戦としました。
収集癖や所有欲は捨て去る
今回の断捨離、ぼくの中で一番葛藤があったのが、好きで集めていた物たちです。
・スピーカー
・本
・レコード
・CD
正直、思い出の本やレコードを捨てるのは忍びなかったです。
しかし、これらが原因で部屋がいつまでも片付かなかったことも事実なのです。
本であればKindleで読めるし、音楽関係の物もYouTubeで事足ります。
とにかく物を減らすのに全力を尽くしました。
快適すぎる作業スペースができて感無量
こうして、ほぼ初めて、デスクにパソコンしか置いていない環境を手に入れることができました。
物を減らす前は「殺風景すぎて落ち着かないかな?」と不安に感じていたのですが、全然そんなことはありません。
むしろ、物を増やしたくないという気持ちが増したし、何より「片付けをしないといけない…」という気持ちとサヨナラできたのが大きいです。
どんどん物を減らす快感を得ることもできたし、今はこのデスク周りがとても気に入っています。
文:シンプリー(30代・元商社マン、現WEBライター)