調味料って、使う頻度が高いせいか、ごちゃごちゃになりがち。
それに、容器の大きさや形状もバラバラなので、無駄に場所をとってしまいませんか。
キッチンは毎日使う場所だからこそ、なるべく気持ちよい収納や導線を心がけたいところ。
そこで今回は、調味料を種類ごとに仕分けして、使いやすくきれいに収納できるよう実践してみました。
収納場所は使う調味料の種類だけでなく使用頻度も考える
わが家は調味料やストックの収納場所が数カ所に分かれています。
その上、調理をする人2人、調理はしないけど買い物をする人が1人いるので、置く場所は決まっていても誰かが変えたり間違えたりとどこに何があるか分からなくなることも多々あります。
いざ料理をする時にあれがない、これがなくなったと新しく調味料を購入すると、家には実はたくさんのストックがあった……なんてことも多いもの。
特に小さなものだと棚の奥に入り込んでしまって忘れることってありませんか?
そこで、種類ごとに分けるのはもちろんのこと、使用頻度も考えて収納場所を決めて入れ替えてみました。
調理中に最も使う頻度の高いもの、各家庭によって違うかもしれませんが、砂糖や塩、出汁の素、昆布等をコンロから近く最も出し入れのしやすい棚に並べることに。
同じく使用頻度の高い醤油や酒、みりんはボトルの高さの問題で同じ棚には置けないので、コンロから近い場所に別収納。
これらの液体は容器を移すと衛生的に良くない、という話も聞くので、基本的にはボトルそのまま並べます。
昆布や海苔、鰹節等の乾物は、使用頻度No.1の横に。
そして、取り出す頻度が最も少ないストックはわが家のキッチン内で最も使いにくい棚の下のスペースに並べて収納。
どの調味料がどれだけあるかすぐに分かるように管理しないと、買いすぎ・賞味期限切れの要因になってしまいます。
わが家は使用頻度の少ないものが奥へ奥へと入り込んでしまい、賞味期限切れになっているものがかなり多かったので、ストック専用の場所を作ることに。
こうすることで、なくなった→調味料のストック収納棚を見る→なかったら購入、というサイクルができます。
収納容器は消耗品。100均アイテムで十分
調味料を収納する容器を全部そろえようと思うと、気になるのはかかるコスト。
だけどある程度揃ったものを使用した方が、統一感もあるし見た目もスッキリします。
そこで活躍するのが100均のアイテム。
使い勝手も良く、安いので汚れても躊躇なく再購入できます。
今回は、seriaとダイソーで揃えてみました。
これまでは、よく使う調味料は数十年前に購入したと思われるタッパーウエアを使用して収納していました。
こちらは同じものがいくつもそろっていて重ねることもできるのでそのまま使用することに。
ただ、中身は乾物に入れ替えて他の場所へ収納しました。
今までこれらがあった収納場所はコンロの横で調理スペースのすぐ後ろで、料理の際にはとっても便利な場所でした。
この場所には100均で揃えた収納容器を使用し、砂糖・塩・出汁の素・片栗粉・小麦粉…といった調理でよく使用する調味料を並べることに。
乾物やふりかけ、ゴマ等は透明なジップつきのファイルケースに入れることで、中も見やすく、倒れることもないので綺麗に収納できます。
また、粉ものはしっかりと密閉できる容器に入れます。
こちらも奥に入ってしまうと取り出しにくく探すのが大変なので、取っ手付きのボックスを使用して引き出しやすくしておくと良いでしょう。
たくさんある開封前の油は横にして積んでおくとスペースも有効活用できて見えやすいですね。
使用頻度は少ないけど、なくては困るのがスパイス類。
買った順に棚に詰め込まれていたスパイスは、使用頻度の少ないものほど奥へ奥へと押し込まれ、あることすら認識されず新しいものが購入されて…これを繰り返した結果、なんとブラックペッパーが4つも!!
そこで、こちらも100均のアイテムを使用して中まで見やすく収納することに。
引き出しやすいボックスに入れることで、奥まで見えやすくて使う時も便利ですよね。
また、ボックスの中でも使用頻度の高いスパイスは手前に、少ないものは奥に並べることで、調理中もストレスなし。
食卓でよく使う調味料は一か所にまとめる
食事の時によく使う調味料はどうしていますか。
食卓に並んでいる、使う時に持ってきている等、家庭によってさまざまだと思います。
わが家では、今までは使うものを毎回の食事に合わせて棚やケース、冷蔵庫から一つずつ持ってきていました。
しかし、たくさん使いたいものがある時は何度も食卓とキッチンを往復して…戻す時ももちろん同じ。
それに、食事が始まってから「〇〇欲しいな」「〇〇取って」「なんでこのメニューなのに出してないの?」なんて言われたら…手間なんですよね。
そこで、食卓でよく使う調味料はまとめてケースに収納することに。
もちろん冷蔵保存のものは常に入れておくことはできないので、場所だけあけておいて使う時に冷蔵庫に立ち寄ってポンと入れるだけにしておきます。
食卓の中央に置けば家族みんなが使いやすいですし、食事中の食卓の上もスッキリと見えます。
文:Amama(30代・元医療系職員、現主婦ライター)