近所にお買い物へ行くときに使うエコバッグから、1~2泊程度の旅行にも使えるような大きなバッグ。
はたまた、冠婚葬祭のみにしか使わない出番は年に数回というバッグや子どもの通園用バッグなど。
家の中には、意外とバッグが溢れているもの。
収納方法に困り、使用頻度が低いバッグを無理にしまいこみ、いざ使おうと思ったら型崩れしていた……。
そんな経験ありますよね。
今回は、コンパクトに収納できて型崩れなし、わが家のバッグ収納方法をご紹介します。
バッグ イン バッグで収納ケースへ
コンパクトにまとめたいなら、バッグインバッグ(マトリョーシカ方式)がおすすめです。
わが家ではクローゼットの洋服の下のスペースに大きな収納ボックスを置き、その中に普段あまり使わないバッグたちを入れています。
ボックス自体、かなり大きなものですが、それでも一つずつ入れると入りきらなかったんです。
そこで旅行用の大きなバッグを開いて、大きい順番にどんどん入れていきます。
4~5個ずつくらいバッグの入った大きなバッグが3つ、それにお風呂セット(温泉用)と旅行時の洗面セットが入った布製の買い物バッグが1つ、さらに小さく折りたたんでも問題ないバッグを詰め込む。
結局、合計16個(!)のバッグが入りました。
あまりたくさん入れすぎると、いざ使いたいという時にどこに収納したのか分からなくなる可能性があるので、フォーマル、きれいめ、カジュアルなど使用用途ごとに大まかに分類して入れています。
型崩れしやすいバッグも、こうして中に小さいバックが入ることによってある程度「あんこ」になってくれます。
型崩れを防ぎたいバッグはこうする
型崩れを防ぎたいバッグは、中にやわらかい紙を入れましょう。
基本的にはバッグを買った時に入っている緩衝材などを、保管しておいて使わない時には中にイン。
なければちょっといい買い物した時に洋服を包んでくれるものの中に、新聞紙などを入れて使うことも。
ある程度しっかりしているけどもしかしたら型崩れしちゃうかも、と心配なバッグは、先ほどご紹介したバッグインバッグで中をいっぱいにしてしまうのもオススメ。
収納場所も少なく済んで、型崩れも防止できるので一石二鳥!とはまさにこのことですね。
型崩れが心配なバッグは、収納場所も重要。私が取り入れているのはクローゼット内に元々洋服掛けとして設置されていたスチールポールに、ニトリのすべりにくいバッグ・スカーフハンガーです。
こちらは、S字フックよりもかける部分が大きくなっているので持ち手の幅が広くても落ちてくることがなく、滑りにくい素材になっていることが特徴。
ただ、バッグの持ち手などをかけてつるすことになるので、あまり重さのあるバックだと重力に負けて縦に変形してしまうのではないかと懸念しています。
実際にかけてみて、少しでも引っ張られている感じがするものは避けて、軽いバッグや普段よく使用するバッグのみに使っています。
さらに、ファイルケースは、崩れやすいバッグ収納の定番ですね。
私はニトリの幅が広めのファイルケースを活用しています。
実はこれ、書類の整理をするようにカラボに合わせて購入したものだったんです。
関連ごとにクリアファイルなどに分けて入れてみたのですが、書類だけだととてもたくさん入るのでズボラな私は何がどこにあるのか探すのにまた苦労することに。
そこで、書類関係は別のファイルボックスに入れることにして、バッグ収納にしてみることにしたんです。
倒れやすいバッグを置いて収納する方法としては、ブックエンドを使っているという話も聞いたことがあります。
ブックエンドなら幅の調整もできますし、さらに便利かもしれませんね。
普段使いのバッグはどうする?
ほとんど毎日使っているバッグってありますよね。
私の場合は、子どもを抱っこすることが多かった時期は、両手の空くリュックサック。
お出かけの時にほとんど抱っこすることがなくなった現在は、元々好んで使っていた斜めがけバッグを愛用中。
子どもの場合は、保育園用の斜めがけバッグに加え、習い事に通う際に、靴や水筒などを入れているリュックは出番が多いです。
そんな使用頻度の多いバッグを、先ほどまで紹介した方法でクローゼットの中の収納ボックスの中にバッグインバッグ……なんてしていては、毎回出すのに苦労してしまいます。
特に出かける前の朝時間は、5分でも無駄にしたくないので、普段使いのバッグは手を伸ばせばすぐに出し入れできるところに置いておきたいのが本音です。
でも、目に付くところに並べて置いたり床に置くなんて、出来れば避けたいですよね。
そこで、わが家で使っているのが、無印の壁につけられる家具・フック・オーク材です。
ひとつ790円で、普段わが家で活躍している収納に比べると少々高価かなぁとは思いましたが、石膏ボードであればだれでも簡単につけられるということで、まずは2つ購入してみました。
取り付けてみると本当に簡単、あっという間に完成です。
耐荷重は2kgまでなので、バッグをかけるには十分ですね。
部屋の出入り口に近いところに取り付けてバッグをかけるのに使っていますが、玄関につけて帽子をかけるのも良いかもしれません。
ちなみに他にもいくつかある子どものバッグは、おもちゃを収納しているウッドシェルフにS字フックをかけて収納しています。
こうすると子ども自身が手を伸ばせば届くので、外出時は自分でお気に入りのバッグを出してハンカチやティッシュを楽しそうに入れて準備してくれるようになりました。
親も楽できるので、おすすめですよ!
文:Amama(30代・元医療系職員、現主婦ライター)