私の母親は、いっちゃあなんですがかなりの「収納下手」です。
田舎で土地だけはあるせいか、あらゆるものがとりあえず家の中に残されていて、いつもぐちゃぐちゃ。
もちろん冷蔵庫も例外ではなく、中はカオスそのもの。
小さい頃は賞味期限切れのものがよく出てきた記憶があります。
ですが、先日久しぶりに実家に帰省してみると、母は断捨離と収納に目覚めていました。
冷蔵庫も100均のかごを使ってかなりいい感じに整理されていてびっくり。
■母が冷蔵庫収納に目覚めたきっかけ
久しぶりに実家に帰ったら、冷蔵庫収納だけでなく、家全体のものが減り、かなりすっきりしていました。
「どうしてこんなに整理したの?」と尋ねたところ、「冷蔵庫を買い替えたから」だそう。
聞けば、昨秋いきなり冷蔵庫が壊れてしまい、急いで買いなおしたんだそうです。
それで冷蔵庫の中身を一度出したときに、賞味期限切れのものや覚えてすらいないものが出てきて驚いたんだそう。
「新品の冷蔵庫を汚したくない!」と思い、必死で整理したということでした。
冷蔵庫だけでなく、家全体を整理したのは、子供が全員独立して、出て行ったことも関係しているようでした。
長女の私と弟は結婚し、末っ子である妹も昨年の春に就職して一人暮らし。
実家に住むのは父、母、祖父の3人になったため、部屋が散らからなくなったし、家事の負担も少なくなったので、片付けようという気が起きたんだそうです。
また私と弟が、孫を連れて遊びに来るようになったので、孫に危険が及ばないようにという配慮もあったよう。
私たちのためというのもきっかけのひとつだったことを知り、じんわり嬉しくなっちゃいました。
■実家の冷蔵庫収納を紹介します
では実際の冷蔵庫収納を紹介します。
基本的には大人3人の住まいなので、食材は少なめです。
上の段にあるかごに調味料や常備食材が保管されているので、追加の食材が入っても見逃すことが少なくなり、食材の無駄が少なくなったそうです。
かごはセリアで買った100均のかごだそうです。
上は瓶詰など入れ物に入った調味料類。
下は味噌。
※愛知県民ゆえか、母はお味噌汁好きで、冷蔵庫には昔から数種類が常備。
赤味噌、白味噌、こうじ味噌……気分や料理で使い分けるんだそうです。
上が粉類やかつおぶしなど、入れ物がふにゃふにゃしているものたち。
下はチーズやソーセージなどの常備しているものらしいです。
味噌はともかく、他はルールがありそうでなさそうな感じでしたが、聞いてみると本人なりのルールが。
「入れ物がしっかりしているものはごちゃっと入れておいてもいいかなと思って。倒れないから。ふにゃふにゃしているものは粉ものが多いし、使うタイミングが似ている気がする」
とのことでした。
■実家の冷蔵庫収納メリットと改善点
昔のごちゃっとした冷蔵庫に比べたら格段にすっきりした実家の冷蔵庫。
もちろんメリットのほうが多いらしいですが、改善点もまだあるそうです。
メリット1)かごをセットしたことにより見た目がすっきり
かごでブロック分けしたことにより、見た目がすっきりしたのがうれしい!と母は言っていました。
確かに、調味料の類って、なかなか終わらないからいつまでも冷蔵庫にあるのに、収納時にごちゃっとしがちで見た目が良くありません。
ですが、冷蔵庫の色に合わせた白いかごで統一したことにより、ぱっと見がかなりすっきりしました。
かごを上段に収納することで、下段と中段が空きやすくなり、すっきり感が出ています。
メリット2)賞味期限切れのものが少なくなった
かごの中に入れているものは比較的賞味期限の長い調味料ばかり。
そのため、賞味期限切れに神経質にならなくても大丈夫です。
逆に、賞味期限が気になるお惣菜や残り物、肉類などは、もっとも目につく下段や中段に入れると決めているそう。
メリット3)かごを外せばいいので奥まで掃除がゆき届く
以前の冷蔵庫がごちゃっとしていたのは、収納がされていないこともさることながら、ものが多すぎて掃除できていなかったのも大きかったと思います。
ですが今の冷蔵庫はかごを外せば一気にものが取り出せるので、掃除も楽々。
かごがあることで調味料がこぼれたり、粉が噴き出したりすることも少なくなり、汚れることも減ったそうです。
改善点1)かごの中身が決まっていないのでたまにあふれる
ざっくりと仕分けているだけなので、唐揚げ粉と小麦粉を同時に買う、などをすると入らなくなってしまいます。
そもそも入りきらなくなることがあるのは収納場所として間違っているのかな?とまだ試行錯誤しています。
改善点2)使用頻度が低い中身は存在を忘れてしまう
特に、ジャムや粉チーズが入っているかごは使う頻度がかなり低いので、賞味期限切れになることも多いそうです。
よく使うわさび、からし、しょうがあたりが見やすいところにあるのはいいんですが、ドアポケットはカオス。
このあたりも、まだまだ改善の余地がありそうです!