小さな子を持つお母さんたちから「いつもおもちゃが散らかっていて全然片付かない」という声をよく聞きます。
男の子二人の母親である私も、まさしくこのおもちゃ散らかり問題と、日々闘っている毎日です。
どちらかといえばズボラな私は、DIYも苦手。
「毎回きっちりしまうなんて無理!簡単できれいに見えるおもちゃ収納はないかな?」と、いろいろな収納を試みてきました。
その中で「簡単で使いやすかったもの」「インテリアに溶け込むもの」という目線から、いくつかご紹介します。
初心者さんでもできる!王道の三段カラーBOX
さまざまある「おもちゃの収納」ですが、子育てが忙しくて時間に追われている方でも比較的チャレンジしやすい「カラーボックス収納」はいかがでしょう?
「カラーボックス」は、どこのホームセンターでもたいてい揃っています。
カラボには以下のメリットがあります。
・簡単にすっきり整えたい
・カラフルさが楽しめる
・サイズが豊富で数を増やせる
・必要に応じて組み合わせ自由
私もカラボは多用しています。
三段のカラボを並べて、それぞれの段には持ち手つきの引き出し型ケースをレイアウトするやり方です。
カラボに合ったサイズのカラフルな色や柄のケースが売られているので、自分の好みでセレクトできるのが嬉しいですね。
それぞれのボックスを使い、おもちゃを種類ごとにおさめることができます。
ハーフサイズを選べば、より細かく分けられますし、100円ショップのかごやケースとも相性が良いので手軽です。
また、ケースを使わずカラボに好みの布を貼って目隠しカーテンをする方もいますよね。
近所にイケアやニトリがあれば、さらにおしゃれなカラボアレンジ収納ができそうですね。
【フロック収納もおすすめ】
最近わたしの周りでは「フロック収納」も人気があります。
「フロック」は、プラスチック素材に前開きの蓋が付いている収納ケースの種類です。
お値段もひとつ1000円前後から展開されており、カラフルなカラーとサイズバリエーションが人気で、積み重ねもOKです。
現在私も重ねて使っていますが、中身が見えないためすっきり感が出て助かっています。
【番外編】ゴロゴロ引っ張る収納ケースを買ってみた
ホームセンターで、蓋付きコロ付きの移動できる可愛いおもちゃケースを見つけました。
イメージとしては、「小さめのコロ付き衣装ケースをカラフルで頑丈なつくりにしたもの」と思ってください。
幼児がケースにまたがって嬉しそうに笑っている商品写真に、男の子がいるわが家はピンときました。
「これ、楽しそう!収納もできるし、ケースを引っ張って車みたいに遊んだらいいんじゃない?」と。
早速、購入。
でも、いざケースに次男を乗せ、長男が引っ張って和やかに遊ぶと思いきや、所詮、そこは収納ケース。
乗り物として使うには、ハードルが高かった。
力いっぱい笑顔で引っ張る長男と、またがっただけのケースから即座に転がり落ちる次男の姿……。
小さくて散らかる物はどうやってまとめる?
ある程度の収納はカラボやケースが使えますが、「こまごましたおもちゃパーツを合理的にまとめたい」といったお悩みはありませんか?
たとえば、女の子ならアクセサリー、ビーズ類、きらきらして可愛いものがたくさんあるものです。
男の子なら、ミニカーやヒーローもののパーツなど、ざっくり収めてしまうとそこから探すのが大変ですよね。
そこで、ズボラさん向けに活躍するのがジップロック作戦です。
やり方は簡単。種類ごとにジップロックで分けていれる方法です。
チャックがあるので、中身が出ませんし、中身が見えてサイズもいろいろ。
デメリットといえば、さすがに生活感があふれすぎてお世辞にもおしゃれ収納とは呼べないところ。
しかし、あきらめなくても大丈夫!
イケアやフライングタイガー、もしくは通販サイトには、可愛いジップロックがあります。
中身が見えやすいある程度の透明性を維持したまま、可愛い絵柄やカラーをチョイスしてください。
【番外編 ミニカー収納に画期的な、でるでるバケツ】
一時期、バケツ型収納にミニカーを収めておいて、出すときにはスパイラルスロープからぐるぐると回って出てくるという、画期的な「でるでるバケツ」が気になりました。
車好きな男の子には大人気で、自分からしまって遊べる仕組みです。
「楽しく遊びながらお片付け」というコンセプトで、なかなかおすすめの収納アイテムといえます。
DIYが得意ならこんなに素敵な手作りキッチン&収納
わが家はズボラ&不器用代表なのでできませんが、パパママが器用だと、オリジナルの収納作品も生まれます。
【女の子の憧れ ままごとキッチン】
友達のご主人の力作、ハンドメイドのままごとキッチンをご紹介します。
ホームセンターで木材を買い、庭でコツコツと作り上げた素敵なミニキッチン。
ままごと遊びをするだけでも楽しい上に、遊んだあともきれいに収納できます。
扉を開けて棚にしまう収納はもちろん、実際のキッチンのように道具を飾り、見せる収納も可能ですよね。これはみんな欲しくなっちゃいます!
今も姉妹で大切に使っているそうで、愛情のこもった素敵な作品でした。
他にも、器用な方は、ミニカーが一台一台きっちりと収納できる棚やボードを作ったり、すのこで絵本棚を作ったりと、アイディア次第で夢と工夫が広がりそうですね。
結局、ズボラさんには放り込むのが一番
「きっちりしまう収納は素敵だけど、日常ではついついおもちゃが散らかってしまう。」
「お客様がくるときに慌てて片づけている」
そんな、私のようなママには、やはり放り込むだけの収納をおすすめします。
カラボやフロック以外の、「ザ・放り込み収納」を集めてみました。
・プレイマット
座って遊べる大きさの布の周りを巾着のように絞ってあるものが代表的ですが、マットの上で遊んだあとは、そのままヒモで絞るだけでOK。
デザインも豊富で、人気の北欧柄などママのテンションも上がります。
難点は、そもそもマットの上で遊んでくれないとあまり存在価値がないことでしょうか。
・ベンチ
雑貨屋でみつけた蓋付きベンチボックス収納も、インテリアに溶け込んで便利です。
生地が貼ってあり丈夫なつくりになっているので、中にはおもちゃをしまい、蓋をすれば子どもが座れます。
柄のバリエーションも多いので、お部屋に合わせて簡易ミニベンチとしても重宝しています。
・北欧ランドリーボックス
究極、放り込むだけのランドリーボックスは最強です。
私は北欧テイストが好みなのでネットで購入していますが、その辺にポンと置いておくだけなのに、友達からも「可愛くて欲しい」と大人気。
大きめのおもちゃも充分入りますし、ぬいぐるみを入れておくにはぴったりの収納です。
こちらの難点は、こまかい整理には向かない点ですが、急な来客時に慌てて片づけるにはありがたい収納アイテムといえるでしょう。
いつもきちんと片づけている方にも、オシャレなインテリアとしておすすめできる収納グッズです。
以上、毎日の家事に追われるママでも、簡単におもちゃの収納ができるアイテムをご紹介しました。
ズボラ代表として、参考になれば幸いです。
お好きなテイストの収納グッズを探してみてくださいね。