我が家は3階建てで、1Fが車庫になっている、都心にありがちなコンパクト住宅です。

高級住宅のようにガレージにシャッターがあるわけではありませんが、玄関を出てすぐに車に乗り込めるため、便利に使っています。

 

ただ、なまじっかスペースに余裕があるため、少々悩み事が。

車を置いても後ろには奥行き1m位のスペースが空くのですが、そこが常に物置状態になってしまうのです。

室内で使わないものを「とりあえず」という感じで家族が無造作に置くので、おせじにもきれいではなく、車庫にシャッターがあるわけではないので、雨やほこりが舞い込んで汚れてしまっていました。

 

そこで、利用したのがスリムなサイズのオシャレ物置です。

奥行き1m弱のものですが、驚くほど収納力があり、我が家の悩みが一気に解決しました。

 

 

 

車庫の奥は「何でも置き場」になりがち

ストーブ

 

一応一戸建てですが、コンパクト住宅なのでもともと収納が少なく、室内には半畳くらいのクローゼットが数個のみ。

大きめのモノは、収納することができません。

なので、我が家ではついつい「車庫奥へ」が合い言葉になってしまっています。

 

 

○自転車

我が家には、私のグラベルロード(ロードバイクに太めのタイヤを履かせ、オフロードも走れるようにしたもの)と妻用の電動自転車があります。

 

グラベルロードは比較的軽量なので、玄関内に壁掛けスタンドを設置してそこにかけていたのですが、電動自転車はそうはいきません。

そのため車庫奥のレギュラーメンバーとなっています。

 

 

○クルマの洗車用品

私は、昔から自分で行う手洗い洗車にこだわっています。

元来の性格が細かいせいか、ホイールの裏までピカピカに磨くのが好きで、そのための洗車用具が「トランクには入りきらない」ほどあります。

 

とはいえ洗車用具で常にトランクを一杯にしておくわけにもいきませんし、車の近くの方が何かと便利ということで、車庫奥が定位置となってしまっています。

 

 

○アウトドアグッズ

我が家では、GW~10月くらいの週末、奥多摩や河口湖畔にキャンプに行くことが恒例行事となっています。

最近ではグランピング(ホテル並みの快適なキャンプを楽しむサービス、自分でキャンプ道具を持参する必要がない)を気取って手ぶらでいくこともありますが、コスト面を考慮して、基本は自分たちでテントを張り、そこでゆったりと過ごすのが定番です。

 

ただテント・タープ、テーブル、チェア、バーベキューセット、寝袋など、キャンプに必要なものだけでかなりのボリュームとなります。

それだけのものを室内のクローゼットに収納する余裕は到底ないため、これも必然的に車庫奥へということになってしまいます。

 

 

○季節外れの家電品や古くなった家具

どこの家庭でも同じでしょうが、もっとも場所を取るのが季節外れの家電品や古くなった家具です。

 

夏の扇風機とサーキュレーター、冬のガスファンヒーターとオイルヒーター、これらは以前リビングの端っこに半年間放置されていたのですが、場所を取ってしまうのと、真夏にガスファンヒーターの姿を見るとそれだけで暑苦しいため、車庫奥に配置換えとなりました。

古くなった家具も、「もしかしたらまだ使うかも」となかなか捨てられず、車庫奥の主となっています。

 

 

 

屋外なので雨やほこりで汚れてしまう

雨

 

車庫奥にものを保管する場合、一番の悩みは「雨やほこりで汚れてしまう」こと。

我が家の車庫は一応「ビルトインガレージ」と呼ばれるもので、車全体を覆うだけの屋根部分はありますが、高級ガレージのようにシャッターがあって密閉されているわけではないため、横殴りの雨が降れば雨が吹き込みますし、春先には黄砂が降り積もります。

風の強い日が数日続けば、置いてある荷物がかなり汚れてしまうのです。

 

 

シートをかぶせてみたが……

雨や汚れ対策として、始めは大きめのレジャーシートを上からかぶせていたのですが、

・風で吹き飛んでしまう

・隙間からほこりが入り、結局汚れてしまう

・シート自体が汚れるので、だんだん触らなくなる

といったデメリットがあり、面倒なこともあって次第にシートをかけなくなってしまいました。

 

家電品などは雨に濡れると壊れてしまうので、ビニール袋にくるんで置いていたのですが、季節毎に入れ替えるときにも面倒だし、見た目も良くないしで困っていたのです。

 

 

やはり物置やストッカーが必要

そうなるとやはり物置やストッカーを置いてその中に収納するのがベストなのですが、いざ探し始めると収納力とサイズがトレードオフの関係となり、なかなかこれといったものが見つからないのです。

 

 

 

オシャレなスリム物置で車庫を活用

家のイメージ写真

 

うちの車庫は天井が高いため、縦横2m50cmくらいのものなら置くことができます。

ただ問題となるのは奥行きです。

 

うちの車は大型のステーションワゴンで全長が4900mm程度あり、後ろの奥行きはせいぜい1m程度。

奥行きのある物置は置けませんし、かといって奥行きのスリムなものはサイズも小さいものが多く、収納の少なさからわざわざ購入するメリットがありません。

 

 

ストッカーでは中途半端

そこでコンパクトなストッカーも考えたのですが、やはり収納力に問題があり、複数個を重ね置きしなければならないため使い勝手が悪く、結局中途半端になるのでこれも諦めました。

 

 

スリム物置でも収納力の大きなものがある

https://item.rakuten.co.jp/shinwashop/eurosheds-2308k1/

そんな時見つけたのが、オーストラリア製のユーロ物置の「スペースセーバー」です。

 

縦が1.95m、横が2.26mと我が家の車庫奥の壁にピッタリのサイズ。それでいて奥行きは「0.78m」しかありませんから、ステーションワゴンを停めても余裕で収まります。

まさに我が家のためにオーダーメイドされたようなピッタリ感なのです。

 

奥行きはあまりありませんが、縦横のサイズが大きいためかなりの収納力があり、中にエレクターのラックを持ち込んで縦方向のスペースを有効活用すれば、洗車用具やアウトドアグッズはもちろん、古い家具から電動自転車まで余裕で収納することができました。

 

そして何よりもライトグレーの屋根部分と、ディープオーシャンと呼ばれるネイビーカラーのサイド・フロント部分のカラーリングがオシャレで、物置にありがちな「生活感」をあまり感じさせないところが気に入っています。

 

今ではオプションで販売されている木製の床キットを下に敷き、畳一畳半くらいのフローリングスペースとして車庫奥を有効活用するのに役立っています。

 

 

スリムタイプのオシャレ物置はデッドスペースを生き返らせる

ご近所のお宅を見てみても、車庫の後ろには何かしらの荷物を置いていらっしゃるご家庭がほとんどです。

我が家のように電動自転車や家電品などの他、スキーによく行かれるお宅では冬用のスタッドレスタイヤを保管しているところもありました。

 

しかしどのご家庭も、せいぜい大型のストッカーを置いている程度で今回のようなスリム物置を利用しているところはほとんどありません。

 

確かにお値段はそこそこするので、最初はちょっと高いなと思ったのですが、30年の長期保証も付いていますし、たくさんの荷物を快適に収納できる便利さを考えればコスパは悪くないと思います。

 

 

文:友三郎(40代・元歌舞伎役者、現ファイナンシャルプランナー)