狭いのに、多くの物が集まる洗面所。
最近では、収納付き三面鏡やドレッサー機能のある洗面台も話題ですね。
しかし、我が家は建売住宅のため、洗面台は標準仕様が既に納入済み。
残念ながら選択の余地はありませんでした。
洗面台の下は使いにくい観音開き収納。
ミラーは一面のみで、その両サイドに飾り棚収納が少しあるだけ。
正直、とても使いづらい……。
仕方がないので、こんなときは黙って無印良品へ。
そこで出会った2つの収納アイテムが、私の不満を見事に解消してくれました。
とにかく気に入らない洗面台
我が家の洗面台。見た目も好きではありませんが、困るのは収納力の無さです。
まず、リネン庫も引き出し収納もないので、タオルをしまう場所がありません。
この、タオルの置き場問題が一つ目。
次に、ミラー横収納に置きたいのは、歯ブラシ、歯磨き粉、夫の電動歯ブラシ、アイボン2つ、綿棒、子供のうがい用コップ。
これでほとんど満席状態。
詰めればもう少し置けそうですが、取りづらくなりそうだし、化粧品を全て納めるにはスペースが足りません。
ということで、化粧品の置き場所問題が二つ目の課題。
ちなみに洗面台下の収納は洗剤類、掃除道具などを入れています。
収納を工夫すれば化粧品も入るかもしれませんが、洗面台下は夏になると湿気や臭気を感じる場所。
個人的には洗面台下にしまうのは抵抗があります。
使用頻度も高いので、化粧品は手を伸ばしてすぐ取れる場所が理想です。
無印の収納アイテム「壁に付けられる家具」を設置
そんな折、無印で目に留まったのが「壁に付けられる家具」です。
シンプルな長押や棚、3連ハンガーなど様々な商品がありますが、化粧品収納として選んだのは「箱」の2連タイプ。
色は建具の色味に合わせて、タモ材を選びました(現在の材質はオーク材に変更されています)。
「壁に付けられる家具」は、石膏ボードの壁であれば取り付け可能なので、好きな場所に設置することができます。これなら自分の取りやすい高さに化粧品を置くことができそうです。
■壁に付けられる家具・箱・オーク材(幅44cm、高さ19cm、奥行き15.5cm)3,490円(税込み)
色はオーク材、ウォールナット材、ライトグレーの3種類(ウォールナット材は1,000円程価格が高くなります)。
箱のタイプは、1箱、2連、3連の3種類があります。
設置したところがこちら。2連タイプを縦使いしてみました。
見た目も良く、高さのある化粧品をしっかり収納できます。
自分が取りやすい高さに設置したので、使い勝手も抜群です!
デッドスペースを生かすために縦使いにしましたが、横使いにしても高さ15.5cmまでの化粧品なら入りそう(縦方向のゆとりがなくなるので出し入れはしづらくなるかもしれません)。
また、洗面台のミラー横に収納した物はホコリをかぶりやすいですが、この収納なら四方を囲われているので化粧品にホコリがつきにくいというメリットもありました。
無印の収納アイテム「ポリプロピレンケース・引出式」を設置
スキンケア化粧品は納まりましたが、他にもメイク用品は細かい物がたくさん。
ファンデーションやコンシーラー、マスカラ、チーク、口紅、ヘアブラシなどなど……。
最近は、子供の面倒を見ながらリビングで化粧される方も増えているそうですが、私は洗面化粧派です。
そのため、これらの化粧品を洗面所に納めなくてはなりません。
そこで無印良品で次に目を付けたのが、「ポリプロピレンケース・引出式」です。
無印ならではのホワイトグレーの引き出しは、真っ白より汚れが目立ちにくく、引き出しの中身が見えないので、見た目もすっきり。
深型を3つ、浅型を1つ購入しました。
■ポリプロピレンケース・引出式・深型(幅26cm、高さ17.5cm、奥行き37cm)990円(税込み)
■ポリプロピレンケース・引出式・浅型(幅26cm、高さ12cm、奥行き37cm)890円(税込み)
見た目で選んでいますが、メリットはそれだけではありません。
1人1ケースで管理しやすい収納に
私の細々したメイク用品は、浅型の引き出しへ。
手持ちの100均ケースなどを使って仕切りました。
育児中でメイク道具も最低限しかしないので、これで十分納まりました!
夫のスキンケア用品は、下の深型の引き出しに全て納めてもらいました。
試供品やら石けんやら、貰える物は何でも貰ってきてしまうので、以前は収納がカオスになりがちでした。
もしかしたら今もカオスかもしれませんが、見えないので前ほど気になりません。
リネン収納も解決
置き場所のなかったタオルにも収納場所ができました。深型の引き出しにタオルを収納。我が家はバスタオルを使わないので、ここに入るだけのフェイスタオルしか持たない、と決めました。
最下段には、バスマットやトイレカバーの替え、洗濯ネットなど、どこへしまっていいか悩む物の収納場所に。居場所が決まってすっきりしました。
1ケースずつ買い足しが可能
無印の「ポリプロピレンケース・引出式」は、1ケースずつ買い足しができることも大きなメリットです。
収納したい物は増えたり減ったりするので、ライフスタイルによって増減ができるのは助かります。
子供が成長すれば、洗面所に置く物がさらに増えていきますからね。
また、引き出しの上にのっているのはニトリのインボックス。
中にはドライヤーが入っています。
以前の収納にはドライヤーが入らず、このインボックスに収納していたのですが、「ポリプロピレンケース・引出式」の深型に入るようなので、1ケース買い足しする予定です。
キャスターがつけられる
必要に応じてキャスターを付けられるのも、この収納のポイント。
キャスターが付いていないと、収納の裏側まで掃除機をかけるのは面倒ですよね?
ズボラさんにはキャスターはマストだと思います。
ただし、「ポリプロピレンケース・引出式」は連結していないので、上部を持って動かそうとすると上手くいきません。
引き出しごと、がたっと外れてしまったりします。
キャスターを付けた一番下の引き出しの下部をしっかり掴んで、ゆっくり動かすのがコツです。
バスマットの上でスキンケアが完了!
本来なら、洗面台の真横に「壁に付けられる家具」と「ポリプロピレンケース・引出式」を設置するべきかもしれません。
その配置なら洗面台から動くことなく、化粧品やメイク用品を出し入れすることができます。
しかし、実際の配置は左から洗面台、ドラム式洗濯機、「壁に付けられる家具」と「ポリプロピレンケース・引出式」の配置になっています。
洗濯機の配管の都合でこの配置になったのですが、意外なメリットがありました。
保湿は肌が乾燥する前にしたいもの。
化粧水やボディミルクってお風呂上り直後につけたいですよね?
この配置ならバスマットにのったまま、化粧水やボディミルクを手に取ることができるのです!
子供の体を拭いて、子供が逃げる前にボディミルクをサッと塗ることも可能。
ついでに自分の体にもササっと塗る。意外と便利な配置だったのです。
また、洗面台は全面ボウルのため、カウンターのようにちょい置きできる場所がありません。
その役割を中央にあるドラム式洗濯機が果たしています。
ドラム式洗濯機の上には何も置いていないので、ここに化粧品を並べて洗面台の鏡を見ながらメイクしています。
収納に対する不満を一旦受け入れて、自分の習慣や性格に合わせて改善する。
それを繰り返すことが、使いやすい収納や空間をつくるコツなのかもしれませんね。