ワンルームでの一人暮らしが長い私にとって、「収納」は常に頭を悩ませることのひとつ。
できるだけ部屋は広く使いたい、でも物は減らせない……。
そんな私が活用しているのがカラーボックス。
いろいろ試してみましたが、現在愛用しているのはアイリスオーヤマのカラーボックスです。
理想のカラーボックスを求めて
カラーボックスを買い替える際、条件として私が考えていたのは以下のような点です。
1 :価格が安い
2 :組立てが可能
3 :高さや奥行きが揃う(奥行きは30センチくらい)
4 :色は白
5 :すっきり見せられる
6 :テレビとビデオデッキが置ける
こうして書き出してみると我ながら注文が多い……のですが、それぞれ理由があるんです。
スペースの変化に対応できるように
まず、「価格が安い」と「組立て可能」については、賃貸生活だからこその理由といえるかもしれません。
良い家具を長く使うという生活にも憧れますが、今の部屋にどれだけ住むのかはわかりません。
もし次に住む部屋が今より狭かったり、違う間取りだったりした場合、同じ家具は置けない可能性もあります。
統一感を出しつつ使い勝手も優先
部屋を広く見せるには、高さの低い家具で揃えるのが理想といわれます。
今すでにある家具を低くするのは無理でも、せめてサイズをそろえて統一感をだしたいと思っていました。
「高さや奥行きが揃う」という条件はそのためです。
さらに「奥行きが30センチ」という指定は、大きめの本がしまえるギリギリのサイズ。
それより狭いと使いづらく、広いと部屋が圧迫されるため、30センチ程度が理想でした。
「白」という条件も、色を揃えて統一感をだしたいという理由からです。
ここまでの条件であればカラーボックスでも十分対応できますが、問題は残り2つの条件です。
ごちゃごちゃ感をなんとかしたい
カラーボックスは中身がオープンなので、収納方法によっては煩雑な感じがでてしまいます。
私は主に本の収納としてカラーボックスを使っており、高さが不揃いの本が敷き詰められた状態は、見ていてあまり落ち着きません。
特に背が低い本の場合、空いた隙間に雑誌などをため込んでしまいがちで、さらに雑然としていました。
イメージはテレビボードのような収納
一番の悩みは、ビデオデッキ兼DVDプレーヤーの置場でした。
理想はテレビの下にビデオデッキを置き、背面からコードをつなぐ「テレビボード」のような収納。
でも、やはりこの先、何年使うかわからないビデオデッキの専用棚は不要だとも思っていました。
そこで出会ったのが、アイリスオーヤマのカラーボックスでした。
カラーボックスで解決した収納の悩み ~アイリスオーヤマの魅力~
アイリスオーヤマのカラーボックスは「アイリスプラザ」という通販サイトで購入できます。
サイト自体、やや見にくいというのが難点ですが、この商品のおかげで収納の悩みが解決しました。
カラーボックスだからこそ可能~変化に合わせて気軽に買える
これはカラーボックスならではですが、まずは値段が手頃です。
アイリスオーヤマの商品は、ニトリのカラーボックスよりは価格帯がやや上ですが、送料無料の商品が多くあります。
※出典1
また、ボックスは1段から種類があり、少しだけ増やしたいという場合にも便利です。
通常、ネット通販は送料がかかるため、少しだけ買うよりまとめて買ってしまおうと思うのですが、カラーボックスのような収納具の場合は、実際に使うまで必要な数が判断できないことがあります。
送料無料であれば必要になった時点で気軽に追加注文できるので、「まずは1つ買ってみよう」と思える点が便利です(ただし、送料無料の商品は時期によっても異なるようなのでご注意ください)。
パーツが充実!カラーボックス以上の収納
そして最大の魅力は、パーツが充実していることです。
カラーボックスだけでなく、パーツも種類が多く全部で30点以上あり(執筆時点)、ボックスとパーツを組み合わせて幾通りもの収納パターンを作ることができます
※出典2
パーツはインナーボックス、キャスターといった一般的なものだけでなく、引出し、扉、連結用棚板などもそろっています。
インナーボックスは、布、バスケット、革などもの、引出しや扉はプラスチック製と木製タイプがあり、サイズだけでなく材質も好みにあわせて選べます。
私はこのパーツのなかから、引出し、扉、連結用棚板を購入しました。
引出しと扉は、「すっきりみせたい」という条件のため、棚板は「テレビとビデオデッキを置く」ためです。
連結用棚板とは、2つのカラーボックスの間に取り付けて、ボックス同士をつなげることができるもの。
商品ページに載っていたレイアウト例を参照し、これなら「テレビボード」が実現できると思い購入しました。
組立てから使用例まで~わたしの家の収納方法~
DIYが不慣れでも組立て可能
パーツの多さに感動し早速注文をした私でしたが、心配だったのは「ちゃんと組立てられるのか」という点。
引出し、扉、板の連結部分の組立て。
はたしてDIYに縁遠いわたしひとりでも、いけるのでしょうか。
実際に組立てみると、まず一番簡単だったのは引出しの取り付けです。
「レールボード」というプラスチックの板をボックスの左右内側にはめるだけで、板の上下さえ合っていれば完了です(間違ってもやり直せば大丈夫)。
以下の写真のように、レールボードには一定間隔で隙間があり、その隙間に引出しをひっかける仕組みです。
扉は開閉部分の金具や取手など取り付けるものが多く、最初は苦戦しましたが、これも金具や扉の向きさえ間違えなければ簡単でした。
棚板は、以下のような金具を左右2か所ずつ使い、カラーボックスを橋渡しするようにつなげます。
カラーボックスの間隔を棚板の横幅とあわせる必要があるので、ボックスは移動できるよう中身を空にして作業をしました。
結果的に、説明書を見ながらドライバー1本で組み立てることができました!
悩んだ末にたどり着いた収納方法
そしてこれが完成したカラーボックス。
少しずつ追加で注文した結果、現在使っているパーツは、木製扉1点、プラスチックの引出し2点、木製の引出し1点(2個セット)、棚板1点です。
扉は、3段のボックスのうち1つだけ取り付けました。
全部を扉にしなかったのは、扉があると本を入れるスペースが減ることと、開閉が面倒で結局、開けっ放しになることが想像できたからです。
プラスチック製の引出しは、カラーボックスの縦置き用と横置き用にそれぞれ1つずつ購入しました。
一つは背の低い本を置いてある棚に設置し、雑誌を入れがちだったスペースがすっきりとしました。
もう一つの引出しはビデオデッキを置いている棚に使用し、下にはアイロンを置いています。
小物が増えてきたら引出しを増やすかもしれません。左は木製タイプの引出しにDVDを収納しています。
そしてこれが、悩みの種だったテレビとビデオデッキのスペースです。
カラボの上にビデオデッキ、その上に棚板とテレビを設置、デッキの背面からコードをつなげました。
購入における注意点
ここまでおすすめの点ばかりを書いてきましたが、購入において気を付けたい点が2つあります。
1つ目は、パーツを個別に買うと割高になってしまう点。
パーツを別売りで買うメリットは、扉を付ける数や位置など自分で調整できる点です。
例えば、最初から扉を3つ付けたいとわかっている場合、パーツを別途買うよりも扉付きカラーボックスを買う方がお得です。
2つ目はパーツの買い間違いや、買い忘れ。
カラーボックスの縦置き用と横置き用で、それぞれパーツが異なるため、使う棚の向きに合わせて買う必要があります。
また、パーツが個別に買えるということは、裏を返すと必要なものがすべてセットになっているわけではありません。他に必要なパーツがあれば商品情報に記載があるので、事前にチェックしましょう。
実は、本記事を書くにあたり、改めて商品ページを見なおしていたところ、棚板を机や化粧台として使うアイデアを知りました。
どちらも欲しいものなので、ビデオデッキが不要になったときは、棚板のレイアウトを変えてみたいと思っています!
出典1:カラーボックスシリーズ送料無料対象商品
https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=KAISO&CID=7668
出典2:カラーボックス専用パーツ
https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=KAISO&CID=257#m2