ある日のこと、子供たちが通う幼稚園からお達しがあり

「来年の小学校入学に向けて、翌日の準備をお子さま自身が出来るようにご家庭で取り組んでみてください」

とのこと……。

 

それまでは母である私が準備した方が断然早いので、当たり前のように私が毎日準備をしていました。

でも「確かに子供が自分でやってくれたら楽だよな……」と考え直し(もはや子供のためとかではなく)、早速明日の準備のオートメーション化に向けて動くことにしたのです。

 

今回はその結果、完成した我が家の子供服収納にまつわるお話をしたいと思います。

 

 

 

収納場所は子供が一番長く過ごす和室に決定

押し入れ

 

まずは場所選びから。

我が家にはリビングにローテーブルがあり、子供たち(幼稚園年長と年少)の翌日の準備は、いつもそのローテーブルの上に置くようにしています。

ちなみに、幼稚園がある日のセットはこんな感じ。

 

  • 幼稚園の通園バッグ
  • ハンカチとティッシュ
  • 給食袋(コップとナフキン)

 

こうやって書くとたいした準備でもないのですが、いやいやいや。

幼児2人VS大人1人の夕方~夜寝かしつけるまでの数時間って本当にバッタバタなので、こんなちょっとした準備ですらなくなって欲しいと思ってしまうんですよねぇ……。

 

そして、子供たちは日中リビングとその隣にある和室でいつも過ごしているので、やはり子供たちの生活リズムの中に「明日の準備」というものを自然に組み込むには、収納はリビングか和室に作るのがいいなと考えました。

 

とはいえ、わざわざ子供用のタンスなどを買うのももったいないし、普段はいいとしても、誰か来た時に子供の衣類が見えている生活感丸出しのリビングも嫌だなと。

ということで、ふすまを閉めれば隠すことのできる和室の押入れに収納を作ることに。

下段なら子供たちにもちょうどいい高さだし、収納力で考えても押入れがベストだな、と。

 

 

 

無印のPP衣装ケース引出式をベースに収納を作ってみた

押し入れ内PPケース

 

収納場所が決まったところで、次は配置。

押さえておきたかった母的ポイントは次の4つ。

 

  • 子供が使うので、どこに何が収納されているかわかりやすいこと
  • 極力デッドスペースを作らない
  • 極力安いもので構成する
  • パッと見ダサくない

 

しばし検討した結果、すでに他のサイズのものを使っていたこともあり、

無印のPP衣装ケース引出式・小を3段×2列で使用することにしました。

サイズは「約幅40×奥行65×高さ18㎝」のもの。

 

この衣装ケース、何がすごいってサイズ感。

商品紹介のページにも「押入れスペースを最大に利用することができます」って書いてあるのですが、我が家の押し入れにもピッタリ収まりました。

ただ、我が家の押入れがオカシイのか、この衣装ケースを置いてもまだ奥行きに余裕があったので、画像では見えませんが、衣装ケースの後ろに非常用のミネラルウォーターのケースを並べて2段に積んで置いています……。

 

そして、さらに衣装ケースの上にもまだスペースがあったので、ここにはダイソーの浅型カゴを置いてみました。

 

ケースの上バスケット

 

小さい方は「バスケットEホワイト」という名前のもので、サイズは幅12×奥行29×高さ5.6㎝。

こちらは仕切りが付いていて、子供用のハンカチとティッシュがきれいに収まりました。

 

大きい方のカゴの名前は不明ですが、サイズは約幅24.5×奥行34.5×高さ8.5㎝。

ここは、給食袋とナフキンとコップを置く場所に。

衣装ケースの上部は重ねた時にずれないように少し凹んでいるのですが、ここにダイソーのカゴがぴったりはまりました。 

 

 

 

仕切りの問題が発生するも、IKEAでピッタリのもの発見

仕切り

 

無印の衣装ケースには、服に加えて、下着や靴下などの小物を収納したかったのですが、自宅に余っていたプラスティックの小さなカゴなどは引き出しの中で滑ってしまったり、引き出しが重くなってしまうのでNG。

同じく自宅に余っていた無印の不織布ケースも、なんだか上の画像のように頼りない感じになってしまいNG。

 

そんな折、休日に何を買うわけでもなく冷やかし半分で訪れたIKEAで良さげな仕切りを発見!

SKUBB スクッブというシリーズの仕切り付きボックス。

商品ページでは「44×34×11 ㎝」と書いてあるのですが、無印の衣装ケースの引き出しに入れてみたところ、ちょうどいい感じに収まりました!

この仕切りには適度な硬さもあって、しかも軽く、仕切られたスペースも小物が収まる適度なサイズ感でかなり良い買い物ができたと思います(価格も1個1,000円以下!)。

 

 

 

結果→子供が自分で準備できるようになった

押し入れ収納完成

 

そんなこんなで我が家の和室の押入れに子供服収納が完成しました!

押入れ上段の手前は幼稚園の通園バッグ置き場にしています。

 

もちろん最初はひとつずつ子供たちに教えるところから始まりましたが、この収納を作った結果、「明日の準備して~」と声をかけると、(決してノリノリでやってくれるわけではありませんが)年長の息子だけでなく年少の娘まで明日の準備をしてくれるようになりました!

 

その他にも、例えば娘がトイレでちょっと粗相をしてしまった時に「お兄ちゃん~!ちょっと(妹の)パンツ持ってきて~」と言うとすぐに新しいパンツを持ってきてくれるなど、自分たちのどんな衣類がどこにしまってあるのかをあらかじめ理解している分、そういった場面でスムーズにやりとりができるようになったと実感しています。

 

また、我が家は押入れのちょうど反対側の位置に(洗濯物を干している)軒下へと続く掃き出し窓があるのですが、洗濯物を入れる→押入れの前で子供の様子を見ながら洗濯物をたたむ→片付ける……のルーティーンが効率化され、以前よりもうんと楽になりました。

 

 

 

上段の活用は今後の課題

押入れ上段は、自宅をリフォームした際に大工さんにクローゼット用の棒を付けてもらっていて(それ以前はものすごく長い市販の突っ張り棒を付けていました)、そこに衣装ケースに収まりきらなかった服や、ハンガーに掛けておきたい服などを掛けています。

 

ただ、これだと身長1mちょっとの幼稚園児には当然届くはずもなく。

ここに掛かっている服に関しては私が取ったり掛けたりしているので、まだまだ改善の余地がありそうです。

というかありますね……。

 

 

以上、我が家の押入れに子供服収納を作った時のお話でした。

お金のことや処分の手間を考えても、子供の成長に合わせてその都度家具を買い替えることは極力避けたいですよね(わたしはIKEAや無印にお世話になりましたが)。

 

子供服や小物類の収納は、小さな子供にも扱いやすい高さで来客時にも便利な押入れがおすすめです。

自分で自分のお仕度ができるようになると、子供たちの自信にもつながりますよ!

 

 

 

文:江戸リイ(30代・ライター兼2児の母)