私にとって、運動不足は長らくの課題でした。
女性は40代以降、何もしなければ日に日に筋肉が脂肪に変わっていきます(恐)。
私は中学高校と美術部、基本的に運動嫌いで、日々の運動習慣はゼロ。
ただ、食事での体調管理はできる方なので、体重もBMIも20代と同じ数値をキープしており、そこまで運動不足の自分に切迫感を持っていなかったのです……。
ただ今春、In Bodyという体組成計を購入してみると、結果はやはり標準よりも低い骨格筋量。
そういえば、同年齢の健康な女性が、何もない所で転んで大怪我をしたなどという話をちらほら耳にしていた私。
シングルマザーの私がもしそうなってしまったら生活が立ちいかなくなるかもしれないし、旅行などの好きなことをし続けるには、やはりある程度の筋肉がなくてはダメなのでは……と、ちょっと真剣に悩み始めたのです。
色々やってみたけれど続かない日々
実は昨夏、とある雑誌の特集で、超有名なクロスフィットトレーナーさんに “アラフィフ向けのゆる筋トレ” を教えてもらう企画に、読者として参加させてもらいました。
トレーナさんの鍛え上げられたボディはオーラを放つ神々しい美しさ…。
その姿に刺激を受けて、撮影後は筋トレを継続しようと心に誓ったものの、全く筋トレが楽しくない!(トレーナーさん、すみません…)
ましてや自宅ではなんの強制力もないため、あえなく1ヶ月ほどでやる気が失せ、続かなくなってしまったのです。
課金すれば続ける気持ちが起きるだろうと、自宅から徒歩5分(にもかかわらず車で通っていたダメっぷり)という好立地の24時間オープンのジムに入会。
でも、そもそも雑誌の取材がきっかけで入会しため、撮影後はすっかりモチベーションが下がり、足が遠のく一方。
こんなに近くにあるジムに2ヶ月も通い続けられないなんて、と自己肯定感もダダ下がりだったのでした。
結局はマンションの昇り降りに階段を使う、仕事中はタイマーをかけて一時間に一度は立って休憩する。
また、仕事終わりにはウオーキングに行く、仕事中は背もたれのない椅子で背筋を伸ばす、などの日常生活に取り入れられる運動をランダムにしている程度でした。
暑さ、寒さ、雨や仕事の疲れや家事。
ウォーキングをやらない言い訳はいくらでも湧いてきます。
誰かから褒められるわけでもなく、苦手なこと、嫌いなことをサボりたい誘惑に勝てるはずもありません。
私の運動への意思力など、仕組みがなければお豆腐並みに脆いものです。
オンラインヨガに出合った
そんな毎日が続いていた今年の春、新型コロナウィルスの影響で社会の状況はガラッと変化しました。
多くの人の在宅時間が増え、私も週に1回程度あった出張がゼロになりました。
なんだかんだ出張すれば歩数を稼げていたのに、自粛生活により一層運動不足に拍車がかかりました。
週末さえも外出しにくい自粛生活が続き、いよいよ身体に支障が出てきたのです。
慢性的な首や肩のコリはもちろん、時折腰やお尻にまで痛みが出るようになってきました。
“さすがにこれはヤバい!” “運動習慣のないアラフィフに未来はない”と焦る私。
コロナで同じように運動不足になった友人たちが取り組んでいるYouTubeの動画で筋トレやヨガをやってみるものの、それすら続かない…。
だって、楽しくないんです…。
しかし7月、転機が訪れました。
以前ある講座で知り合い、今はVoicyの人気パーソナリティでもあるワーママはるさんがオンラインの瞑想ヨガレッスンを始めるということを知り、申し込むことにしてみました。
低価格&しんどくない早朝オンラインヨガ
私が申し込んだワーママはるさんのオンラインヨガ講座(https://twitter.com/wa_mamaharu)は、月・水・金の平日隔日、週3回。
当時は、12回のレッスンで初月1900円という低価格でした!(現在は初月割引はないようです)
これならたまに休むとしても損した感じにはならないし、ウエビナーというツールでのレッスンなので、こちらの画像は相手に見えない(パジャマ&ボサボサ頭で参加してもバレない)というのも気に入りました。
開催時間は早朝5:30から。早い……。
私は普段、12時就寝、7時〜7半起床という生活リズムだったので、起きられるだろうか?というのが一番心配でしたが、続けてみると2週間ほどで体内時計が調整できたようでした。
継続できているワケ~苦手なことは朝にやれ~
これまで何一つ2ヶ月すら持たなかった私の運動習慣ですが、なんと今回のオンラインヨガは4か月目に突入しています!!素晴らしい!!
なぜ継続できているのでしょうか?
まずレッスン講師が大好きな女性であるということ。
はるさんと最初にお会いした講座で、思わず私から声をかけてしまったほど、はるさんは知的で美しくて周囲への配慮も欠かさない素敵な女性。
ヨガの先生は沢山いらっしゃいますが、やはり “直接の友人” で かつ ”応援したい人から習いたい” という心理的なものは大きいと感じています。
また、レッスンはヨガと瞑想を組み合わせたもので、寝起きの身体をゆっくり丁寧にほぐしつつ、心身を目覚めさせることができます。
オンラインですがオンタイムなので、その朝の空気感、静けさ、週のリズムをはるさんや他の受講者さんと共有できている感じもまた良いのです。
レッスン後に質問もチャットででき、講習内容も、初体験の方がどの月から始めても無理の無いように配慮されています。
次に、レッスンの日時も上手く設計されています。
平日週3回の隔日開催というのは、継続するのに絶妙なリズムが生まれます。
毎日だとプレッシャーになりそうですが、間に一日レッスンのない日を挟むことで気持ちも楽になりますし、睡眠時間が足りない時も調整がしやすいのが最高です!
私にとって、早朝開催であるということは、想像以上に継続に効果的でした。
5時25分に起床したら問答無用で5分後にレッスンが始まるので、自分の怠け心が稼働する間もなく、とにかく体を動かすことになるのです。
今回、私の中で生まれた金言は “苦手なことは朝にやれ” です。
そして私のポリシーである睡眠時間ファーストを守れていることも重要でした。
夜のZoomや家事などでついつい就寝が遅くなってしまう時、5:30起床だと睡眠時間が足りない場合もあります。
そんな時はヨガ終了後に7時までの2度寝を自分に許可しています(苦笑)。
一時間寝ると大体スッキリしているので、そこから良いコンディションでその日の活動再開できます。
早起きの思わぬ効用
さて、1ケ月半ほどヨガが続いたことに気を良くした私は、もう少ししっかり筋肉をつけるためのワークアウトがしたくなりました。
あんなに大嫌い(今でも好きではないです)だった筋トレを自分から習慣にしようと思ったこと自体が自分でも驚きでした。
同世代の友人がNIKEのアプリ” Nike Training Club”のメニューに取り組んでいるのを聞いて、始めてみました。
このアプリは鍛え上げらえたボディの男女の動画を見ながら、ある程度自分のペースででき、10―15分程のメニューでも体力のない私は汗だくになります。
瞑想朝ヨガ、ワークアウトのセットで3- 40分程の運動、その後のシャワーでさっぱりした後に朝食を食べると爽快な気分になります!
こんな経験は生まれて初めてでした。
結局早起きのリズムが身についたので、朝のワークアウトはヨガのない日も毎日続けています。
さらに時間が余ったら、水回りの掃除や昼食の下ごしらえなど、主に身体を使う雑用を済ませます。
仕事中は嫌でもほぼ座りっぱなしなので、それ以外の時間は極力体を動かすように心がけています。
ついでに週末は時間があるので、もっと体が動かしたくなり、水泳も始めました。
運動嫌いですが、小さいころから習っていた水泳だけは好きなので、週末に30分程度、1km程度のスイミングも続けられるようになりました。
ふと気づくと、あれほど悩んでいた腰やお尻の痛みもすっかりなくなっているではありませんか!
継続へのもうひと押し
いい感じで運動習慣が身についたころ、友人がやっているアプリ「みんちゃれ」の運動習慣のグループに欠員が出たので参加させてもらうことにしました。
「みんちゃれ」とは、アプリ内で5人のグループを作り、そのスレッドに習慣にしたいことを毎日投稿していき、習慣づけをサポートするものです。
日々淡々と自分一人でやるよりも、同じように頑張っている友人の投稿に“よし、自分も!”と刺激になり、お互い励ましあい、その日あったことを軽くシェアするのが楽しみです。
また、朝のトレーニング後に必ずInbodyで計測もしており、ここまで終わったら朝食を食べることにしています。
残念ながら、まだ骨格筋量は微量しか増えていませんが、女性でこの年齢ということを考えたら気長に続けるしかありません。
自分の意志力など、本当にあてにならないものです。
でも、これほど散々挫折してきた私でさえ、自分にあった設計のオンラインヨガをゆるく始めて、無理なく続けられていること、またそれをトリガーとして、継続して身体を動かすことの楽しさ、気持ち良さが体感できたことは、大きな自信になりました。
人生100年時代。
まだ人生半分もあるんだと思うと、これからまだまだたくさん楽しみたい。
自分なりに美しく健やかに、アクティブに動ける身体を作りたい。
そのためにも、これからもオンラインヨガと運動を地道に続けていきたいと思っています。
追記:9月後半某日に計測したところ、骨格筋量が1kg増えていました!
低レベル→標準の下限くらいにまで到達しました。
やはり数字で結果が出ると嬉しいものですね。
体脂肪は微量減、体脂肪もあまり減らし過ぎないようにコントロールしつつ、継続していく所存です!
文:sanna
1970年生まれ
神奈川県のいい感じの田舎在住。在宅勤務4年目。英語が苦手な外資系メーカー勤務のデザイナー。
大3、中3の子どもたち、グレーのうさぎと暮らすシングルマザーでもあります。
ゆるめのミニマリスト。料理好き、読書好き。Kindleのせいで本、漫画をポチしまくりの日々。
クルマで3ヶ月くらい旅に出たいのが最近の願望。
Twitter:https://twitter.com/scrambler37
note:https://note.com/sanna