都心だけでなく埼玉県内各地へのアクセスの中心地であり、県内随一の商業エリアでもある「大宮」。
そんな大宮ですが、実はとても広く、駅でいえばなんと17駅が旧大宮市に入ります。
今回は2人の子育て真っ最中の筆者が「家族で住むなら……」という目線で、エリアごとに大宮の住みやすさを検証します。
住みやすさNO.1 人気の大宮の北区エリアは子育て世代にぴったり
ショッピングスポットが大充実!
大宮駅から中山道を北に数キロ進むと北区エリアに入ります。
このエリアで特筆すべきは、充実のショッピングスポットでしょう。
中山道からプラザーノース方面に交差点を入ると、「島忠ホームズ宮原店」や「ステラタウン」があります。
「島忠ホームズ宮原店」は、1・2Fに島忠のホームセンター売り場があるとともに、1Fには激安スーパーマーケットの「OKストア」とイートインスペースのある長崎ちゃんぽんの「リンガーハット」、2Fには衣料品の「ファッションセンターしまむら」とシューズの「ディバロ」、カバンや靴の修理店「プラスワン」などが入っているので、日々のお買い物はほとんどここだけで完結できちゃいます。
「ステラタウン」はイトーヨーカドーと専門ショップ、100円ショップ「ダイソー」、リサイクルショップ「ブックオフ」、ドラッグストア「マツモトキヨシ」などが入る大きなショッピングモールです。
そのほかレストランが15店舗、フードコート内と合わせると20店以上の飲食店が軒を連ねています。
またステラタウンの裏手には、スーパーマーケット「ベルク」に子ども服・ベビー用品の「バースデー」やドラッグストア、また産業道路沿いにはファミリーレストランやファーストフード店も多く、休日のお出かけには最適です。
◆島忠ホームズ宮原店
所在地:埼玉県さいたま市北区植竹町1-820-5
TEL:048-669-1755
公式サイト:http://www.shimachu.co.jp/shop/saitama/314.html
◆ステラタウン
所在地:埼玉県さいたま市北区宮原町1丁目854−1
TEL:048-660-5200(代表)
公式サイト:https://www.stellartown.com/stellar/
総合病院や公共施設も便利にリニューアル
ステラタウンの道路を挟んだ向かい側には、北区のコミュニティ施設「プラザノース」と「北部医療センター」があります。
「プラザノース」は2008年5月に開館した施設で、北区役所や北図書館のほか文化芸術関連の施設が入る大型の公共施設。
ガラス張りの半円型の建物はいかにも近未来的なデザインで、とても素敵です。
また隣接する敷地には2019年3月リニューアルオープン予定の「北部医療センター」が建ちます。
もともと植竹小学校や警察学校の少し先に大宮総合病院がありましたが、老朽化などもあり、名称も新たに移転・リニューアルとなったのです。
北部医療センター内には大宮休日夜間急患センターが設置されているので、小さな子どもがいる家庭やお年寄りも安心して暮らせるエリアとして人気があるのは頷けますね。
◆プラザノース
所在地:埼玉県さいたま市北区宮原町1丁目852番地1
TEL:048-653-9255
公式サイト:http://www.plazanorth.jp/
◆北部医療センター
所在地:埼玉県さいたま市北区盆栽町453
TEL:048-663-1671(代表)
公式サイト:https://saitamahokubu.jcho.go.jp/
緑豊かな大型公園が大充実 落ち着いた住環境が魅力の見沼区エリア
徒歩圏内に公園が多数!警察署や郵便局も複数あって安心
見沼区は大宮エリアの中でも特に面積が広く、住宅地が多くあります。
昔からの住宅地に加え、最近でも新たに開発されている宅地も多く、人口もどんどん増えている地域です。
実は見沼区民である筆者の個人的な印象としては、見沼区エリアの住宅地は特にファミリー層に人気が高いです。
見沼区エリアには大小合わせて20~30ほどの公園があり、ほとんどの宅地から徒歩圏内に公園があります。
また「東大宮中央公園」や「砂中央公園」、「春岡中央公園」、「堀崎中央公園」、「観音寺下公園」などの大型公園では、地域のお祭りやイベントが開催されていて、地元の人々の交流の場として活用されています。
大宮駅周辺のような繁華街・歓楽街がなく、生活に必要な商店街やスーパーマーケットがたくさんあり、公園が多い。
これが見沼区エリアの魅力といえそうです。
ちなみに少子高齢化が問題となっている現在でも、見沼区エリアの小学校数は11校もあります。
児童数も多く、学年の平均クラス数は3~4クラス、なかには6~7クラスもある小学校もあるほどです!
◆東大宮中央公園
所在地:埼玉県さいたま市見沼区東大宮5-42-1
TEL(管理事務所:三橋総合公園)048-623-0505
公式サイト:https://www.city.saitama.jp/004/006/003/003/p033562.html
◆砂中央公園
所在地:さいたま市見沼区東大宮7-42
TEL(管理事務所:三橋総合公園)048-623-0505
公式サイト:https://www.city.saitama.jp/004/006/003/003/p038269.html
◆春岡中央公園
所在地:埼玉県さいたま市見沼区春岡3丁目42
参考サイト:http://saipo.net/11104048_01.html
◆堀崎中央公園
所在地:埼玉県さいたま市見沼区堀崎町777
参考サイト:http://saipo.net/11104112.html
◆観音寺下公園
所在地:埼玉県さいたま市見沼区深作2-7
TEL(管理事務所:三橋総合公園)048-623-0505
公式サイト:https://www.city.saitama.jp/004/006/003/003/p033563.html
スーパー、ホームセンター、100円ショップなど買い物天国
東大宮の「ハレノテラス」をはじめ、スーパーマーケットや100円ショップ、ディスカウントストアやドラッグストア、ホームセンターなど、毎日のお買い物に必要なお店の数が非常に多く買い物環境が充実しています。
これらのお店は、ほとんどの宅地から自転車や徒歩などで行けるような近距離にあるため、小さな子どもがいるパパ・ママや車の運転に不安がある高齢者にとっても、便利だとおもいます。
◆ハレノテラス
所在地:埼玉県さいたま市見沼区島町393番地
公式サイト:http://hare-terra.com/
リニューアルされた大型総合病院があり医療環境も文句なし
東大宮にあった東大宮病院が新たに「彩の国東大宮メディカルセンター」として、2015年に北区土呂町に移転しリニューアルしました。
最新の医療設備が整えられた大型総合病院となり、さらに医療環境が充実しました。
しかし、新たに移設された土呂町は見沼区エリアに隣接しているとはいえ北区であり、もともとあった場所からは少し離れてしまいました。
車移動が中心の若い世代にとってはあまり感じないことではありますが、徒歩や自転車、バスなどの公共交通機関を利用することが多い高齢者にとっては少々通院しにくくなってしまった、という面もあるようです。
土呂駅~彩の国東大宮メディカルセンター~東大宮駅を循環する乗合タクシー「みぬま号」(ワンボックス車)が一律300円で運行していますが、概ね1時間に1本となるため、やはり多少の不便さは否めないかもしれません。
◆彩の国東大宮メディカルセンター
所在地:埼玉県さいたま市北区土呂町1522
TEL:048-665-6111
公式サイト:http://www.shmc.jp/index.html
スポーツ・行楽といえば「大宮公園」 大宮公園・北大宮エリア
スポーツ・行楽施設が充実!
大宮エリアのスポーツ・行楽施設といえば「大宮公園」。
大宮公園は氷川神社に隣接している県営公園で、現在ある県営公園の中では最も古い公園として知られています。
園内には舟遊池や日本庭園、児童遊園地や小動物公園などがあり、広い敷地内を散策やジョギングなどをして楽しむ人々が多く訪れます。
日本さくらの名所100選にも選ばれており、春には園内に植えられている約1000本の桜が咲き誇る様子を楽しみにお花見客で連日にぎわいます。
このほか大宮公園には、県営大宮公園野球場やNACK5スタジアム(サッカー場)、体育館、陸上競技場、水泳競技場、弓道場が併設されており、さいたま市だけでなく埼玉県のスポーツ振興の中心的な役割を果たしているといえるでしょう。
近隣には他にも、大宮第二・第三公園、大和田公園、市民の森見沼グリーンセンターなど、大きな公園が数多く集まっており、イベントなども開催されて市民の憩いの場として親しまれています。
◆大宮公園
所在地:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4丁目
TEL:048-641-6391(代表)
公式サイト:https://www.pref.saitama.lg.jp/omiya-park/
◆大宮第二・第三公園
所在地
(第二)埼玉県さいたま市大宮区寿能町、見沼区大和田町地内 TEL: 048-645-9605
(第三)さいたま市大宮区堀の内町地内 TEL:048-641-6391(大宮公園事務所)
公式サイト:https://www.omiya2-3.com/
◆大和田公園
所在地:埼玉県さいたま市大宮区寿能町2-519
TEL:048-642-0478
公式サイト:https://www.city.saitama.jp/004/006/003/003/p033457.html
◆市民の森見沼グリーンセンター
所在地:埼玉県さいたま市北区見沼2丁目94番地
TEL:048-651-0962
公式サイト:https://www.city.saitama.jp/004/001/003/001/p000088.html
武蔵一之宮「氷川神社」の最寄り駅・東武野田線「北大宮駅」
このエリアでは「氷川神社」に触れずに終われることはできませんね。
武蔵一之宮「氷川神社」は遡ること2400年以上前、第5代孝昌天皇の時代に創立されたとされており、平安時代中期の「延喜式神名帳」にも記載される由緒ある大変歴史の古い神社です。
そもそも大宮という街ができるよりもはるか以前からあるのが氷川神社。大宮という地名も氷川神社を「大いなる宮居」と崇めたことに由来していると伝えられます。大宮が氷川神社の門前町として栄えてきたことがよくわかります。
氷川参道はいく度も工事を重ね姿を変えてはいるものの、さいたま新都心コクーンタウンの少し先にある一の鳥居から始まり、県道2号線沿い氷川神社交差点近くにある二の鳥居、そして境内入り口となる三の鳥居まで約2㎞に渡り、その距離は参道の長さとしては日本一だそうです。
時間のある時などにさいたま新都心駅から出発して境内までお散歩してみるのもおすすめですよ。
参道沿いにはこだわりのピザ屋さんやカフェなどがあり、楽しく散策できます。
「参拝するにの2㎞も歩くのは、、、」という人は、境内への最寄り駅である北大宮駅や大宮公園駅を利用するとよいでしょう。
由緒ある神社や公園のあるエリアは、生活環境としても申し分ないですね。
◆武蔵一之宮 氷川神社
所在地:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407
TEL:048-641-0137
公式サイト:http://musashiichinomiya-hikawa.or.jp/
大宮駅再開発でどう変わる!?「大宮駅グランドセントラルステーション化構想」
大宮駅東口が劇的に変わる!
JR各線・東武線・埼玉新都市交通(ニューシャトル)が乗り入れており、都心だけでなく埼玉県内各地へのアクセスの中心地となっている大宮駅は、1日およそ25万人以上もの人々が利用するキーステーションで、乗り入れ路線本数では東京駅に次いで全国第2位となります。
在来線だけでなく東北新幹線や新潟新幹線、長野新幹線、山形新幹線なども大宮駅を始発としていて、東北地方への玄関口ともなっています。
大宮駅は名実ともに「鉄道の街」として今も昔も栄えていますが、これを未来につなげるべく「大宮駅グランドセントラルステーション化構想」が策定されています。
これは、現在通り抜けることができない大宮駅の東口と西口に通路を通して広場などを作るというもの。
またすでに2018年3月から着工している「大門町2丁目中地区第一種市街地再開発事業」により、大宮駅東口には新たに商業施設や市民ホール・多目的公共施設などが入る大型の複合施設が2021年10月竣工予定となっており、これにより大宮駅周辺は駅自体および東口を中心に大きく変わろうとしています。
大宮駅周辺エリアとなる氷川参道付近には大型のタワーマンションが続々と建設されていて、人気も高騰中とのこと。大宮駅周辺の大きな変化もあって、この人気は納得できますね。
隣接するさいたま新都心駅のすぐ前には、移転された「さいたま赤十字病院」「埼玉県立小児医療センター」があり、最新の医療体制が整っています。
また産業道路沿い北袋町には、これまた新たに移転した大宮警察署があり、埼玉県警の科学捜査研究所(いわゆる科捜研です!)も入っていますので、安心・安全な暮らしも担保されている感じがします。
◆大宮駅グランドセントラルステーション構想について
参考サイト:https://www.city.saitama.jp/001/010/015/004/007/index.html
◆さいたま赤十字病院
所在地:埼玉県さいたま市中央区新都心1番地5
TEL:048-852-1111(代表)
公式サイト:http://www.saitama-med.jrc.or.jp/
◆埼玉県立小児医療センター
所在地:埼玉県さいたま市中央区新都心1番地2
TEL:048-601-2200(代表)
公式サイト:https://www.pref.saitama.lg.jp/scm-c/
◆大宮警察署
所在地:埼玉県さいたま市大宮区北袋町一丁目197番地7
TEL:048-650-0110
公式サイト:http://www.police.pref.saitama.lg.jp/kenke/kesatsusho/omiya/index.html
まとめ
大宮エリアの生活環境について主婦目線でまとめてみました。
大宮には周辺の浦和や与野、岩槻とはまた違った魅力があるのがよくわかりますね。「門前町」「鉄道の街」「埼玉県随一の商業地」などいくつもの顔を持つ大宮エリアはこれからも益々注目されていくことでしょう。
大宮エリア在住の筆者としてはこれに期待しつつ、地元主婦 としてこれからもたくさんローカル情報を発信していきたいです。
文:MOTSUKO(さいたま市在住ママさんフリーライター)