何も予定のない年末年始。

なんだか気分も乗らず、ぼうっとお家の中で過ごしていたらもう昼過ぎ……。

窓の外を見ると天気は良く、寒いけれど外に出なければもったいない。

できれば、のんびりリフレッシュできる場所に行きたいな。

 

今回はそんな気分の時でも行って良かった!と思える、武蔵一宮氷川神社と、その参道のお店を紹介します。

 

 

武蔵一宮氷川神社とは?

 

武蔵一宮氷川神社とは、東京都、埼玉県に約200ある氷川神社の総本社のこと。

祭っている神様は「須佐之男命(すさのおのみこと)」「稲田姫命(いなだひめのみこと)」そして「大己貴命(おおなむちのみこと)」の三神。

起源は今から約2400年以上前、第5代孝昭天皇の時代まで遡ることができる由緒ある神社です。

 

広さ約3万坪ほどある境内の中はとても自然豊か。

私が訪れた季節が秋だったこともあり、神社のあちこちは美しい紅葉で彩られていました。

 

 

これは境内の中にある「白鳥の池」の光景です。

しんと静まり返った水面に映り込んだ紅葉の様子はなんだか神秘的でした。

筋肉の緊張もほぐれ、とてもリラックスした気分です。

 

さて、美しい景色に癒されたところで、お参りのために本殿に向かいましょう。

 

 

本殿がある場所の一つ手前、桜門の近くには手水舎があります。

まずは神様にお目に掛かる前に、しっかり手水で身を清めましょう。

 

 

桜門を通ると、本殿前にある御拝殿へ繋がっています。

おや?どうやら本殿でお参りすることはできないよう。

代わりに御拝殿の前で両手を合わせます。

 

一通り祈り終え、ふと周りを見渡すと、境内の中には老若男女、思っていた以上にいろんな人の姿があります。

七五三の衣装を身に纏った子供たちがいると思ったら、デート中のカップルがポケモンGOに勤しんでいます。

その隣ではおじいさんおばあさん夫婦がゆったりと散歩しており、同時に遠くの方ではランニングをしている男性の姿も。

 

お参りのためだけではなく、様々な年代の人が集い、思い思いの時間を過ごしています。

武蔵一宮氷川神社は多くの人に愛されてきた神社なのですね。

 

 

さてお参りを終え、神社から出ると、正面にはずっと長い一本道が続いていることがわかります。

実はこれは神社の参道。

しかも武蔵一宮氷川神社は日本一長いと言われている参道でも有名なのです。

 

せっかくなので、このまま参道も散歩してみましょう。

http://musashiichinomiya-hikawa.or.jp/

 

 

美味しい珈琲屋「常盤珈琲焙煎所」でほっと一息

神社からの帰り道、少し喉が乾いてきました。

「氷川だんご」の香ばしい香りを嗅ぎながら左右を見渡すと珈琲屋さんが、ひっそりと佇んでいます。

 

 

この素敵なお店は「常盤珈琲焙煎所」。

その名の通り生豆を焙煎し販売している珈琲屋さんです。

 

店に入るとすぐ、目の前に広がるのは約30種類ものの生豆。

豆を購入すれば、その場で好みの豆を好みの深さで焙煎してもらうこともできます。

 

私は歩きながら飲む用にコーヒーをテイクアウトしました。ブレンドのホットは290円。

お安いのにとっても美味しかったです。

店内には小さなイートインスペースもあるので、歩き疲れた人はここで一息入れるのも良いですね。

https://tokiwacoffee.com/shops/1124.html

 

 

隠れ家的な「檸檬堂」のプリンは絶品

参道をずっと南に下っているとふと視線の脇に青色ののぼりが映りました。

白字で檸檬堂と書かれている不思議な看板。

隅には犬のイラストも描いてあり「檸檬?犬?」と脳内にたくさんのはてなマークが浮かんできます。

 

 

看板が立っているところは、一見普通のアパート。

けれど、どうやら建物の奥にお店があるようです…。

 

 

そうしてたどり着いたのが、美しい青地の看板が目印のこのお店。

ここではプリンが販売されています。

 

可愛らしい四角い瓶の中に詰められたプリンは、見た目にもおいしそう。

この日は、ノーマルの味に加えて抹茶、チーズなど数種類のプリンが並んでいました。

どのプリンもとっても濃厚で、濃い卵の味が特徴です。

 

テイクアウトの場合は追加のキャラメルソースもいただけるので、お好みで追いキャラメルをすることできます。

 

ちなみに、お店の女性に「お店の名前に檸檬とありますが、プリンに檸檬が使用されているんでしょうか?」

と尋ねると、奥からパティシエらしい男性が出てきて

「愛犬のピーグルの毛並みが、明るい茶色のレモンイエローなんです」

と教えてくれました。

 

なるほど。だからのぼりに犬のマークが書かれていて、「檸檬堂」という名前なんですね。

プリンの美味しさだけではなく、このご夫婦の穏やかな話し方にも癒されました。

http://www.lemondou.jp/

 

 

小腹が空いたときや朝食用に持ち帰りたい「Lapin」のベーグル

 

さあ、檸檬堂を出て、再び参道を下っていきます。

境内を出てから約30分。

今度は少し、小腹が空いてきました。

 

そこで立ち寄ったのが「Bagel Lapin」。

http://www.bagel-lapin.com/wp/

小さなベーグル屋さんです。

入口の目の前にあるショーケースには、10種類以上の様々なベーグルが並んでいて、見ているだけでも楽しい気分になります。

 

しかも素材にこだわり、国産の小麦粉、天然酵母、オーガニックグラニュー糖などを使用して作られたベーグルはどれもヘルシーで、お子さんにも安心して買うことができると思います。

どれもふわふわもちもちの食感です。

 

おかず系のベーグルサンドもあるので、がっつり食べたい人はそちらを選んでも良いですね。

お店前にはイートインスペースもあり、さらにオーブンも設置されているので(!)

買ったベーグルを温めてその場で食べることもできます。

 

 

さて、ベーグル屋さんを出るともう夕方。

あたりは段々と暗くなってきました。

参道も残りわずか。

のんびり楽しんできたお散歩ももう少しで終わりです。

 

 

ああ、寂しい。

年末年始は、きっと多くの参拝者で一層賑わうのでしょうね。

私は、そんな賑わいがひと段落したところで、来年またお散歩に訪れたいと思います。