収納用品から衣料品、文具や食品まで生活に関わるものはなんでも揃う「無印良品」。

日本には約450店舗ある「無印良品」ですが、中国などのアジア圏からアメリカ、ヨーロッパ各国など、海外にも約500店舗展開していることをご存知ですか?

 

2019年11月、なんと北欧2店舗目となる無印良品が日本人にも人気の国・フィンランドの首都ヘルシンキにオープン。

無印良品の商品と北欧インテリアのコラボレーションなんて、考えただけで素敵です!

今回はオープンしたばかりの「MUJI Kamppi Helsinki」を現地レポートします。

 

 

北欧初の無印良品「MUJI Kamppi Helsinki」とは?

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フィンランド1号店であり旗艦店として誕生した「MUJI Kamppi Helsinki」とは、一体どんな店舗なのでしょうか?

出発する前に公式HPに記載されていた事前情報をチェックしてみましょう。

 

・2019年11月8日(金)にオープン

・海外の無印良品としては「欧州最大」の売場面積と品揃え

・フィンランドの国土約70%を占める「森林」をイメージして作られた、木材の温かみのある店内装飾

・「食」を店舗の中心テーマとして位置づけており、フィンランド産の食品販売やフードコートでフィンランドの味を楽しめる

・MUJI BOOKSやFound MUJI、IDEEなど日本でも馴染みのあるブースも併設

・アートギャラリーでは様々な展示を開催

 

フィンランドの国風を活かした、北欧らしさ満載の無印良品にワクワクが止まりません!

いざ、フィンランドへ出発です!

 

 

現地レポ1:ヘルシンキ中央駅からの行き方

フィンランドへ到着!!

東京からフィンランドまでは直行便で約9時間。

実はフィンランドは日本から最も近いヨーロッパの国なんです!

フィンランド・ヴァンター空港から首都・ヘルシンキへは空港直結の列車に乗って約30分。

 

ヘルシンキ中央駅(Helsinki Rautatieasema)を出ると、駅を中心に大型デパートやトラムの駅などが集まったロータリー広場に出ます。

出口からまっすぐ進むと、地下へ続く駅の入り口とトラム乗り場にたどり着きます。

 

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目の前のトラム乗り場の信号を渡らずに、右に曲がります。

少し進むと横断歩道と渡った先に「VAAKUNA」というホテルが見えます。

この信号を渡ってまっすぐ直進。

 

まっすぐ進むとまた横断歩道にたどり着くので、渡ってさらに直進。

途中にはムーミンショップなどもあるので、時間があればのぞいてみるのもいいですね。

 

そのまま直進すると、大きな木造の不思議な形の建物が現れます。

実はこれ、なんと教会。

のちほど詳しくご紹介しますが、個人的にぜひ訪れてほしいおすすめ観光スポットです。

この教会を左手にまっすぐ進むと、大きな広場に出ます。

 

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広場の先に、無印良品フィンランド店がある「KAMPPI」ショッピングセンターが見えました!

見慣れた「MUJI」の看板もしっかり確認できて一安心。ここまで駅から徒歩5分ほど。

ショッピングセンターの中に入ったら、中央にあるイベント広場に対して左手にあるエスカレーターを上がります。

 

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エスカレーターで4階まで上がると、ありました!「MUJI Kamppi Helsinki」に到着です!

 

 

周辺のおすすめ観光スポット「Kamppi Chapel of Silence」

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ヘルシンキ中央駅から「KAMPPI」ショッピングセンターまでの途中にある「Kamppi Chapel of Silence」。

不思議な形が目を引くこの建物は、建物の外装から内装まで全て木材で作られた木造建築の「教会」。

誰でも無料で入ることができます。

 

内部の写真は撮影禁止のためありませんが、木造で作られた広い教会内は壮観。

街の中心にあるにも関わらずとても静かで、落ち着けるので少し休憩したいときにもおすすめです。

北欧らしいセンスを存分に感じられる「Kamppi Chapel of Silence」、お時間がある方はぜひ訪れてみてくださいね。

 

 

現地レポ2:まさに北欧インテリア!店内の様子や品揃え紹介

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こちらが店内MAP。フィンランド語と英語両方の記載がありました。

「欧州最大の売場面積」というだけあって、ショッピングセンターの4階がまるごと無印良品に。

エスカレーターを中心に、左から時計回りに衣料品、生活用品、子供服、食品、フードコートとなっているようです。

会計レジは2ヶ所にあり、授乳室やベビーカー置き場、トイレもあるのが嬉しいですね。

 

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まずは衣料品売場から見ていきます。

紳士服から婦人服まで日本で売っているほとんど全ての商品があるのでは?というほど、品揃えは豊富。旅行中に必要になりがちなインナーや靴下、キャリーケースやトラベル用品も全て揃っています。

商品名には日本語表記もありました。

 

店員さんに聞いたところ、衣料品のサイズ表記は日本よりもワンサイズ大きいとのこと。

日本のMサイズはこちらではSサイズになるので、購入するときは注意が必要です。

 

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生活用品もスキンケア用品やタオル、収納用品、文具やアロマディフューザー、ベッドリネンまで豊富なラインナップ。

海外店舗にはないところも多いスキンケアに関してはほぼ全ての商品が揃っているので、旅行中も安心です。

 

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収納用品の売場には、日本ではお正月特別商品としてお馴染みの「福缶」が販売されていました。

どうやらこちらではクリスマス商品として販売しているようです。

たしかに、ダルマのシルエットが雪だるまにも見えますし、カラーも赤でクリスマスっぽい…かも!?

 

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食品売場は無印良品の商品よりもフィンランド産のお菓子やジャム、野菜などの食材がメイン。

なんと生卵も売っていました!食品に関しては無印良品の商品はほとんどないのですが、レトルトカレーやドライの野菜チップスなどが少し販売されていました。

フィンランド産のオシャレなお菓子も多いので、お土産探しにもおすすめです。

 

 

お土産にもぴったり!フィンランド限定オリジナル商品

続いては、無印良品フィンランド店でしか買えない限定オリジナル商品をご紹介していきます。

 

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まずはこちら。フィンランド店限定のマイバッグA3サイズはヘルシンキ市内のMAPと「MUJI Kamppi Helsinki」のロゴが入ったデザインと、バスのイラストにフィンランド語でHelloを意味する「Moi」の吹き出しが可愛いデザインの2種類で、お値段は4.95ユーロ。

 

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そしてこちらはフィンランド店オリジナル商品の「サウナ用マット」。

フィンランドといえば「サウナ」が有名で、自家用サウナがあるお宅も多いとか。

サウナ用マットは日本でいう「手ぬぐい」のような、昔ながらの暮らし道具です。

 

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お金はかけたくないけど記念のものがほしい!

そんな方におすすめなのが日本でもお馴染みのスタンプコーナー。

日本のものもありますが、「こんにちは=Moi」「ありがとう=Kiitos」などを意味するフィンランド語やカモメのスタンプに注目です。

 

 

現地レポ3:イートインコーナーのメニューや価格は?

店舗のテーマでもある「食」に大きく関わる「フードコート」をチェックしたいと思います!

 

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とにかく広いフードコート内。壁一面に飾られた商品や、レジのデザインもオシャレです!

午後14時くらいの来店でしたが、空いていてゆっくりできました。

奥にもソファ席や外の景色が見えるボックス席もあり、客層も家族連れからお一人様のビジネスマンまで様々でした。

 

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メニューはブッフェ形式のランチプレートから、サンドイッチやスムージーなどの軽食まで豊富に揃っています。

店員さんには英語が通じますが、メニューの表記は全てフィンランド語で英語表記がなかったのが残念でした。

ただ、中には「TONKATSU SAND」など日本人でも分かるメニューもあります。

 

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本当はフィンランドならではのものを…と思ったのですが、お昼時ではなかったためランチに関するものが見当たらず。

私は気になったスムージー「GINZA GREEN」とキッシュをセレクト。

お値段は合計で7.40ユーロ。海外にはなかなかないお水も、セルフサービスで無料なのが嬉しいですね。

 

 

あとがき

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いかがでしたか?事前情報にもあった通り、全ての商品棚や内装が木材で作られたフィンランドらしい木のぬくもりを感じられる店内で、観光中の疲れた心もリフレッシュできました。

休憩できるソファやチェアもたくさんあり、お客さんもそれぞれマイペースに無印良品の世界を楽しんでいるのが印象的でした。

 

フィンランドの人々の暮らしやセンスを感じられる無印良品フィンランド旗艦店「MUJI Kamppi Helsinki」。

無印ファンの方はもちろん、空港に向かうまで時間があるときなどちょっとした空き時間にもぴったりなので、フィンランド旅行の際はぜひ訪れてみてください!

 

 

文:リリオネ(20代・元無印良品店員、現ライター)