もはや子ども部屋収納の定番といっても過言ではない、イケアのトロファストシリーズ。
例にもれず、我が家でもトロファストはかれこれ5年以上子どもたちのおもちゃ入れとして大活躍しています。
が、しかし、トロファストと共に人生を歩んできた我が子ももう小学生。
教科書やらノートやら、あれやこれやの置き場所を作る必要がでてきました。
とはいえ、80平米弱の3LDKの我が家。幼稚園児の下の子もいる中、小1の息子のためだけに貴重な一部屋を明け渡したくはないですし、「リビング学習」という言葉を隠れ蓑にして学習机もまだ購入を渋っている状態です。
考えた結果、これまでおもちゃ入れとして活躍してきたイケアのトロファストに白羽の矢が立ちました。
今回は、ほぼダイソーのアイテムで、イケアのトロファストを小学生仕様に変身させたお話をご紹介します。
小学生の持ち物って意外と……
教科書にノート、筆箱、お道具箱……。
ランドセルの存在感も相まって、小学生になるとグンと持ち物が増えそうなイメージがありますよね。
でも、公立小学校に通う1年生の息子が自宅に置いている教科書&ノートってたったこれだけ。
学校によって違うとは思いますが、この他のお道具箱などは普段、小学校に置いたまま。
なので、小1の時点では、家に置いておく荷物って意外と少ないんです。
その代わり、とにかく多いのがプリント類。
授業で使ったプリント、宿題、保護者宛のプリント、イベントのチラシ、大事そうに持ち帰ってきた謎の紙類。
息子の場合、毎日最低5枚以上は何かしらのプリントを持って帰ってくるのです(しかもかなりの確率でクシャクシャ)。
そして、「もう小学生だし、本当は自分で仕分けさせるべきなのよね」と思いつつ、6歳のヤンチャ系男子をまだそこまで信用できない私は、毎日ランドセルからクシャっとなったプリントを出し、確認し、手持ちのファイルに仕分けていたのでした。
プリント地獄に悩まされる毎日を打破したい気持ちも抱きつつ、まずはイケアのトロファストに棚板をセット。
棚板は2ピース1,500円 で販売されています。
仕分け問題はダイソーのジョイントA4 ラックで解決
次に取り掛かったのが、プリントたちの置き場所づくりです。
・あまりお金をかけたくない
・‟そこそこ“の見栄えにしたい
・子どもに自分で仕分けさせたい
という想いを巡らせながら近所のダイソーをうろついて発見したのがこの「ジョイントA4ラック横型」。
サイズは幅約35.5㎝×奥行25.8㎝×高さ6㎝で、棚板をセットしたトロファストに収まります。
このラックは重ねることができて、小さいですが画像の中の画像のようにトレー部分のパーツを切り離して柱?を繋げても使えるというなかなかのアイデア商品です。
これが先ほどのジョイントラックにセットできる「ジョイントA4トレー横型」です。
サイズは幅約33.1×奥行約26㎝×高さ約4.8㎝。
息子がよく持ち帰る大きめのプリント類も二つ折りで綺麗に収まります。
さらに、この「A4ゆったりバスケット」も購入。
一体何がゆったりなのかと思ったら、どうやらA4サイズのクリアファイルが入るらしいです。
サイズは幅約26.8㎝×奥行約36.8㎝×高さ約8㎝です。
そんなダイソーのアイテムを組み合わせて作ったのがこちら。
とりあえず毎日持ち帰ってくる「授業で使ったプリント」「宿題のプリント」「謎の紙類」の収納場所に。
「謎の紙類」は、たまに立体的なこともあるため余裕を持たせて「ゆったりバスケット」に放り込んでいます。
息子には帰ってきたらとりあえずこの3種類を自分で仕分けるようにし、残ったプリントを私に渡すよう指示。
息子が仕分けをミスったらジ・エンドですが、これくらいの分類なら保護者宛のプリントを渡し忘れるということはなさそうです。
そこは息子を信じてみることにします。
出来上がったプリント収納をトロファストにセットしてみます。
棚からはみ出すこともなくいい感じに収まりました。
合計600円(税抜)、見た目も「無印」風に見えなくもなく、なかなか良いのではないでしょうか!
細かい分類は逆効果!ザ・BOX①でざっくり片付ける
プリントの次は、必要な時だけ学校に持って行く道具類や、予備の文具類、使い終わったノートなどを入れておくための収納場所です。
ここでは、これまたダイソーの「ザ・BOX①」を使ってみることにしました。
私の計測によると、サイズは幅約13㎝×奥行約30㎝×高さ約20㎝。
「ザ・BOX①」は3つ並べるとトロファストにぴったり収まってかなりいい感じです。
お子さんの性格によると思いますが、今までおもちゃの収納場所を細かく分類しておいても、息子の‟ボーダレスなお片付けスタイル“によりかえってストレスが溜まるだけでした。
そのため、もう思い切って仕切りなどを極力撤廃、「ザ・BOX①」による‟ざっくり収納“にしてみました。
「ザ・BOX①」は手前に引き出しやすい形状な上半透明なので、息子もとっ散らかすことなく中身が取り出せそうです。
学習帳も無理なく収まります。
意外と少ない教科書類は無印のファイルボックスに横置き
最後は教科書類です。
最初はこのようにオーソドックスに立てて置くつもりだったのですが、小1の教科書は薄くて大きいので曲がってしまうんですね。
そして、図画工作の教科書が微妙に大きく、斜めにしながら立てないとトロファストの上の出っ張っている部分に引っかかるんですね(意味わかりますかね?)
本当はこのスペースも、予算的にはダイソーで完結したかったのですが、店内をいくらさまよっても丁度良いアイテムを見つけることができず、ここは無印良品のポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・A4用・ホワイトグレー 約幅10×奥行32×高さ24cmを横置きで利用してみました。
微妙に大きかった図画工作の教科書も余裕で入ります。
ちなみに、この無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス」シリーズは他の場所でも使用しているのですが、とても丈夫なのでこのようにちょっとしたものを置いても全然大丈夫です。
そして、この‟ちょい置きスペース“があると、毎日使う鉛筆削りやポケットティッシなんかを置いておけるのでとっても便利です。
空いたスペースには時間割を入れたファイルや、これまたダイソーで購入したファイルを置いてみました。
息子が仕分けたプリント類は、そのうちここにファイリングする予定です。
イケアのトロファストが小学生仕様の収納に変身
というわけで、このようにイケアのトロファストが小学生仕様の収納に変身しました。
今のところ息子もスムーズにプリントの仕分けや明日の準備をしているので使いやすさは上々かと思います。
お子さんのタイプにもよりますが、小学生とはいえまだきっちりとした整理整頓は難しいので、小1くらいなら「パッと見てどこに何があるかわかる」「ざっくり片付けられる」の2つに重点を置いた収納をおすすめします。
今回はイケアのトロファストを利用したものの、同様の収納であれば一般的なカラーボックスでも作れそうです。
用意するアイテムもほぼ100均で揃いますので「いずれはちゃんとした場所を作るつもりだけど、とりあえず置き場所を作りたい」という方は、ぜひご参考になさってください。
文:江戸リイ(30代・ライター兼2児の母)