テレビや雑誌でも特集があるほど世間の収納に対する関心は高く、それだけ収納に困っているとも言えます。

軒並み他社がマネをしている収納製品が、無印良品にあります。

それは、無印のスタッキングシェルフ。

名前を変え、形を変え、収納に関わる他企業がこぞって類似商品をリリースするほど革命的なのです。

 

とは言え、無印のスタッキングシェルフの魅力は、他社にはコピーできない技術と思想にあります。

それは、他の無印製品と同様に、相手を選ばずマッチする拡張性と製品の品質の高さ。

今回はそんな無印スタッキングシェルフをご紹介致します。

https://www.muji.net/store/cmdty/section/S02709

 

無印のスタッキングシェルフ

無印良品 スタッキングシェルフ・コの字棚 18121748 良品計画

「縦にも横にも拡張するスタッキングシェルフ」

無印のキャッチコピー通り、シンプルながらとても自由度が高い収納。

スタッキング(stacking)とは積み重ねることを意味し、文字通り積み重ねできる棚。

最小単位は1×2の四角い枠の連結で、最大縦5段まで製品があります。

一つのユニットは縦横共に約40cm、奥行き28cmと使いやすいサイズ。

キャッチコピー通り、スペースがあればどんどん付け足していける仕組みになっており、もはや無印のお家芸とも言えるカスマイズ性能の高さが最大の特徴です。

 

シンプルながら美しい理由は、素材の良さにあります。

通常、収納製品などには木材の圧縮整形材を芯に使いシートで木目調を施しますが、スタッキングシェルフは無垢材。

無垢材にしかない手触りや香り、あたたかみが日々の生活の質を高めるでしょう。

 

木材は明るく優しいオーク材と、落ち着いたダークのウォルナット材の2種類です。

どちらも高級な家具にも使用される素材で、迷うこと間違いなしです。

選定に当たって一つの指標になるのが、自宅の床の色。

床の色に合わせて家具を選ぶと、大きく外すことなくナチュラルにインテリアに溶け込みます。

 

無印の思想が最も顕著に見られるこだわりは、少しマニアックですが接合部にあります。

通常ネジでお互いを留め、それらを隠す処理が取られますが、スタッキングシェルフの場合はスチールパイプを棚の中に通して接合していきます。

 

棚の中には構造材となるスチールパイプが通してあるので、ただの棚とは全く異なる構造の強さ、ディティールの良さが光ります。

20世紀の建築界の巨匠ミース・ファンデルローエが「神は細部に宿る」とディティールを重視していましたが、まさにこのこと。

シンプルだからこそ、素材と細部にこだわる無印のフィロソフィーが伺えます。

 

棚に自分の好きな収納材をセットしていくのも良いですが、オプションが充実しているのが無印の収納シリーズの特徴とも言えます。

追加の棚板やブリ材バスケット、引き出しのスタッキングチェストなどを要所で取り入れると、さらに部屋の雰囲気が良くなります。

 

他製品との違い

本とメガネ

 

他社もリリースしている類似製品との違いを見ていきます。

まずは、お値段以上のニトリ。

残念ながら、ネジ穴が大きく目立ったり棚用のダボ穴があるため、あまり美しいとは言えず、実用重視の収納です。

デザイン性と価格で人気のイケアも類似製品がありますが、枠がとても太く、正面から見たときスマートさに欠けます。

 

それ以外の他社製品もたくさんありますが、やはりネジ穴が目立つことや、それを補うシールが目立ちます。

値段は無印のものに比べれば安価ですが、お部屋のインテリアにこだわりたい方は、少しお金を出して無印製品にした方が満足度は間違いないでしょう。

 

段数で使い分けるシチュエーション

生活のシーンの中でスタッキングシェルフを使い分けるには高さで変化を出すことができます。

天井ぐらいまでの高さの5段を使うと、収納量はもちろん増えますが、圧迫感があり部屋が狭く感じてしまいます。

場所と用途によって低い段を使い分けるのが上手く収納するコツ、使い分けをご紹介します。

 

1段

1段だと何もできないと思うかもしれませんが、小さい子どものおもちゃ入れなどには最適。

片付けを小さい頃から教えることができます。

リビングの一角にあれば、部屋が常に片付き、オススメです。

そのほかにTVのボードにも使えます。

OA機器を収納しながら、もたつきがちなコード類も裏側から取り回せるため便利。

 

2段

2段は窓下の収納として力を発揮します。

窓下はどうしてもデッドスペースになりやすいので、低い収納があると便利。

雑誌など収納するのにも、適しています。

リビング長手に2段使いで配置すれば、なかなかの収納量を確保できるにも関わらず、スッキリ生活できます。

目線よりも低い高さのため、圧迫感もなくオススメの使い方です。

 

3段

3段以上は、壁面収納として大きい収納量を発揮します。

そのまま使えば本棚、バスケットやチェストを使えば多目的な収納として使えます。

奥行き28cmは浅いように見えて、収納としては一番使いやすい奥行き。

奥行き50cmぐらいあるタンスは逆に使いづらかったりします。

 

効果的な使い方5選

子ども部屋

 

段数による使い分けをご紹介したところで、次はシーンによる使い分けをご紹介します。

 

ワンルーム

一人暮らしのワンルームやひとつながりのLDKの場合、ゆっくり休むリビングとご飯を食べるダイニングの雰囲気をゆるやかに分節したいなんて思うことはないでしょうか。

そんなとき2段程度のスタッキングシェルフを配置することで、程よく雰囲気を分けられます。

2段なので高さ80cmと、座っても視界を遮りません。

またスタッキングシェルフは両側から使えるため、雑誌や日用雑貨を置くのにちょうど良いです。

子ども部屋

子ども部屋を計画するときに、部屋の中央にシェルフを配置すれば、2部屋に分けられると同時に、収納もできます。

子ども部屋として最初から2部屋の間取りを取ってしまうと、成長して巣立っていった後の使い道に困るでしょう。

 

子ども部屋が必要な期間は、せいぜい10年足らずです。

その期間だけスタッキングシェルフで2部屋を生み出し、使わないときはセカンドリビングや、ホビールームとして活用すればスマート。

ただしその場合、別売りの部材で耐震には十分対策しましょう。

リビング

少し間延び気味の、大きいLDK。

L字部分に高さ2段程度のスタッキングシェルフを配置すれば、アクセントを生む楽しいスペースになります。

例えば本を並べて、ゆったりしたチェアとラグを置けば、くつろぎの読書コーナーが完成。

これも高さは視線を遮るものではないので、空間は広々ともとのまま。

寝る前にお茶や少しのお酒を飲みながら読書すれば、きっと良い眠りにつけるはず。

デッドスペース

使いにくくてデッドスペースになりがちな階段下のスペースも、有効活用できます。

階段の勾配に合わせて、段々になるように配置すれば収納量たっぷりの空間になります。

 

また、部分的に壁紙の色を変えることで空間の雰囲気に変化をつける手法を、アクセントクロスと言います。

せっかくのアクセントクロスの手前に収納は置けません。

しかし、スタッキングシェルフ ならアクセントクロスを活かしつつ収納スペースを作ることが可能。

ダークめの壁紙ならウォルナット、ライトめならオークがマッチ。

空いたスペースに観葉植物を飾れば、魅せる収納に早変わり。

 

まとめ

究極にシンプル。

でも、シンプルだからこそ、無印製品の家具に対するこだわりが詰まったスタッキングシェルフ。

影になりがちな収納に、上手く光を当てたスマートな製品と言えます。

利便性はもちろんのこと、魅せる収納として活用ができ、あらゆるシーンにマッチする。

無印の哲学を反映した製品です。

まずは最小限の1×2ユニットから物語をスタートさせてみてはいかがでしょうか?

 
 
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