子どもが生まれて数年。

小さな子がいると家の中はどんどんおもちゃや絵本が増えてきて、ときに部屋は足の踏み場がないほど散らかってしまいます。

子どもは、新しいおもちゃを出しては放り、また新しいおもちゃを出して……。

この繰り返しでいつも散らかっているように見えてしまう、とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

 

子ども自身にもわかりやすく、親と一緒に楽しんで片付けするようになるにはどうしたらよいのか?

結果、種類ごとにかごやケースに入れて収納する方法に辿り着きました。

ここではおもちゃを子どもと一緒に無理なく片づけられる収納アイデアをご紹介します。

 

 

 

おもちゃを収納するアイテムを考えてみた

 

おもちゃを収納するアイテムは、主に家具や小物を片付けるグッズに分けられます。

家具は収納棚やラック、収納ボックス・カラーボックスなどを考えました。

小物を片付けるグッズとしては、かご・ケースを。

 

家具も小物を入れるグッズも、それぞれ大きさや形、素材などさまざまあります。まずは家のイメージに合うように家具を探しました。

 

今ある家具の位置は大きく変えず、新たな収納家具を置ける場所を考えていきます。

初めに、カラーボックスの向きは縦置きから横置きに変える、大きめの棚と並べるなど工夫して新しい家具を置ける場所を作ります。

次にその場所の大きさを測って家具を選びに行くと失敗しないので忘れずに測りましょう。

カラーボックスは既にひとつ置いてありましたので、そのカラーに合うように似た色味のウッドシェルフを選びました。

このウッドシェルフは棚の高さが自由に変えられるので、置くものに合わせられるところが魅力。

 

それからその家具に組み合わせるにはどのようなかごやケースが良いか、100円ショップやニトリ、カインズホームなど数店舗を回りながらイメージを膨らませていきました。

 

 

 

おもちゃを種類ごとに分けてみた

 

収納するおもちゃは、同じ種類のものをそれぞれひとまとめにしてみて、収納するかごやケースの大きさを考えていきます。

また、同じ用途のおもちゃは同じ場所に収納できるように。

 

例えば、絵本、お絵かきグッズ、ブロック、シルバニアファミリーの小物といったように広げて分けると、かごやケースの大きさがどのくらいのものが良いか分かりやすいですね。

 

部屋の中で統一感が出るようにかごやケースの種類は2~3種類と多すぎないように、そしてぬいぐるみなどかごやケースに入れずに収納する全体量も確認します。

 

 

 

おもちゃを収納する場所ごとに分けた

 

おもちゃの収納場所は、リビング、浴室、外用と使う場所ごとに分けることにしました。

それぞれの場所にあった収納グッズとその大きさも重要です。

 

1)リビング

 

ウッドシェルフ

 

まずはリビング。ここには普段使っている絵本やお絵かき道具、ブロック、くみくみスロープ、カードゲームやぬいぐるみなど、挙げるとキリがないのでこのくらいにしておきますが(笑)リビングで使うおもちゃをまとめます。

 

もともとは縦置きにして使っていたカラーボックスは、増えてきた絵本とお絵かき道具専用に。子供が自分で絵本を出したり片付けたりしやすいように、カラーボックスは横置きに変えます。

 

新たに購入したウッドシェルフには100円ショップで購入したフタつきのケースを3色×各2個。シルバニアの小物や折り紙、粘土、その他にも細々して失くしてしまいがちな物を集めて、分けていれることにしました。

ぬいぐるみやシルバニアのファミリーカーなど大きめのものは、ウッドシェルフにそのまま並べて置きます。

 

そして、くみくみスロープやお人形のお世話セットは購入したケースには入りきらないので、同じく100円ショップで購入したおしゃれに見える段ボールの箱へ。

こちらもフタつきで中身が見えずスッキリとまとまります。

上に書いたようなおもちゃはケースや収納家具に直接置いても良いですが、もっと細かいビーズやアクセサリーは小さなジップロックにまとめると中身も見やすいですし、バラバラになりにくいのでおすすめです。

シルバニアファミリーなどの小物の中でもとっても小さいものはすぐになくなってしまいがち。

遊び終わったら必ず、小さなジップロックに入れてからケースに収納する習慣をつけると無くなるリスクが減るかもしれませんね。

 

 

2)浴室

かごに入ったおもちゃ

 

浴室の入り口前にはバケツやじょうろ、アヒル、なぜか水中眼鏡まで…所かまわずバラバラに広がっています。

これらもリビングと同じ100円ショップのフタつきのケースに収納することに決定。いざ購入してみると大きさが合わず、お風呂で使うおもちゃを全て入れるとフタが閉まらない~!

大失敗で愕然としてしまいます。

 

そこでバケツはケースから出して、バケツの中にじょうろやはたらく車のおもちゃは入れてみます。

バケツの中に入るだけ詰め込み収納すると、ケースのおもちゃは減ってフタもぴったりと閉まり完璧です。

 

お風呂に入るときは、このバケツにその日遊びたいものを入れて、その上に顔をふくガーゼをのせて持って歩くと子どもが自分でできるので便利ですね。

 

 

3)屋外用

外で使うおもちゃは汚れてしまうので、置く場所に困ってしまいませんか?

遊び終わった後は玄関に放置してしまったり、水で洗って家の中に持ってきたり…どこに収納するべきか悩んでいました。

 

考えた末、大きく口の開くビニール袋にボールや砂場遊びグッズなどの汚れがちなものを収納することに。

そのまま持って遊びに行くこともできますし、ビニール袋の取っ手や紐をコート掛けの下の方にかけるだけで収納も簡単です。

 

ちなみに、シャボン玉は液がこぼれると大変なので、100円ショップで購入した可愛いキャラクター付きのジップロックに入れて玄関の棚の上に置いています。

 

 

 

かごやケースを活用しよう

このように分けたおもちゃは、それぞれかごやケースに入れて使う場所ごとに分けて収納してスッキリと片付けることができました。

 

しかし、ここで問題発生!

私が購入したケースは色付き・フタ付だったので、リビングのウッドシェルフに並んだケースでは、子供はどこに何が入っているのか分からずケースに入ったおもちゃは出さなくなってしまったのです。

 

そこで、それぞれのケースに何が入っているのか子供に分かりやすいように、マスキングテープ を貼ってケースの中のおもちゃの名前をひらがなで書いてみることに。

 

これが大成功。

おもちゃを種類ごとに分けて中身が分かるように書いたことで、子供にも分かりやすくなり遊びたい時に出して遊べるようになりました。

また、遊び終わった後は一緒に片付けてくれるようになりました。

 

いつも部屋いっぱいに広がっていたおもちゃが、収納家具や収納グッズを取り入れることできれいになっただけではなく、子供が進んでお片付けもしてくれるようになるという嬉しい効果も!

 

片付ける時に一個ずつ「これはどこに片付けたらいいの~?」と聞かれることが少なくなり、ストレスも軽減。

100円ショップのケースや段ボール箱+マスキングテープは、おもちゃの収納にお悩みのママさんにおすすめです!

 

マスキングテープ

 

 

 

 

文:Amama(30代、元医療系勤務、現主婦ライター)