8歳のころから一人暮らしをはじめて約10年。
学生時代のおんぼろアパートからは脱出できたものの、いまだに「理想通り」の部屋には住めていないのが現状です。
理由は、東京の家賃の高さ。
「立地」「セキュリティ」など、通勤の利便性や女性一人暮らしの安全性を重視すると、つい優先順位が低くなってしまうのが「部屋・収納の広さ」。
東京の家賃は高く、なかなか予算内で思い通りの物件に出会えることは少ないと思います。
私自身も海外旅行などのお金のかかる趣味があったので、10年もの間1Kの部屋で暮らしてきました。
そんな私がたどり着いた結論は、
「収納さえ工夫すれば、たとえ狭くても理想通りの暮らしができる」ということ。
(そして、節約して貯めたお金で海外旅行に行くことも……!)
そこで今回は、6畳暮らし歴10年の私が見つけた、実際に使える収納テクニックをご紹介したいと思います。
クローゼットは1Kでも収納無限大!有効活用するための3ステップ
一人暮らし歴10年の私がたどり着いた結論。
それは、「収納を制する者は、部屋を制する」ということ。
収納がきちんと活かされていれば、狭い部屋でも散らかることはありません。
部屋の収納スペースにあわせて、「無駄なく・見やすく・長続きする」収納をつくるための3ステップをご紹介したいと思います。
1.つっぱり棒・収納ケースを使用して大枠をつくろう
2.衣類収納は「隙間なく」「見つけやすく」が鉄則!
3.デッドスペースをさらに活用する
以下、順番にご紹介しますね。
1.つっぱり棒・収納ケースを使用して大枠をつくろう
まずは、収納スペースを区切る、大枠をつくっていきましょう。
ラックが備え付けられていない場合には、つっぱり棒を使用するのがおすすめです。
そして、下部に衣装ケースを設置するのが基本の形となりますが、
なにより大切なことは部屋の収納サイズに合わせてカスタマイズすること。
例えば、私が困ってしまった物件に、「横幅が狭く、奥行きは広い」というものがありました。
つっぱり棒にかけて洋服を収納する際、かけられる洋服の量は収納の「横幅」で決まります。
私が困った収納は、横幅が90cm程度しかなく、かけられる洋服も10~15着程度だったのです。
ただ一方で、奥行きが十分すぎるほど深かったため、つっぱり棒を二本設置することで悩みを解決しました。
二重にハンガーがかけられることになりましたが、子供服用の小さなハンガーに、折りたたんだパンツやスカートをさげることで、ぶつかることなくスムーズに動かすことができました。
このように、収納スペースによってつっぱり棒の数を調整するのもおすすめです。
2.衣類収納は「隙間なく」「見つけやすく」が鉄則!
さて、収納の大枠ができたら、今度は実際にクローゼットに洋服を収納していきましょう。
収納のコツは、
・アイテム別にまとめること(インナー/トップス/パンツなど)
・各アイテムごと、カラー別にまとめること
・小さいものは仕切りを使って整理すること
です。
この基本ルールを守るだけで、
・物が探しやすくなる
・何を持っているか一覧できるので、同じものを買ってしまうことがなくなる
・結果的に、物が減るので収納が小さくても収まるようになる
などのメリットがあります。
3.まだまだ隙間を活用!デッドスペースのさらなる活用方法
大きな収納ができあがり、ひと段落。
と思いきや、実はまだまだ収納余力を発揮することができます。
私が上でご紹介した90cmの極狭クローゼットを使用しているとき、偶然見つけた収納アイテムがこちらです。
こちらは、収納を開いた扉の内側にフックを設置し、さらに収納スペースを増やすためのもの。
小さめの鞄、帽子など、形を崩したくないアイテムの収納に非常に重宝しました。
ぜひこのようなアイテムを活用して、デッドスペースを埋めてみてください。
1Kリビング収納に使える便利アイテム
私はファッション業界で働いていたため洋服の量が非常に多く、クローゼットはほとんど洋服用のスペースとして使われてしまっていました。
そのため、布団などの収納スペースがまったくない状態……。
そこで活用したのが、「収納付き家具」です。
こんなものまで?買ってよかった収納付き家具を紹介
私が愛用していた家具をご紹介します。
【ベッド】
ベッドは収納力重視で選びました。
中でも、こちらのベッドだと下部に大きいスーツケースをしまうことができたので、旅行好きの私にはとても助かりました。
【テーブル】
テーブルは小さめで、引き出しつきのものを選びました。
なるべくテーブルの上にものを出しっぱなしにせず、引き出しにしまう習慣をつけていたので、視覚的にもすっきりとした状態をキープできるようになりました。
【一人掛けソファ】
6畳にソファまで置くと圧迫感がでるかな?と思いながらも、過ごしやすさ重視で購入しました。
選んだものは、ソファの下部に収納スペースがあるもの。
収納があれば、座椅子などを置くよりスペースを活用できるので一石二鳥なのでは?と、思ったことが後押しになりました。
こういった家具を駆使することで、クローゼットにしまいきれないアイテムをすっきりと収納することができるようになりました。
ボックスはまとめ買い一択!雑貨収納で隙間がなくなった
他にも便利だったリビング収納アイテムが、大きさのそろった収納ボックスです。
ニトリ – カラボサイズふた付きボックス ファブ レギュラー(ベージュ)
棚幅にあわせて隙間なく物を収納できるうえ、アイテムごとの仕分けが簡単になったことがよかったです。
ちなみにフタつきのボックスを選ぶと、引っ越しがとても楽になります。
材質によってはインテリアとしての雰囲気も楽しめるので、ぜひお気に入りのボックスを見つけてみてください。
見落としていた!キッチン・洗面所・トイレの収納活用術
最後に、リビング以外のスペースの活用法をご紹介したいと思います。
キッチン用具は壁掛けに、キッチン収納を有効活用する
まず目を付けたところが、キッチン。
キッチンは備え付けの戸棚もあり、どうにか活用できないかと考えました。
そこで使用したものが、こちら。
換気扇に取り付けるタイプのつりさげハンガーです。
こちらに鍋、フライパン、調理用具など、これまで戸棚に収納していた調理器具をぶらさげることで、戸棚をまるまる別の用途に使用することができました。
洗面所はフックを活用してつりさげる収納に
洗面所は毎日使用する水回り設備ということもあって、掃除をこまめにする必要があるかと思います。
そこで私が活用したものが、備え付けのタオルかけ。
私の場合、タオルはもともとサイズがあわなかったので、つっぱり棒を利用して干していました。
かわりにタオルかけにはフックを使用し、かさばるドライヤーやスプレーなどをつるすことに。
物を置かなくなったことで、拭き掃除にかかる時間も節約することができるようになりました。
トイレは第二のクローゼット。小さいものならなんでも収納。
次に、見落としがちなのがトイレです。
トイレも、実は人目に触れにくい隠れた収納スポット。
ここでもつっぱり棒を使って簡易棚を設置するのがおすすめです。
私の場合、トイレに関わる備品だけでなく、
・掃除用具
・ティッシュのストック
・捨てようか迷っている漫画本
・「いつか使うだろうけどしばらく使わない契約書関係の書類」
など、非常にざっくばらんなものをしまいこんでいました。
ここでも収納ボックスがとても活用できました。
まとめ:収納テクニックを使って、6畳でも快適なお部屋づくりができる
ここまで、6畳生活が長かった私が、実際に試した収納テクニックをご紹介しました。
簡単にまとめます。
クローゼットは空間を埋めて有効活用しよう
家具・雑貨選びにこだわって、リビング収納を増やそう
キッチン・洗面所・トイレにも使えるスペースがないかチェックしよう
収納がうまくいくと、実際に住み始めてからの家事の効率化にもつながりました。
部屋が狭い
クローゼットが小さい
などの悩みがある方も、ご安心ください。
収納付きの家具や、キッチンまわりを活かす収納アイテムを使って、快適なお部屋づくりをしてみましょう。