最近は、インスタなどでもよく見かける「美収納」。

でも、完璧な美収納を目指そうと思ったら、間違いなくお金も手間もかかります。

少なくともズボラな性格の私には、ハードルが高い……。

とはいえ、モノが多くてごちゃごちゃした部屋よりもキレイに整った部屋で快適に過ごしたいという思いは常にあるもの。

 

そんな私が一念発起して断捨離を始めたのが一年半前。

モノが減ると片付けが楽になり、次は収納を工夫しようと考えるようになりました。

そんなとき、取り入れたのが無印良品のファイルボックス。

まだ発展途上の我が家ですが、この魔法の収納用品のおかげで、少しだけ理想に近づくことができたと思っています。

 

ファイルボックス収納は無限の可能性

ファイルボックスと聞くと、オフィスや家庭で書類を整理するために使うモノと思っている方も多いのではないでしょうか。

いえいえ、ファイルボックスは収納用品として超優秀です。

工夫次第で、キッチン、洗面所、リビング、子ども部屋、クローゼット、玄関など、どこでも活用できる収納万能アイテムに変身します。

 

実際、我が家で実際活用している3つの実例を紹介します。

3つの実例

 

①寝室のクローゼットの棚

5センチ幅のファイルスタンドをストール類の収納として使っています。

ストールを横にたたんで積み重ねるよりも断然出し入れしやすいです。

 

②キッチンの引き出し

ハーフタイプのファイルボックスを缶詰やレトルト食品の仕切り代わりにしています。ざっくり入れても一目でモノの場所が把握できるのが利点です。

 

③洗面下の引き出し

通常サイズとワイドサイズのファイルボックスを並べて掃除用洗剤の収納として使っています。

一目瞭然なので使いたい洗剤だけをサッと取り出せて便利です。

このように、我が家では各部屋でファイルボックスが家の各所で大活躍しています。

 

 

無印良品のファイルボックスは種類が豊富で使いやすい

ファイルボックス

 

ファイルボックスを取り扱っているお店は無印良品以外にもあります。

でも、丈夫さ、色、サイズ展開、買い足しやすさという点から、私は無印良品をオススメします。

 

現在、無印良品で販売されているファイルボックスは、素材がポリプロピレンで、色はホワイトグレーとクリアの2色です。

サイズは幅10センチの通常サイズと幅15センチのワイドサイズ、高さが24センチのスタンダードタイプと12センチのハーフタイプの併せて4種類あります。

ファイルスタンドは同じく2色展開で、サイズは5センチ幅のハーフサイズを加えた3種類です。

 

市販のカラーボックスや家具の規格に合わせやすいサイズなので、シンデレラフィットも可能になります。

シンデレラフィットさせるにはワイドサイズと通常サイズをうまく組み合わせるのがコツ。

ちょうど指が入るくらいの穴が開いているので出し入れしやすいです。

その穴にコンセントやケーブルなどを通してコード類をまとめる使い方も効果的です。

 

最近、ファイルボックス専用のポケット、ペンポケット、仕切付ポケット、キャスターもつけられるフタといった付属品も新商品として販売されるようになり、収納用品としての可能性が一層広がっています。

 

2

 

 

無印のファイルボックスで部屋に統一感を

無印良品 ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ A4・ホワイトグレー

 

ファイルボックスの色はホワイトグレーとクリアの2色ですが、家具に馴染みやすく中身が透けないので、見える場所にはホワイトグレーを使うことをオススメします。

一方、引き出しの中や扉つきの棚など外から見えないところで、かつ中身が見やすいほうが便利な場所には、クリアが良いと思います。

 

いずれにしても、ファイルボックスは同じ場所には同じ色で揃えることが望ましいです。

こうして、散らかった部屋のモノをファイルボックスにまとめることで「隠す収納」が実現できると、部屋に統一感が生まれます。

そこにアクセントとして飾りたいモノを置けば、今度は「見せる収納」の完成です。

ごちゃごちゃしたモノは隠されているので、見せたいモノが引き立ち、メリハリのある居心地の良い空間を作り出すことができます。

 

 

収納は取り出しやすさよりも戻しやすさが優先

 美収納

 

無印良品のファイルボックスを使い始めて、我が家の見た目はだいぶスッキリしてきました。

けれども、なぜか家族はモノを置きっ放しにしたままです。

せっかく部屋は片付いてきたのにストレスが減りません。

 

そこで、収納の基本であるアクション数に着目しました。

家族はモノを取り出すときは、場所がわかっているのでサッと取り出します。

なぜなら、どんなにアクション数が多くても、「今」必要なモノだからです。

ところが戻すときは、もう必要のないモノとして扱います。

よく使うモノが、扉を開けて、引き出しから取り出さなければならない場所にあるとしたら、また使うからいいやと出しっ放しにしてしまうのは当然だということに気づきました。

 

そこで、使用頻度の低いモノを2アクションの場所に、使用頻度の高いモノをワンアクションで済む場所に移動しました。

結果は大成功です。

また、移動作業中に、同時に使うモノは同じ場所にまとめる「グルーピング」もしました。

 

わかりやすい例として、梱包セットを挙げます。

梱包セットのファイルボックスの中には、ガムテープ・紙紐・ハサミ・カッター・ペン・新聞紙などが入っています。

その隣には紙袋とゴミ袋の入ったファイルボックスを置きました。

梱包するという作業を一箇所に集中させると、作業が楽で時短になります。

 

ちなみに文具類を入れたファイルボックスの中にもハサミとペンがあります。

なぜなら、必要なモノは必要な数だけ必要な場所にあると便利だからです。

また、細かいモノには、仕切りを付けて定位置に戻しやすくしました。

専用の付属品もありますが、牛乳パックやお菓子の箱が仕切りとしてかなり使えます。

ファイルボックスの高さに合わせてカットすれば、外箱の柄が見えないので気になりません。

私は細長いキッチンツールやラップ類をファイルボックス+牛乳パックを使って収納しています。

 

 

モノを探す時間は無駄!ファイルボックスにはラベリングを

ラベリング

 

同じ色味のファイルボックスで揃え、ワンアクションで戻せる場所に収納しても、どこに何があるのかわからなければ当然使い勝手は向上しません。

私はモノを探すこと自体、時間の無駄だと思っています。

 

この無駄をなくすには、ラベリングが重要です。

写真のように、ラベリングしてあるファイルボックスは一目で中身がわかります。

 

ラベリングには、テプラのようなラベルライターがあると便利ですが、普通の家庭でわざわざ買う必要はありません。

最初の頃、私はマスキングテープやラベルシールに書き込んで貼っていました。

まだ字の読めない小さなお子さんのいる家庭はイラストシールがわかりやすいと思います。

ラベリングすることで探す時間が減れば、ゆっくりとコーヒーを飲む時間が増えます。

時間と心にゆとりが持てて、まさに一石二鳥です。

 

 

まとめ

まずは必要なモノを見極めて断捨離から始めることが重要です。

その上で、置き場所のサイズをきちんと測り、必要な数のファイルボックスを購入するようにしましょう。

一度に完璧を目指す必要はありません。

むしろ最初は無理せずざっくり収納にしたほうが、改善しやすくなります。

収納は使い勝手を確かめながら、不便な点を見直していくことが大切だと、この1年半で実感しました。

 

見た目にこだわり過ぎず、使いやすさを優先させることが大事だと学びました。

無印のファイルボックスで部屋を整えるだけで、見た目はスッキリします。それが美収納の第一歩ではないでしょうか。

私は、ファイルボックスをうまく使いながら、さらに踏み込んだ美収納にチャレンジしていくことを今後の目標としています。