我が家の長男は中学2年生。いわゆる中二病真っ盛りの多感なお年頃……。

反抗期でほっといてほしいスタンスの彼が、あまりの汚部屋に我慢できなくなり、ある日、母(私)にSOS要請してきたので、今回のお片づけプロジェクトを開始しました。

さっそく、ダイソーのアルティメットコンテナを導入。

さて、結果は見事、モノを元の場所に戻せるようになり、幼い雰囲気だった子ども部屋が男前テイストにも変身!

その過程をご報告します。

 

散らかり続ける中学生男子のお部屋

汚い男子の部屋

 

小学生時代は、持ち物は漫画や学校のプリント、少年野球の道具ぐらいと少なく、自室で過ごす時間も短かったため、部屋はそれほど散らかりませんでした。

小学生低学年で初めて子ども部屋を与えた時は、親がしつらえた収納用品やインテリアをそのまま使用。

とくに模様替えもせず、散らかっても15分もあればリセットできるようなシンプルな部屋でした。

 

それが中学入学を境に、学用品や硬式野球部の道具類、自分のこだわりで購入したモノなどが増えだしました。

家族とリビングで過ごすこともめっきり少なくなり、長男が自室にこもる時間と比例して部屋は散らかっていったのです……。

 

脱ぎっぱなしの制服が床に落ちていたり、教科書やファイルが机に積み上がっていたりしても、私が片づけようとすると嫌がるので基本的には放置していました。

しかし散らかっているだけならまだしも、飲み終わったペットボトルやお菓子の空袋の放置などで、部屋にアリが侵入してくることも。

完全に自分に原因があるにも関わらず、虫嫌いの息子は理不尽に怒り出す始末(!)で、とにかく、相手をするのが面倒くさい状況でした。

 

さらに、飼い猫も常に自室にはべらせていたので、猫の毛も舞う始末で、見た目の散らかりだけでなく衛生面でも不安を感じる立派な「汚部屋」が、1年もたたずにできあがりました。

 

ついに部屋を快適にしたいという息子からのSOS

SOS

 

飼い猫が、自室で小さいゴキブリ相手に捕獲劇を繰り広げた事件をきっかけに、ついに息子から私へ汚部屋片づけのSOSが出されました。

よくよくヒアリングしてみると、

部屋が汚いと探し物も多くて困るけど、片づけ方がわからない……

友達が来た時に子どもっぽい部屋は恥ずかしい……

 

と思っていることが判明。

私と一緒に「汚部屋脱出プロジェクト」を実施することになり、まずは現状把握。

そして、今後どうなりたいかという希望を聞いてみました。

 

【現状】

・モノの量が多すぎて、収納量に収まらずあふれている

・モノが分類できておらず、野球道具や学校用品などごちゃごちゃ混ざっている

・モノのしまい場所が決まっていない。

・探し物が多く、必要な時に見つけられずに買い直すこともありもったいない

 

【目標】

・散らかっても15分でキレイな状態に戻せる部屋にする

・探し物をしなくてすみように、出しやすくしまいやすい収納にする

 

この2つを目標に定めて、いよいよ片づけに取りかかりました。

 

片付けの手順

ごみの分類と掃除

①いま持っているモノをチェックして「いる」「いらない」を分ける

まずは机の引き出しからスタート。

レジャーシートに全部ひっくり返して出し、息子といっしょに、ひとつずつ使っているもの、使っていないものに分類していきました。

 

短い鉛筆が10本、コンパスが3つ、三角定規が2セット……。

こんなところにあったのかというものが、引き出しからいろいろと発掘されました。

小学校のプリントや遠足の写真、図工の作品などが、出るわ出るわ。

 

分類してみたら何と90%がいま使っていないモノ!

これには息子も驚いていました。

引き出しには「とりあえずいるモノ」が入っていると認識していたようなので。

 

そして、使っていないモノを「捨てる」「思い出保管」「譲る」「別の場所に移動」に分けました。

最後に、使っているモノだけを戻して、開ければ一目で何があるのかわかる、がらーんとした引き出しが完成しました。

 

まず最初の引き出しで、成功体験と分けるコツをつかむことができたようで、あとは本棚、カラーボックス、タンス、机のラックと、息子一人で黙々と分類。

やる気スイッチが入ったようで、母は見守り担当、楽ちんです。

 

意外だったのは、親が思い出の感傷にひたってしまうような、幼い頃の工作や絵も、本人は迷いなくバンバン捨てと判断して分類していったことです。

そんな思い出系のモノは写真で残し、モノ自体はかさばるので処分することにしました。

 

最終的に出た不用品は45リットルのゴミ袋3袋分!

これだけでもかなり部屋がスッキリとしました。

②モノを種類ごとにざっくりグループ分け

・野球関連(野球用品、ユニフォーム、練習着、お手入れ道具)

 

・学校関連(教科書、文房具、絵の具セット、裁縫セット、辞書、プリント類)

 

・衣類関連(制服、下着、部屋着、お出かけ着)

 

・趣味関連(漫画、飾りモノ、スマホ、音楽プレーヤー)

 

グループごとに収納することで、出しやすくしまいやすい状態を目指します。

 

③収納方法を検討

衣類関連や漫画の収納はすでにあるタンスと本棚を使うことにして、その他のこまごまとしたモノを使いやすくするために、新たな収納用品を買い足すことに。

さらにどんなスタイルがいいか探っていきました。

 

・引き出しは、中が見えなくて入っているモノが把握できないので×

 

・オープン棚は、出し入れしやすいけど、整頓しておきにくく見た目が悪くなりそうなので×

 

ということで、

 

・半分オープン、半分隠せる、使い勝手も見た目もよい収納用品を使いたい!

 

という方針が決まりました。

 

そこで試したのが、キッチンで野菜や、缶詰などの食品収納に使っていたダイソーのアルティメットコンテナでした。

 

ダイソーのアルティメットコンテナのミリタリー感が中二男子にヒット

折りたたみコンテナ Mサイズ カーキ

試しに、アルティメットコンテナ・Mサイズに、野球のケア用品(クリーナー、ワックス、ブラシ、雑巾などこまごま)を入れてみたら、あらまあ、とても良い感じ。

これはいいぞ!とダイソーへ走り、必要な数を追加購入しました。

 

折りたたまれた状態から、4辺をパカッと開いていき、パチンパチンと角をとめるだけで組み立てられるのでとっても簡単。

使わない時はこの逆ですぐにコンパクトになるのも便利ですね。

 

机の上に広がっていた文房具や、置き場の決まっていなかった体操服袋、見失いがちなリモコン、コンテナボックスに無造作に突っ込まれていたリコーダーや絵の具セット、裁縫セットなどがきっちり収まっていきます。

部屋がどんどん整っていって、母さん感動!

 

今回はカーキ・ネイビーの2色のうち、息子の好みで、ネイビーをセレクト。

落ち着いているけど、ちょっとテンションの上がるミリタリー感が出て、中二男子のセンスにストライクだったようです。

 

暑くなってきて、猫も通気性のよいアルティメットコンテナで寝るようになりました。

 

ダイソーのアルティメットコンテナのオススメポイント3つ!

1.大中小の3種類のサイズ展開

アルティメットコンテナのサイズはSMLの3種類。

Sサイズは100円、Mサイズは200円、Lサイズは300円。

今回、全サイズを購入しましたが、一番使い勝手が良かったのは、ざっくり収納に十分な容量のLサイズでした。

100均ショップの300円商品ってちょっとお高い感じもしますが、300円の値打ちが十分ある!と個人的に猛烈にオススメします。

 

ちなみにSサイズはベッドサイドや机の上の細かなモノを片づけるのに適していますよ。

使わない時はL、M、Sと順に入れ子のように閉まっておけるし、たたんでコンパクトに収納できるのも便利です。

 

2.並べて、積み重ねて、きちんと整頓

頑丈な業務用のコンテナに比べると、さすがに少し頼りない感じがするのですが、重いものを入れて運搬するのではなく、あくまで定位置に置いた収納グッズなので問題なしです。

腰高のチェストの上棚に、Lサイズを横$2列×縦2列で並べ、机の横には同じくLサイズを縦5段に並べました。

 

使用頻度の高いものを上のボックス、反対にあまり使わないものは積み重ねたコンテナボックスの一番下に収納しています。ボックス側面には隙間があるので、通気性を確保できると同時に中に入っているモノもうっすら見えてわかりやすいです。

 

3.何より見た目がかっこいい

重ねることで、見た目がめちゃスッキリ!

アーミーな雰囲気と落ち着いた色の展開もいい感じです。

ULTIMATEロゴが地味にポイントになっています。

 

かご収納は、猫に爪を研がれて見た目がボロボロになっていたのですが、アルティメットコンテナはボロボロ問題も解消できてうれしいです。

 

中二男子、脱・汚部屋!

整理された引き出し

 

仕上げとして、アルティメットコンテナの置き場所、収納するモノが決まってから、ラベリングを行いました。

見た目優先で、黒地に白文字のラベリングを採用。どこに何があるかが一目でわかるので、探し物をする時間が減って自分でキチンと正しい置き場所にモノを戻せるようになりました!

 

それまで、「元に戻す」ができないのが、散らかる大きな原因だったので、ついに片づけられる子になって母はうれしすぎます!

あまり細かく分類しすぎずにある程度ざっくり収納にしたのも、面倒くさくなくてよいそうです。

 

こうして、小学生の名残があったかわいらしい子ども部屋から、かっこよく中学生男子好みにイメチェンできました。

友達にも好評なようで息子も喜んでいます。

使ったら戻しやすくなったのと同時に、部屋のきれいさをキープしようという意識が芽生えてきたのが何よりです。

 

余談ですが、洗ってたたんだ洗濯物をアルティメットコンテナに入れてリビングに置いておくと、自分で2階の自室に持って行って片づけるようになり、家事工数が減ったのも思いがけずうれしいポイントでした。

 

まとめ

アルティメットコンテナで中二男子の部屋の収納が整って、物理的にも、精神的にも片づけられるお部屋に生まれ変わりました!

私が勝手に片づけたのではなく、一緒に片づけプロジェクトに巻き込んで意見を取り入れながら行ったのも成功のポイントだと思います。

 

年代やライフスタイルに合わせて、部屋の使い方も変わるので、収納の見直しは大事だなと学びました。

ダイソーのアルティメットコンテナ、お金をかけずに見た目のかっこよさと使い勝手を実現できるお勧めの収納グッズです!

さまざまなシーンで使えますが、男子の部屋を男前に片づけたい方はぜひ活用してくださいね。

 

文:平野あき