さいたま市ってどんな所かご存知ですか。

 

埼玉県ナンバーワンの繁華街・大宮駅は有名ですが、実は10の行政区を設置し、土地の広さも県内では秩父市に次いで2番目。

さらに日本の市、人口順位では堂々の第9位(県内1位)、約129万人が暮らし生活しています。

 

そんな便利なさいたま市に引っ越したいけど、どの地域に住んだらいいのかよくわからない。

知らない土地だと不安も付きまとい、頭を悩ませることも多いですよね。そんなお悩みを解消すべく、さいたま市内各地域の雰囲気や特色についてご紹介します!

 

※各区名後に記した(花名)は、さいたま市認定「区の花」の名前です。

 

 

にぎやかな街で便利に暮らしたい~大宮区(サクラ)・中央区(バラ)~

大宮駅東口周辺の写真です

 

さいたま市中央に位置する区で、人口、人の出入りともに市内最大。

 

中心の「大宮駅」は電車アクセスの利便性が高く、とっても魅力的。

通勤や通学で、夜遅くに帰宅する方も安心です。

大宮区「自治医大医療センター」、中央区「さいたま赤十字病院」、「埼玉県立小児医療センター」など、医療機関も充実しています。

 

大宮駅(東口)は、1970年開業の老舗百官店『高島屋』などがシンボルで、夜の繁華街・銀座通りもあります。

駅から東へ10分程歩くとパワースポット・氷川神社の参道へ続きます。

桜で有名な大宮公園や、地元のプロサッカーチーム「大宮アルディージャ」本拠地グラウンドなどもあります。

 

一方、大宮駅(西口)は『アルシェ』、『丸井』、『SOGO』、『ビックカメラ』、『ソニックシティ』など大型店舗・文化施設が並び、整備も行き届き近代的です。

駅から西へ10分程歩くと国道17号線にぶつかり、道を渡ると奥は閑静な住宅街へ様変わりします。

 

大宮駅近郊の注意点として、東口・北方面にある「北銀座」と呼ばれる一帯は、風俗店が軒を連ねています。

この界隈は、女性単身や小さなお子様がいるご家族での生活は、注意が必要です。

また繁華街の影響もあり、夜は酔っぱらいが多く、市内でも犯罪率が高めの地域です。

 

2000年開業の「さいたま新都心駅」は「大宮駅」に次いで乗り入れ路線数が多く、大宮区・中央区の境に位置し、近隣は近代的に整備されています。

 

西口には『さいたまスーパーアリーナ』、東口には映画館が併設された大型ショッピングモール『コクーンシティ』があります。

「さいたま新都心けやきひろば」では毎年秋から立春にかけ、大掛かりなイルミネーションが催されます。おしゃれな雰囲気で、デートスポットとしても人気です。

 

埼京線「与野本町駅」近郊は住宅街ですが、『さいたま芸術劇場』があり演劇やダンスなどが好きな方には嬉しいエリア。

スーパーが点在しているため、日常生活には自転車があったほうが便利かもしれません。

 

 

芸術・勉学にいそしむ~浦和区(ニチニチソウ)・南区(ヒマワリ)~

大宮区の南側、県庁所在地である浦和は、昔から芸術・文化が盛んだった地域です。

古くは「浦和画家」と呼ばれる瑛九など芸術家たちの活動から始まり、現在その精神は「北浦和駅」近くの埼玉近代美術館などへ引き継がれています。

 

さらに「県立浦和高校」、「浦和一女」、「埼玉大付属小・中学校」など名門の進学校や塾も多いことが特徴です。

教育水準が高いので、教育熱心な家族は浦和に住む、などとも言われている区です。「埼玉メディカルセンター」が地域の総合病院です。

 

京浜東北線、高崎線、宇都宮線が通る「浦和駅」は便利ですが、「大宮駅」と比べると人の流れも緩やかです。

東口には、映画館併設の『PARCO』。

西口には、地元プロサッカーチーム「浦和レッズ」ファンが集う有名な居酒屋もあり、試合日は大変な盛り上がりを見せています。

また、駅から10分程歩くと住宅街の雰囲気に変わります。

 

「調(つき)神社」は地元のパワースポットで、鳥居のない神社、狛犬の代わりに兎が置かれている全国的にも珍しい神社としてメディアでもよく取り上げられています。

 

南区は浦和区の南に位置し、戸田市、蕨市と隣接しています。

西には荒川が流れ、川の向こう岸は朝霞市です。

便利な駅は埼京線、武蔵野線の「武蔵浦和駅」。1985年埼京線開通に伴い開発した新興地域で、スーパー、百均、ホームセンターなど生活密着型のお店が多くある住宅街です。

家族にも単身者にも、暮らしやすい地域だと思います。

 

 

 

前線から一歩外れた穴場スポット~北区(菜の花)・見沼区(クマガイソウ)~

盆栽の写真です

 

さいたま市最北の北区。

「大宮駅」から一駅下った場所で、埼京線「日進駅」、高崎線「宮原駅」、宇都宮線「土呂駅」などがある静かな住宅街です。

医療機関は「さいたま北部医療センター」、見沼区には「さいたま記念病院」、「大宮共立病院」などがあります。

 

どの駅も全体的に落ち着いた雰囲気ですが、飲食店、コンビニ、スーパーなどは近くにあり生活には困りません。

また日進町には映画館併設の『イオン』、宮原町・土呂町の中間くらいには大型ショッピングモール『ステラタウン』など、大型店舗もあり住民の生活を支えています。

 

なかでもひときわ異彩を放っているエリアは、盆栽町です。

世界のBONSAI。有名ですよね。

日本の侘び寂びを感じられる和風な地域で並木通りは見事です。外国人観光客もちらほら。

 

北区・大宮区の中間くらいに位置し、最寄り駅は大宮区の東武野田線「大宮公園駅」ですが、「土呂駅」から徒歩10分程度で行けます。

「土呂駅」東側には、市民の森という大型公園もあり、田園風景と合わせて住民の憩いの場になっています。

 

見沼区には、東武野田線「大和田駅」、「七里駅」、宇都宮線「東大宮駅」があります。

各駅生活には困らない程度のコンビニやスーパーがあります。駅から離れると生活には自転車や自動車などが必要かもしれません。

見沼の名称は、見沼代用水・見沼たんぼなどで知られています。

 

 

さいたま市東側は人形、南は緑の町岩槻区(やまぶき)・緑区(サクラ)~

さいたま市西側、荒川に沿った縦長の地域で、北が西区、南が桜区です。最寄り駅は西区は埼京線「指扇駅」。

桜区は、武蔵野線「西浦和駅」、埼京線「南与野駅」、「中浦和駅」。

西区には「さいたま市民医療センター」、桜区には「西部総合病院」がぞれぞれあります。

 

両区とものんびりとした和やかな雰囲気で、場所によっては買い出しなど多少の不便を感じるかもしれません。

駅から離れた場所では自転車や自動車があると便利です。

 

荒川沿いは公園になっていて、サイクリングやジョギングには、最高のロケーションです。

また秋ヶ瀬公園では、時季によってバーベキューも楽しむことができます。

 

 

さいたま市東側は人形、南は緑の町~岩槻区(やまぶき)・緑区(サクラ)~

埼玉スタジアムの写真です

 

2005年、さいたま市に編入した岩槻区。

江戸時代から人形の町として栄え、さいたま市東を南北縦長に広く独占しています。東武野田線「岩槻駅」が中心で、駅前には飲食店、コンビニ、スーパーなどがあり、ここでも生活には困りません。

岩槻区には「岩槻中央病院」、「丸山記念総合病院」、緑区には「さいたま市民病院」があります。

 

東武野田線「岩槻駅」から「大宮駅」まで12分。

東京方面へのアクセスは「大宮駅」乗り換えになります。

「岩槻駅」界隈には、潰れた店舗や老朽化が進んだ古いビルなどの影響で、少し寂しいムードも漂っていますが、再開発の期待がかかる地域でもあります。

 

緑区は見沼区の南に位置し、川口市と隣接するのどかな地域です。

武蔵野線「東浦和駅」、埼玉高速鉄道「浦和美園駅」があります。

プロサッカーチーム「浦和レッズ」本拠地の『埼玉スタジアム2002』があり、日本代表の国際Aマッチでもよく使われます。

 

 

最後に

さいたま市は区・地域によって雰囲気も違い、にぎやかな繁華街からのどかな田園地帯までさまざまです。

ご自分の好みや趣味を考えて選んでみてはいかがでしょうか。

ご紹介したとおり、各地域には大型総合病院もありいざというときも安心。

 

とても住みやすく、安全なさいたま市です。

ただし街灯や人通りのまばらな場所もありますので、夜道などは気をつけましょう。

 

参考サイト:

さいたま市マップ

http://www.city.saitama.jp/006/007/014/014/003/p011128_d/fil/saitama-map.pdf

さいたま市「区の花」

http://www.city.saitama.jp/001/013/002/p013651.html