子どもの習い事のなかでも人気の高い「スイミング」。
子どもの将来を考えると、やはりある程度は泳げるようになっていてほしいと思いますよね。
小学校の水泳の授業だけで上達したという話はあまり聞いたことがありませんし。
でもスイミングをいったい何歳から始めたらいいのでしょうか?
今回は、1歳から小6まで息子をスイミングに通わせた私が「適正年齢」について考えます。
そもそもスイミングを始めるのに適正年齢なんてあるの?
いきなり身も蓋もない意見ですが、スイミングは何歳から始めても大丈夫というのが個人的な見解です。
息子を通わせていたスイミングスクールのコーチもこう話していました。
「どんなに時間がかかっても、どんな子であろうと必ず泳げるようになる。だから始める年齢は関係ない」と。
スイミングを始めるタイミングは、親の経済的負担、兄弟の有無、子どもの性格で事情が変わってきますよね。
わが家は一人っ子だったので、経済的負担は許容範囲。兄弟がいることによる送迎の大変さもありませんでした。
残る1つは子どもの性格。
わが家の場合はママと一緒のベビースイミングから始めました。
息子は1歳にして人見知りで臆病な性格だったのからです。
だからベビースイミングから始めて、水に慣れてほしいという思いがあったのです。
ママと一緒のベビースイミングで大変だったこと
私が息子と通っていたベビースイミングは、6カ月からおむつが取れる(だいたい3歳前後)までの子が対象でした。
ベビースイミングのとき、何が大変だったかというと、子どもだけでなく自分の身支度。
メイクがNGだったので、ノーメイクで息子を自転車に乗せて通いました。
スイミングが終わると、数人でランチへ行くこともあったので帰りのメイクは必須。
親子のスイミング用品と私のメイク用品を持っていかなければならず、荷物は普段のお出かけ以上に多かったです。
さらにベビースイミングは保護者も一緒に入らなければならないので、兄弟がいるとできません。
(その時点で)一人っ子か、上の子が幼稚園や小学校に通っている子どもしかいませんでした。
そのためか、レッスン時間も午前中。2人目を妊娠して辞めてしまう方も多かったです。
ベビースイミングからキッズスイミングへ
息子のおむつが取れたのは3歳になる直前。
おむつが取れてすぐにキッズスイミングに入れるつもりでした。
けれども、息子の性格も考えて、もう少し先の幼稚園に入園するタイミングでようやく切り替えました。
最初は緊張しているものの嫌がる様子もなく順調でした。背中に浮きをつけていて安心感もあったからでしょう。
ただ、なかなか顔をプールにつけることができず、ずっと進級テストを受けさせてもらえませんでした。
お風呂が好きで、頭からお湯をかけても平気。
だからスイミングも平気だと思っていたのですが、慣れるまで思いのほか時間がかかりました。
この年齢になると、兄弟で一緒に習っている子もいます。
同時に始めるか、上の子が習っていたので、下の子も一緒に…というご家庭がほとんど。
異年齢でも同じ時間帯に一緒に習えるスイミングは、親にとっても楽ですよね。
スイミングスクールによって違うかもしれませんが、兄弟割引があり、経済的な負担が少し軽くなる点も同時に習わせるメリットでしょう。
小学生になってから習い始める子どもが圧倒的に多い
幼稚園のときは、同じ幼稚園の子がいなかったので、まわりを意識することなくマイペースに泳いでいた息子。
けれども小学生になってからスイミングに通い始める子がとても多く、ほとんどが同じ小学校のお友達。
だんだんとまわりを意識するようになりました。
「自分はベビーから始めているのに、小学生になってから始めた子にどんどん追い越されていく」ことで、少しずつやる気を失っていきました。
とはいえ、少しずつでも進級していくのは嬉しかった様子。
できたことを褒めていくうちに、少しずつスイミングを続けるモチベーションを取り戻していきました。
4年生になると、塾にも通っていたので「大変だったら辞めてもいいよ」と話したときも「スイミングだけはずっと続けたい」というほど、本人にとっては楽しい習い事になっていました。
小学生の場合、近くに住んでいる子は1人で来たり、友達と一緒に来たりしていました。
親の送迎の負担が少ないこともあるのか、小学生から習い始める子は本当に多かったです。
ママ友から聞いた話では、「学校で水泳の授業が始まって、泳げないことが悔しいと本人が言っていたから」「学校の授業くらいじゃまったく泳げるようにならないから」という理由がメインのよう。
スイミングを習い始めるのは何歳からでも大丈夫!
11年間、スイミングスクールに通わせて、息子だけでなく、いろんな子どもを見てきましたが、家庭の事情、兄弟の有無によって始めるタイミングは千差万別。
スイミングスクールが「何歳から始めても、どんな性格の子でも泳げない子はいない。必ず泳げるようになる」という方針だったので上達が遅い子にも根気強く教えてくれていました。
その言葉どおり、息子もかなり時間はかかったものの4泳法までは覚えることができました。
この経験が本人の自信にもつながり、習わせてよかったなと思っています。
いつから習わせようかなと迷っているのであれば、たいていは無料体験できるので、一度訪れてみてください。