都内からのアクセスも抜群。

都会的でもあり自然も豊かで住みよい街、川口市。

元川口市民である筆者の麻衣子はんが、暖炉のある一軒家イタリアンレストラン《アンティコバジリカ》の魅力を語ります。

 

 

思い出の《アンティコバジリカ》

わたしが川口市に住んでいたのは、大学卒業後、22歳から5年間ほどです。

鳥取の田舎町から大学進学を機に上京してきたわたしは、親戚宅に居候して大学に通っていました。

卒業後、初めてひとり暮らしした街、それが川口市だったのです。

 

ひとり暮らしに慣れていないわたしに、当時の女性上司が「おいしいものを食べにいこう」と、仕事終わりによく連れて来てくださったのが、この《アンティコバジリカ》です。

 

田舎育ちのわたしには、緑に囲まれたこのレストランはとても居心地のよい空間でした。

また、いつも食の心配をしてくださる上司に、まるで母とご飯を食べているような安心感を抱いていました。

肝心の料理もとてもおいしくて、わたしにとってこのレストランでのディナーの味は、本当に思い出深いものです。

 

川口市から引っ越してからはしばらく訪れていなかったのですが、あの頃をふと思い出し、最近は10年ぶりにまた通うようになりました。

先日、わたしの誕生日だったので、自分自身へのお祝いもかねて上質で贅沢なランチを。

わたしの隠れ家レストランなので本当は誰にも教えたくないのですが、素敵なお店なのでシェアしたいと思います。

 

 

《アンティコバジリカ》の魅力

(1)世界観がとにかく素敵

植木の町、川口市安行を車で走っていると、木々の間に揺らめくイタリア国旗がふと目に留まります。

最寄駅は埼玉高速鉄道の新井宿駅で、徒歩15分ほどの距離です。

緑に囲まれた一軒家レストランは木造ロッジ風の外観で、まるでイタリアの田舎でのんびりと暮らす農夫のおうちのような、そんな温かく豊かな雰囲気が溢れています。

 

 

中に入ると左手奥には暖炉があります。

寒い時期はオレンジ色の炎がじんわりと身体を温めてくれます

(暖炉の写真は3月に訪れたときのものです)。

 

 

暖色照明に照らされたレストランに、木々の隙間から差し込むやわらかな陽の光が優しく差し込み、それはそれは心癒される空間です。

 

 

木枠のガラス窓から眺める緑に癒されつつお料理を楽しみに待つ時間はなんだか心穏やかで、日常の忙しさを忘れてゆったりできます。

窓際は2人席。デートにもいいですね!ランチタイムは窓際がおすすめです。

 

 

 

(2)ランチタイムでも豪華なディナーコースを堪能できる

《アンティコバジリカ》では、予約時に伝えておくと、ランチでもコースをいただくことができます。

子育て世代あるあるなのですが、わたしのように実家が遠方などの理由で日常的な子育てサポートが少ない場合、ディナータイムに幼い子どもを預けて出かけるのが難しかったりします。

ゆったりと豪華にディナーコースを食べたくても夜に来ることができない歯がゆさ……。

これに共感してくれるママは、実は多いのではないでしょうか。

 

わたしの誕生日は5/30で、今年は非常事態宣言中でした。

そのため当日は家族でステイホーム。

アットホームなお祝いはもちろんうれしい!でも素敵なお店で特別なお食事もしたいものです。

 

気軽にランチコースもいいけれど、せっかくだから思い出のディナーコースを優雅に堪能したい!と、いうわけで、ディナーコース3種類のうちの、スペシャルコースをオーダーしました!

 

 

ちなみにランチは1800円、2300円、4500円(消費税別途)の3種類のコースです。

 

 

(3)お料理がとってもおいしい!

 

ディナーコースはマダム手書きのメニューから一品一品選びます。

どれもおいしそうで毎回悩んでしまいますが、今回のわたしのセレクションはこちらです。

 

<前菜…4種のチーズムース生ハム添え>

いきなり黒板にはないメニューですが、実はこれ、10年前通っていた頃に前菜で出ていたメニューで、わたしの大好物なのです!

ふんわりとした口当たりのほんのり甘いチーズムースと、生ハムの塩味が本当に相性抜群で、このレストランのメニューで1番大好きなお料理です。

こちらも予約時にリクエストしておくと用意してくださいますよ。

 

 

 

<スープ…じゃがいもの冷製ポタージュ>

こちらも黒板にはないメニュー。

これからメニューに入れるという季節のスープです。

マダムが「お誕生日をお祝いするなら新しいスープがいいわ」とおすすめしてくれました。

「また素敵な1年が始まるんですもの」と。選ばずにはいられませんね!

 

 

滑らかでクリーミーなポタージュに、コンソメのジュレが浮かび、見た目も涼やかです。

 

<パスタ…桜海老のペペロンチーニ>

辛い物が苦手でなければおすすめです。

鷹の爪がしっかり効いていてピリ辛ですが、鼻に抜ける桜海老の香りが食欲をそそりフォークが止まりません。

 

 

 

<メイン料理…すずきのポアレ>

皮目はパリパリ、身はふっくら。

こちらも10年前からあるメニューで、特に女性から大人気です。

スペシャルコースは「このあと」のことを考えて、さっぱり食べられるものをチョイスしました。

 

「このあと」???

詳しくは後ほど!

 

 

<パン>

パンは2種類。特にフォカッチャがとってもお気に入りです。

しっとりしていて塩味がちょうどよく、ローズマリーの香りが口いっぱいに広がってとてもおいしいです。

パンはおかわりもできます。お腹いっぱいでもおいしいのでついおかわりしてしまいます。

 

 

 

<デザート…5種全部盛り>

さあ!「このあと」の正体は、こちらです。

スペシャルコースのいいところは、デザート5種をちょっとずつ全部盛りできること!

女子たるもの、デザートは別腹でしょう?(笑)

手前から時計回りに、パンナコッタ、ゴルゴンゾーラのジェラート、クレームブリュレ、マンゴーのグラニータ、ザッハトルテです。

 

 

幸せすぎるプレート…!思わずにんまりしてしまいます。

こちらももちろんペロリといただきます。

 

最後のデザートを楽しみにしながら、おいしいコース料理を堪能できるレストランは、わたしの中では《アンティコバジリカ》さんだけかもしれません。

 

 

 

(4)シェフとマダムのコンビネーションとお人柄

週末は比較的お客様が多いのですが、各テーブルのお食事の進み具合を全て把握し、抜群のコンビネーションでタイミングよくお料理を提供してくださいます。

おいしいお料理をおいしいタイミングで。気持ちよく食事ができるというのはとても幸せなことですね。

 

《アンティコバジリカ》は、2020年6月、なんと23周年を迎えられたそうです。

昔も今も、変わらず愛され続けている理由は、お店の雰囲気をつくるお2人のお人柄の温かさだと思います。

何度もわたしの誕生日に触れ、心配りのあるお言葉をかけてくださったり、提供するお料理への愛を感じるような紹介をしてくださったり、とても居心地が良いのです。

 

特別な誰かを連れて来たくなる、そんな素敵なイタリアンレストランです。

 

 

名前:麻衣子はん 《お気に入りだけに囲まれた丁寧な暮らし》をモットーに生きる、8歳と5歳の子どもを持つママライターです。

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