子どもの発育や想像力を刺激してくれるおもちゃは、子どもの成長にかかせないもの。
でも、際限なく増えていくおもちゃの収納に困っているママも多いのでは?
2男1女のいる我が家も、かつて、あふれるおもちゃにうんざりすることがありました。
子どもがおもちゃで夢中になって遊ぶ時には散らかって当然だと頭ではわかっているけど、おもちゃがいっぱいに散乱した部屋を見るとついため息が……。
小さな子どもがいる家庭によくある風景です。
遊んだ後のおもちゃをササッと楽に片付けたい。
できれば子ども自身でお片付けができるようになればいいな。
そんな思いを持つママのために、親子で片付けやすいおもちゃ収納のコツをまとめてみました。
一軍おもちゃの収納場所はリビングの近くがベスト
小さいうちは親の目が届くリビングで子どもを遊ばせることが多いですよね。
遊ぶ場所の近くにおもちゃの収納場所を作るとお片付けの時も動線が短くなるのでオススメです。
収納場所がリビングから離れた部屋だと、いちいち片付けるのが面倒でついリビングに出しっぱなしになってしまいます。
カラフルおもちゃの収納用品はモノトーンで統一
子どもはキャラクターものが大好き!喜ぶ顔を見るとついついお財布のヒモもゆるんでしまいます。
しかし子どもが喜ぶおもちゃは、原色がきつかったり、やたらとカラフルなものが多いんですよね。
そんなおもちゃがいくつもあると、どうしても部屋の印象は雑多でごちゃごちゃしたものになってしまいます。
カラフルな色使いが気になる場合は、収納用品を白や黒などのモノトーンなどで統一させると部屋がスッキリ見えますよ。
おもちゃを選抜!一軍をリビングに、二軍を別の部屋に
あまりにおもちゃの量が多い場合は、よく遊ぶ一軍とたまに遊ぶ二軍におもちゃを分けて量を減らしましょう。
一軍おもちゃはリビングに、二軍は別のお部屋に収納して時々入れ替えてあげるとよいですね。
もう遊ばないおもちゃをスッキリと手放す方法
しばらく遊んでいないおもちゃだからと、親がそっと処分しようとするのを子どもは見逃してくれません。
何らかのセンサーが反応するのかと思うくらいの目ざとさです。
たとえ半年間、見向きもしていなかったおもちゃですらも捨てられそうになると「遊んでる!」と言い張るので、おもちゃの整理は子どものいない間にやりましょうね。
思い入れのあるおもちゃを捨ててしまうのも忍びないので、我が家ではフリマで売ったり、お友達に譲ったり、病院の待合室に寄付したりして、いらないおもちゃにサヨナラしました。
お片づけは1アクションで!ポイポイ入れるだけの箱を作る
フタを外したり、引き出しを開けたりする動作は、背が低く力の弱い子どもにとってはやりにくいもの。
おもちゃを出したい時は遊びたい一心でパカッとできても、片づける時にフタや引き出しを閉めるのはめんどくさいですよね。
そんな出し入れのプチストレスをなくすために、子どもの収納用品にはフタのないオープンな箱を用意してあげましょう。
おもちゃ箱は小さなものをいくつか用意してあげて
大きなおもちゃ箱はたくさんおもちゃが入って、掘り返すのが宝探しみたいで楽しそうです。
でも、中身はぐちゃぐちゃになって奥底にはいったい何が入っているのかわかりづらいのが難点です。
おもちゃ箱は小さいサイズのものをいくつか用意すると、子どもでも中身がパッとわかりやすいので、取り出したり片付けたりしやすくなりますよ。
おもちゃ箱を並べて、スッキリ統一した収納コーナーを
軽くて持ちやすいプラスチックのカゴやシリコン製のバケツ、ファイルボックスなどは、小さい子でも出し入れしやすくておもちゃ箱にオススメです。
取っ手付きのものやメッシュになっていて中身が見えるものなど、いろんなタイプのものが100均でそろうので探してみてはいかがでしょう。
同じカゴやボックスをそろえてカラーボックスやオープンシェルフに並べると統一感が出てスッキリ見えますよ。
来客がある時などは、クロスを1枚上からかけるだけで一瞬で目隠しできます。
細かすぎる分類はNG。ざっくり分けてラベリングが正解!
細々としたおもちゃは特に、遊びたい時にすぐ取り出せるように種類ごとに分けて収納していきましょう。
ただし、あまりにも細かく分けすぎると、しまう時にかえってどこに入れたらよいかと迷ってしまうので「ブロック」「車」「おままごと」「ぬいぐるみ」などざっくり分けでOKです。
年中さん以上なら分類方法も一緒に考えてみてもいいですね。
自分で決めた分類の方が、ルールがわかりやすくて片付けやすそうです。
ラベルを付けると、小さい子でもわかりやすい!
おもちゃ箱にラベルを付けてあげれば、おもちゃがどこに収納されているかが一目瞭然。
写真やイラストを貼ってあげると文字が読めない小さな子でもわかりやすいですね。
もちろん、文字が読める子どもや大人にとっても視覚的にイメージがすぐできるので、片付ける時にどこに入れてたっけ?という迷いが減っていい感じですよ。
おもちゃのおうち=住所を決めてあげましょう
横並びの棚が二段以上ある場合は、棚ごとにラベルの色を分けたり色シールを貼っておくと元の棚に戻しやすくなります。
おもちゃ箱だけでなく、棚の方にもラベルを貼っておくと、箱ごと取り出したおもちゃをしまう時に定位置にキッチリ戻せます。
「おもちゃのおうちに返してあげようね」が自分で片付ける魔法の言葉。
モノには住所があってそこに戻すこと=お片付けということを、遊びを通じて自然に学ぶことができます。
おもちゃ以外の学用品や家族で使う日用品にも住所があるんだよ、ということを少しずつ教えていってあげたいですね。
保育園でできることは家でもできる!子ども目線で収納
「うちの子片付けができなくて……」という子でも、保育園や幼稚園ではカバンや帽子、お道具箱、上靴などをきちんと自分のロッカーに直すことができています。
先生が「ハサミを持ってきて」と言うだけで、自分のロッカーからお道具箱を取り出してきて、そこから自分のハサミを取り出すことができるでしょう。
家だと「ママ~!ハサミどこ~!?」ってなることも多いのですが…
登園したらオートマティックに身体が動くようになっているのです(先生ありがとう!)。
その「仕組み」をぜひ家にも取り入れてみましょう。
おもちゃの収納場所を子どもの身長に合わせる
大人にとっては使いやすい収納場所でも、子どもは踏み台を使っても手が届かない場所だとしたら、いちいち大人が出したり片付けたりしないといけません。
子どもの身長に合わせてオープンなおもちゃの収納場所を作ってあげましょう。
子ども視点にすることで、無理なく出し入れ動作がしやすくなります。
よく使うおもちゃは胸から目線の位置に
使う頻度が高いものは胸から目線の位置に収納するというのは整理収納の鉄則の一つ。
おもちゃも同じことが言えます。
一軍おもちゃは子どもの胸から目線の位置に収納すると、取り出しやすくしまいやすくなります。
重たいおもちゃは下に、軽いおもちゃは上に
ただし、重たいおもちゃや大きなおもちゃなどは足元に置くようにしましょう。
出し入れする時や地震の際に、頭や足の上に落下するのが心配だからです。
重たいおもちゃ箱にはコロコロを付けて動かしやすくするのもいいですね。
逆に軽いおもちゃや柔らかいぬいぐるみなどは、目線より上の位置に置いても大丈夫。
ハンモックやネットバッグにまとめて、フックにかけて吊り下げておいても取り外ししやすくていいですね。
まとめ
遊ぶ役は子ども、片づける役はお母さん。
そんな状態だと、お母さんの仕事はいつまでたっても減りません。
親子で協力しながら、ササッと楽に片づけられる環境を整えてあげれば、子どもにも思い切り遊ばせてあげられます。
お部屋をスッキリさせ、さらに片付けのコツが子どものうちに身に付くように、おもちゃ収納を見直してみませんか。
取り入れやすそうなものからぜひ試してみてくださいね。